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岡山大学PRTimes情報データ保管庫

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【岡山大学】現実的な視点でSDGsを活用して事業を推進する手法とその先をどうつかまえるか ~佐藤法仁副理事が「内閣府地方創生SDGs官民連携プラットフォーム SDGsスタートアップ研究分科会」で講演~

2022-10-10 16:37:03 | SDGs

2022(令和4)年 10月 9日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
 



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals;SDGs)」に対して、全学を挙げて取り組んでおり、大学法人経営の中核に置いています。

 今回、内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の分科会として、世界最大のプロジェクトマネジメント組織であるPMI(Project Management Institute)日本支部が立ち上げたSDGsスタートアップ研究分科会のセミナー「SDGsスタートアップセミナー~SDGs新規事業立ち上げのヒント~」が2022年9月17日にオンライン(ライブ配信)で開催され、本学の佐藤法仁副理事(研究・産学共創担当)・URAらが登壇しました。

 はじめにPMI日本支部の端山毅会長から、PMI日本支部の活動説明とSDGsなどの社会課題解決への関わりなどについての紹介が行われました。
 

PMI日本支部の取組を紹介する端山毅会長

PMI日本支部の取組を紹介する端山毅会長

 

SDGsを新規事業にどう活かすのかを講演する佐藤法仁副理事

SDGsを新規事業にどう活かすのかを講演する佐藤法仁副理事


 続いて登壇した佐藤法仁副理事は「「0か1」、「丁か半」で物事が決められない時代における新しい価値の創出とは~そのためのSDGs活用法とその先について~」と題して講演。今回のセミナーがビジネス主体である点から、慈善活動などのCSRではなく社会課題解決の中で企業等がきちんと利益を追求して儲けるために、SDGsがどのような“お得感”があるのか、またSDGsを活用してどのようにビジネスを行っていくのかなどの点について、これまでの自身の産学官での取組経験やビジネスモデルなどの具体例を挙げて紹介。さらに“SDGsの先”のテーマとして、カーボンニュートラル(グリーン・トランスフォーメーション、グリーンイノベーション)を一例に挙げ、SDGsと同様にビジネスを行ううえでもお得感などについて具体例を挙げて説明しました。

 最後の講演ではPMI日本支部理事で本研究分科会代表の稲葉涼太氏が「『SDGsスタートアップ方法論』概要~『SDGsスタートアップ方法論』の必要性~Why SDGs?とWhat is SDGs?のその先へ」と題して講演。前半ではまずSDGsの本質とは何か、世界的になぜ重要視されているのか、そしてなぜビジネスシーンで重要視されているのかを説明した後、経済価値と社会価値をともに向上させるCSVと環境・社会・ガバナンスを重視するESGについて、さらにこれからの事業にSDGsがなぜ必要などについて紹介。さらにて後半ではSDGs事業を立ち上げ・推進するための当分科会の活動と「SDGsスタートアップ方法論」概要について解説を行いました。
 

SDGs事業立ち上げ方法について講演する稲葉涼太氏

SDGs事業立ち上げ方法について講演する稲葉涼太氏


 本セミナーは定員100名で予定していましたが、参加申込み多数のため最終的に定員を200名まで増員し開催。質疑応答でも講演者の佐藤法仁副理事と稲葉涼太氏に多くの質問や意見が投げかけられ、ひとつずつ丁寧に回答し、意見交換されました。

 岡山大学はSDGsを共通言語にして、世界や地域のステークホルダーらとパートナーシップを強化し、SustainabilityとWellbeingを追究する研究大学として、大学だけでなく、世界と地域に新たな価値を創造し続けていくことを目指しています。新たな価値のひとつにスタートアップ・ベンチャーや新規事業などのビジネスの側面もあり、ありたい未来の実現のためにビジネスを通じて貢献する共創活動も精力的に推進していきます。


〇セミナーの講演概要や講師プロフィールなどは、下記のセミナーホームページをご覧ください
 https://pmi-japan.eventos.tokyo/web/portal/426/event/5520/module/booth/147290/85901


