シニアおばさんガンバです

気が付けばシニア世代、COPD(慢性閉塞性肺疾患)と診断され24時間酸素療法をしながらの日々を書いています。

妹が癌になって・・・(7)退院

2006-09-30 08:31:40 | 
27日退院です。

一般的に云う「晴れて放免おめでとう・・・」では無いが、子供達そして私達身内にしてみれば複雑な心境だが、何よりも妹本人がとても待ち望んで居たので是でよかったのだと・・・・。

朝早くから、待ちどうしいのか、メールが頻繁に入り、「チョ~嬉しい~!嬉しいけど、何も準備できないよ~」と、妹は殆ど寝たきりになってしまい身の回りの事も出来なくなっている。

移送車が来てストレッチャーに移し退院だ、看護師さん達には、大変お世話になった、ちょくちょく、様子を見に声を掛けて頂いて居た様だ。

人によっては(10人中7人)余り評判の良い病院、看護師では無かったので心配していたが、妹にとって大変良くして頂けたのでいい病院?いい看護師さん達だったと云える。

帰り際ナースステイションに寄って貰い挨拶すると、看護師さん達が泣いていたそうだ、勿論妹も泣いてお礼を言ってていたそうだ。

此方の先生方も大変だったと思う。
自治医大から此方の市民病院に運ばれ、あちらこちらの癌の転移、治療法を何人もの先生方が話合われた様だが、何も出来ず・・・・
本人への最終告知も此方の先生が・・・しかし、妹も此方で色々葛藤もあったと思うが一日でも長く生きるという強い心が意志が出来たようだ。

先生方、看護師の皆さん「有難う御座いました。感謝いたします。」

移送車で、自宅に帰る途中に始めに掛かった病院前を通た時に「この病院はやぶ医者!二週間我慢すれば治るって言ったのに、こんな身体になっちゃってもう直ぐ・・」で、言葉を飲み込んだ様だったそうだ。
(本当に妹の言う通りだ、もしかしてせめてもう少し延命が出来るチャンスが有ったかも知れないと思うと、やはり悔しい!)

自宅に着きベットに横たわると「あ~ぁ!帰って来られた~!家はいいね~!」と
満面の笑みを浮かべていたそうだ。

良かった、良かったね~。
子供達の側に居られるから安心だね~。
子供達も暫くお母さん(妹)のベットに身体半分入り込ませていたと言う。
今までの分を取り戻そうとしているかのように・・・・・。

                     つづく

妹が癌になって・・・(6)退院に向け準備

2006-09-28 07:46:58 | 
退院日に向け色々準備がある。

介護ベットや車椅子等等・・・(病院のソーシャルワーカーは、支援1だろうとの判断だった)
何処を見ての判断なのか?入院中の病院のソーシャルワーカーなのにカルテも見ているだろうに・・・彼女(ソーシャルワカー)いわく、今後どの様になるか別で今現在食事も、一人で出来る等・・・の様だ。
病院のソーシャルワーカーは患者の為に親身に考えて欲しいものだ。

と、言う事で市役所へ出向きじかに現状を訴えた。
担当の職員の方がとてもいい方だった様で、妹にはどの様な介護が必要なのか考えて下さった。

退院にあたり、介護ベット、車椅子、トイレが先ず必要なので先に貸してもらえる事になった。
ケースワーカーの人も直ぐに来て色々親身にやってくれた様だ。

本当に市役所の方、ケースワーカーの方には感謝です。
たまたま、いい方に当たったかも知れませんが、この様に一緒に涙して下さるような職員さんが居る事に少し安心しました。

27日いよいよ退院です。

                  つづく



                     

妹が癌になって・・・(5)セカンドオピニオン

2006-09-26 08:49:51 | 
25日に、兄妹は色々なレントゲンを持ち癌センターへ。

事前情報で「結構きつい事をはっきり言われるから覚悟をして行くように」と同室の同じく余命宣告を受けていらっしゃる方からの忠告を胸に・・・
ドキドキしながら入って行くと優しい口調で話し始め、何枚ものレントゲン等を診ていたそうだ。

色々話をして、聞きやはり今の病院と同じ事を言われたそうだ。
「余命二ヶ月です。」と手術、治療の段階では無いと・・一応心していたそうだが・・・辛い!

