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在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Difese - Tenuta San Guido 2010

2012-03-18 18:21:29 | Toscana トスカーナ
“ディフェーゼ”テヌータ・サン・グイド2010 -トスカーナ州

品種はカベルネ70%、サンジョヴェーゼ30%。
かなり透明感のあるルビー色。爪に心持ちガーネットが出ている。
フルーツの香りきれいで、花の香りと甘いスパイスも一緒に、女性的な香りが漂う。しかし、残念ながらそれ以上ではない。
味は酸がきれいで、小さな森の実が残り、飲み心地がよいが、タンニンにやや気になるところがある。(85点)

Guidalberto - Tenuta San Guido 2009

2012-03-18 18:18:16 | Toscana トスカーナ
“グイダルベルト”テヌータ・サン・グイド2009 -トスカーナ州

品種はカベルネ・ソーヴィニオン60%、メルロー40%。
明るいきれいなルビー色。
香りに甘さがあり、心地よい。花、熟した森の木の実、バニラ、バルサム臭、しかし、やや単調な面もある。
味は、酸とタンニンのバランスがとてもよく、またパフォーマンスがとてもよい。PAIは程よく長く、飲み心地のとてもよいワイン。(89点)

Sassicaia - Tenuta San Guido 2006

2012-03-18 09:45:38 | Toscana トスカーナ
“サッシカイア”テヌータ・サン・グイド2006 -トスカーナ州

試飲会で、ちょっと不運だった。ボトルの最後の最後を注がれ、量が少ないのは何とか我慢できるとしても、かなりの部分が澱だった。継ぎ足して、といったものの、してくれず、しかし、1ヵ月後の試飲会にまたサッシカイアが出るから(ヴィンテージは違うが)とあきらめた。
それにしても、最近のAISのサービスをする人たちは、注ぐ量がばらばらで本当に困る。
そんな難しいこと、と言うかもしれないが、やれば絶対にできる。
というのが、私がAISを始めたまだ講習生だったころ、注ぐ量がほとんどみんなぴったり同じで、かなり感心したからだ。
それがだんだんばらばらになり、今は、毎回の試飲会で思うが、かなりひどいものだ。
たくさん飲みたいのではない。ちゃんとした試飲ができる量がほしいのである。
ところで、注ぐ量に関しては、サンドロ・サンジョルジ氏には感心する。話しながらでも注ぐのだが、見事にぴったり同じ量である。
だからやればできるのである。

と言うわけで、あまりよい試飲にはならなかった。
品種はカベルネ・ソーヴィニオン85%、カベルネ・フラン15%。
ガーネットで澱があるせいか、透明感なし。
量が少ないし、なかなか香りが出てこない。フルーツのコンフィ、甘いスパイス、ミネラル、鉄分などがバランスよく出る。複雑性は感じられる。
味は酸が結構際立つ。タンニンはシルクのようにまろやかである。ボディはあるがエレガント。PAIは長い。(一応…92点)