◆内閣府地方創生SDGs官民連携プラットフォームとは
 内閣府主導のもと、SDGsの国内実施を促進する為の官民連携の場として設置された、地方自治体、企業、NPO、大学など 6,710の団体(2022年8月17日時点)が参画する交流・マッチングプラットフォームです。
 地方創生に資する具体的な事業の創出やその事業を進めるために官民連携を促進することを目的とする「分科会」が24件(2022年8月17日現在)活動しています。
 https://future-city.go.jp/platform/

 
◆PMI日本支部SDGsスタートアップ研究分科会とは
 PMI日本支部は、世界最大のプロジェクトマネジメント協会(PMI)の日本における支部として、日本国内でのプロジェクトマネジメントの普及を目的に、さまざまなステークホルダーと共に活動しています。2020年9月現在、支部会員は5,100名以上です。岡山大学は、PMI日本支部のアカデミック・スポンサーであり、研究力強化や産学連携・共創、イノベーション創出などの活動においてプロジェクトマネジメント手法を活用することで、効率・効果的な活動を実施しています。
 SDGsで解決を目指す様々な社会課題は複雑な社会状況の影響を受けるため、「誰のために、どのような価値を提供するべきか」を初めから定義することは困難です。特にその立上げ期においては、従来型の事業計画を策定しても必ずしも成功するとはいえません。それを解決するために、仮説検証を繰り返しながら段階的に顧客ターゲットとソリューションを確定していく「SDGsスタートアップ方法論」を開発し、 2019年10月に「SDGsスタートアップ研究分科会」が発足いたしました。
 当分科会では内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」の会員法人に向け以下のコースの開設やセミナーの開催を行い、 私たちの分科会参加団体のSDGs事業推進を支援しています。
 https://www.pmi-japan.org/session/project/sdgs_startup.php

 

 

  • ご案内
    現在、PMI日本支部では2022年10月開講の研修ワークショップの募集を行っています。今回のセミナーでPMI日本支部理事の稲葉氏が講演した『SDGsスタートアップ方法論』を全3回のワークショップで体得できるコースです。岡山大学はPMI日本支部のアカデミアスポンサーでもあります。みなさまのご参加をお待ちしております。
    https://www.pmi-japan.org/news/info/2022_07_15_sdgs20220715.php



◆参 考
・SDGsスタートアップセミナー~SDGs新規事業立ち上げのヒント~
 https://pmi-japan.eventos.tokyo/web/portal/426/event/5520/
・内閣府地方創生SDGs官民連携プラットフォーム
 https://future-city.go.jp/platform/
・PMI日本支部SDGsスタートアップ研究分科会
 https://www.pmi-japan.org/session/project/sdgs_startup.php
・一般社団法人PMI日本支部
 https://www.pmi-japan.org/
・岡山大学SDGsホームページ
 https://sdgs.okayama-u.ac.jp/


◆参考情報
・【岡山大学】「PM Award 2021」に岡山大学が特別協賛し、特別賞を提供します
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000336.000072793.html
・【岡山大学】PM Award 2021「岡山大学SDGsイノベーション賞」をNTTデータのプロジェクトに授与しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000418.000072793.html
 


◆本件問い合わせ先
 国立大学法人岡山大学 副理事(研究・産学共創担当)・URA 佐藤法仁
 E-mail:norito-satoh◎cc.okayama-u.ac.jp
     ※@を◎に置き換えています。

<内閣府地方創生SDGs官民連携プラットフォーム「SDGsスタートアップ研究分科会」に関する件>
 一般社団法人PMI日本支部 SDGs担当
 〒103-0008 東京都中央区日本橋中洲3-15 センタービル 3階 PMI日本支部事務局
 E-mail:sdgs◎pmi-japan.net
 https://www.pmi-japan.org/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年10月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000905.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