どう云う訳か癌センターなら、専門先生も居るし症例も一杯診ているのだから・・・何かいい方法が未だ治療方法が延命が・・・・・等など・・・・。
少しの期待を、希望を持っていたのに・・・何となく判っていたのに・・心が、頭が身体が辛いと泣いている様だと・・・(気を張っていっぱい一杯の兄妹の姿に涙が出ます)

自宅で家族の側に居た方のが良いのではないかとアドバイスを受け、話し合った結果自宅で楽しく過す事に決まり27日に退院する事になった。(良かったね


妹は腰の痛みが始まる前の5月に健康診断でレントゲンを撮っていたそうだ。
その事をセンターの先生に云うと、言い悪そうに「健康診断の時には影があったであろう?」と、もしその時見逃しさえしなければココまで手遅れにならずに済んだのでは?こんなに家族が本人が辛い思いをしないで済んだのでは?と思うと・・・・!
まだ治療の方法が有ったかも知れないのに!

健康診断とは何?癌の早期発見と何?病院、医師は何を診ているの?デスクワークの如く、只患者に印鑑を押すように処理しているのか?

只ただ!悔しい!本当に・・悔しい!この気持何処へぶつければいいのか!

                    つづく


取説で吐き気

2006-09-25 15:40:34 | 生活 一般
4年程前から使っている携帯が、壊れてしまい新しく買い換えた。
ようやく使いこなせる様になったのに・・・ショック!

今まで使っていたのと操作が換わらないのをと思い買ったが・・・
操作が多すぎメールはどこ写メは如何したら

取説もよく判らない、字は細かいし見ているだけで吐き気がしてくる
もっと、単純明解に出来なのかな~

取りあえず、メールだけでも迷わず送れる様にしなくては


妹が癌になって・・・(4)希望を・・・

2006-09-24 08:03:13 | 
市民病院(入院中の病院)の先生は「治療法が無いから、癌センターへ行っても受け入れてはくれないだろう」と、判っていても先生の口からその様な言葉は聞きたくなかったと、本人は勿論子供達も思っただろう。
どんなに良くしてくれた先生でも自分の手に負えない患者には望みは持たせないのか?先生のレベルを疑いたくなる(私の勝手な言い分)

しかし、せっかく癌センターの予約が入っているので25日に息子娘達が行く事にした。
此方の先生は、治療法も手術も無く、痛みを抑えながら死を待つとの見解だが、癌センターの先生は専門だから色々な症例も数多く診て来ているわずかでも望みを持ちたい。
何もせず、ただ診ているだけは本人も家族も悔いが残る、やるだけの事はしたい。
それで、妹が子供達と少しでも長く楽しく居られれば・・・

緩和センターの話も聞いて来る事に、妹の為に皆で出来る事をそれぞれが協力する。

妹の様子は、とにかく元気でテンションが高いそうだ。
余計心配になる。

とにかく、離れている事、私の自由が利かない事が、情けない!
こんな時こそ、二人っきりの姉妹なのだから側にいて不安を辛さを少しでも取り除いてあげたいのに・・・ごめんね

おはぎ・・・(秋分の日)

2006-09-23 14:31:53 | 料理
今日は、いつもより呼吸が楽だ、呼吸が楽だとハァハァしながらでも結構動ける。
こんな時は料理をするようにしている。
普段は、茶碗を洗うだけで呼吸困難になるので、料理はあまりしなくなってしまった。

さすがに、小豆をコネコネするのはきつかったので、少し柔かめのあんこになってしまったかな?

