在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

イタリア好き

2015-06-07 14:55:27 | Lazio, Abruzzo, Molise ラツィオ他
イタリア好き



「イタリア好き」の雑誌を佐々木さんからいただいた。
ローマ特集、ローマで肉屋に行こう
表紙は、bottega liberatiのロベルト氏。

いいねーと思わず唸る。
ローマの肉屋と言ったら、liberati。そして、肉職人(という言葉があるかは知らないが)と言ったらロベルト氏。
もちろん他にも良い肉屋はたくさんあるし(例えば私の家の近くにもとても良い肉屋があって、とても繁盛している)、素晴らしい人は多いが、黒いエプロンにオレンジの帽子の彼は絵にもなる。


中身はとても充実していて、フリーマガジンとは信じられない。
マンマのレシピは、思わず作りたくなるし、レストランの紹介は、ご贔屓のArmand al Pantheonも出ている。
(ちなみに、アルマンドで歴史的に使っているジノリのお皿のかわいらしいオリジナルデザインは、私の親しい友人、最近はエキスポ、イータリー館の人参の女性の彫刻でちょっとした話題になったルイジ・セラフィー二氏。)

この前、佐々木さんとご一緒したアンジェロ氏も絵になってる。

そのほか、ちょっとした情報がさりげなく出ていて、とても良いし、写真もとても綺麗。
気張らず、さらっと読める大きさ、厚さも嬉しい。
こういう雑誌、ながーく続いてくれたら嬉しいのだけど。


Expo Milano; Italia ecc

2015-06-07 12:09:30 | Lonbardia, Valle d'Aostaロンバルディア他
いいかげんに疲れたエキスポ情報




Padiglione Brasile(ブラジル館)+++++
書くのを忘れた館。人気館の一つ。
巨大なネットが張ってあって、その上を歩けるようになっている。最初は低く、だんだん高くなり、最後は3階くらいの高さまでになっている。高所恐怖症の人はきっとダメ。
下の通路には植物が展示されていて、それが上から見えるという趣向。もちろん、下の通路だけを通ることもできる。つまり、下に人が通っているので、スカートではちょっときつい。また、スニーカーでないとかなり歩きにくい。
とにかくどんなものか試してみたい、というだけの人は、途中でギブアップし、出してもらうこともできるのがありがたい。


Padiglione Italia(イタリア館)++++
主催国の間なのでとにかく並ぶ。1時間半待ちは普通だと思う。しかし、最初の部屋以外はまあまあ。
最初の部屋は、各州を代表する人(当然食関係で)のフィギュアが飾ってあって、その中に大好きなヨスコ氏を見つけて嬉しくなった。フリウリ代表、グラヴネルのオーナーである。あの穏やかな彼の声も聞ける。
しかし、それだけ。他の部屋はまだ工事中の部屋もあって(地震体験の部屋があるらしい)、置いてある植物は枯れているものもあり、全体にはまあまあ。
それから階段が多く、上へ行ったり下へ降りたりがちょっときつい。ただし、上の階からの眺めは綺麗。




ワイン館 ++++
イタリア館のあたり、各州の館が造られていて、なんと、お膝元のロンバルディア館が、行った時には未だにできていなかった。
交差点のとてもいい場所を陣取っているだけに、笑い者になっていたのがかわいそう。
そのほか、実はまだたくさんの館ができていなかったのだが、ちょっと奥に入っていたり、小さな館だと目立たないのだが、さすがにロンバルディア館は目立っていた。
そのあたり、カルド通りに面して、かなり大きな敷地でワイン館がある。2階に上がると受付があって、10ユーロで3種の試飲ができる、との説明があった。壁にずらっとワインが並んでいる。チケットのようなものを入れると、自動的に一定の分量だけがグラスに注がれる仕組みになっている。なかなかよくできているのだが、グラスがその後邪魔になってしまうので、眺めただけで出る。当然、高級ワインは少ないが、趣向としては面白い。