さてさて、お先にお味見を・・・・・・・うん!うまい!
甘さも程々、さすがに料理歴何十年お見事・・・自我自賛!(笑)

妹にも食べて貰いたいな~。

妹が癌になって・・・(4)余命二ヶ月

2006-09-21 07:51:54 | 
救急車で運ばれ二日目、此方の病院で今現在の病状そして今後の治療等を聞くことに、妹は自分の事なので全てを把握しておきたいと・・・従って、私の娘、妹の息子、娘そして妹本人の4人で先生の話を聞くことになった。

今の状態は、ステージⅣの末期、肺、肝臓、腰椎、骨盤、等に転在する、そう云えばお尻まで痛くなって辛いと言っていた、痛い筈だ骨盤の骨が溶けてきているそうだ触るとお尻の骨が触れないと。科学療法は体力の問題がありしない方が良いと、手術は体力の無い身体に痛い思いをさせ命を縮めかねない。

余命二ヶ月。
妹は冷静に聞いていたそうだ、妹の子供達も静に涙して聞いていたそうだ。

それにしても、腰の痛を訴えてから二ヶ月、ようやく痛みの原因が判って一週間、そして命の期限を知らされる。

こんな事があっていいのか!余にも残酷過ぎる!

姉の私が側に付いていて上げられないのも申し訳なく思う、ごめんね。
本当に自由に動けない身体を恨めしく思う。
これも神様が与えた試練なのか?何て素直に受け入れられない私が居る。

                     つづく


継続医療給付

2006-09-20 16:29:50 | 医療
妹は会社を辞める事に、勿論有給休暇を使い切ってからだ。

そこで継続医療給付の手続きの事に付いて、社会保険事務所に電話を入れる。
すると、今は廃止になり個人で継続保険(二年以上勤めていれば入れる)に加入するか、国民健康保険に加入する事になるとの返事。

いつから廃止になったのか?気が付かなかったな~?まあ、三割負担なので支払いに変わりは無いが・・・何か納得いかない。

妹が癌になって・・・(3)始まりは腰痛・・・

2006-09-20 08:14:43 | 
救急車で、自治医大から市民病院へ運ばれる時に、がんセンターの予約日まで時間が掛かるので撮れる部位はCT、MR等で準備をしていたので持って行ったそうだが、新たに検査が増えた事で兄妹は余計不安に・・・ある程度の予想は出来ても矢張り辛く苦しいだろう。

翌日、先生より話を聞く事に、癌は全身に、点々と有るそうだ。
肺がんでも、色々で出来る場所、大きさ等様々だそうだ。肺がんは咳が出て、血痰が出るとも限らないそうだ。
妹のように咳も、痰も、だるさも無く元気に働いて気が付かない事も多く発見が遅れる。

妹の場合は、6月末頃に仕事先で物を持ち上げた、時腰に電気が走ったような痛みが始まりだった。

では、その時に整形外科でレントゲンを撮っているのだから判るのでは?それも何件もの病院を行っているのだか、せめて、一軒の病院でも、こんなに長く、益々激痛になるのはおかしいと気付いて欲しかった。
ある、一軒の病院では、あまりの激痛に泣いたそうだ。そこの病院の先生は笑っていたと、たまにこの様な先生を見聞きする、この様な人はタダ医者の名札をぶら下げているだけの人だ。
医者、先生は、患者の話を聞き患者の立場になって診察、治療を心掛けて欲しい。

そうすれば、もしかして、妹のような患者に早く気付き家族に、本人に悲しく辛い思いをさせずに済んだかも知れないのだから。

                         つづく


お見舞いへ

2006-09-18 10:45:49 | 妹のもとへお見舞い
昨日妹の入院先へ、両親、娘夫婦、次女と行く。

妹と色々話があったが、母がズット泣きとうしなので何はも話が出来なかった。
近い内に行くのでその時にユックリ話す事にした。

母は、とてもあくの強いおばあちゃんなので、一緒に居る時はとても気を使う。
わがまま、自分勝手、ets・・・と、言う事で非常に疲れた。

今日は、台風の影響もあるのかな?呼吸も苦しい、サチレーションも中々上らない。
でも、頑張らなくては、妹は、もっと苦しいんでいるのだから。