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【岡山大学】学術研究院医歯薬学域(歯)松本卓也教授がJST「戦略的創造研究推進事業(CREST)」に採択

2022-10-10 11:56:36 | 事業採択

2022(令和4)年 10月 9日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
 



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)学術研究院医歯薬学域(歯)の松本卓也教授が代表を務める研究課題「階層性自己組織化複合材料デザイン」が、9月20日付で2022年度国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「戦略的創造研究推進事業(CREST)」の新規研究課題に採択されました。

今回採択された研究領域は、「分解・劣化・安定化の精密材料科学」(研究総括:高原淳・九州大学ネガティブエミッションテクノロジー研究センター特任教授)で、2021年度に設置されました。本研究領域は、資源循環の実現に向けた結合・分解の精密制御を戦略目標に掲げ、分解を自在に制御できる材料の開発、それら材料の階層構造制御による高機能化に関する研究、材料における環境に優しい劣化や安定化の制御法の開発を通じて、材料の分解・劣化・安定化の精密制御を達成し、究極の相反する物性である分解性と安定性の自在制御が可能なサステイナブル材料開発のための精密材料科学の確立を目指すものです。
 

骨形成、配向化プロセスにおける無機/有機の自己組織化を支配する要素を多階層で解明、再現

骨形成、配向化プロセスにおける無機/有機の自己組織化を支配する要素を多階層で解明、再現


 本研究は、2022年10月から2028年3月の5年半にわたって行われ、松本教授は本課題のもと、究極の複合物として知られる生体骨を参考に、その発生、成長と劣化を材料学的観点で検討し、無機/有機ハイブリッドの構成、物性を支配する自己組織化の理解と学理構築を目指します。

 同事業は、国が定める戦略目標の達成に向けて、課題達成型基礎研究を推進し、科学技術イノベーションを生み出す、革新的技術シーズを創出するためのチーム型研究です。今回の課題では京都大学、北海道大学とチームを組み、本事業の採択を起爆剤として、これまでにない新しい機能性バイオマテリアル開発やバイオエコシステムの構築を加速します。

 

松本卓也教授

松本卓也教授


◆参 考
・戦略的創造研究推進事業(CREST)「分解・劣化・安定化の精密材料科学」
 https://www.jst.go.jp/kisoken/crest/research_area/ongoing/bunya2021-1.html#ce29183cfa8965907fd8f972f8586964
・2022年度戦略的創造研究推進事業(CREST)新規採択課題
 https://www.jst.go.jp/kisoken/crest/application/2022/220920/220920crest.pdf


◆参考情報
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 生体材料学分野
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/biomat/
・岡山大学医歯薬学総合研究研究科
 https://www.mdps.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学歯学部
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/dent/
 

岡山大学歯学部・大学院医歯薬学総合研究科(医・歯)が所在する岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)

岡山大学歯学部・大学院医歯薬学総合研究科(医・歯)が所在する岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(歯)教授 松本卓也
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス 医歯薬融合型教育研究棟 7階
 TEL:086-235-6665
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/biomat/

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年10月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000905.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

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【岡山大学】アナフィラキシー反応のメディエータ物質であるヒスタミンは、血管内皮細胞からHMGB1を放出し症状を増悪する

2022-10-10 11:52:40 | 医療系

2022(令和4)年 10月 8日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
 



<発表のポイント>

  • アナフィラキシー反応のメディエータ物質であるヒスタミンは、組織障害分子パターン(DAMP) の代表的存在であるHMGB1を血管内皮細胞核から細胞外へ放出する。
  • ヒスタミンの血管内皮細胞に対する作用は、典型的なH1サブタイプ受容体を介して出現する。
  • 肥満細胞からの全身性ヒスタミン遊離によって重篤な症状を生じるアナフィラキシー反応では、ヒスタミンによって放出されるHMGB1が反応を増幅する。この増幅作用は抗HMGB1抗体で遮断できる。



◆概 要
 High Mobility Group Box-1(HMGB1)は、あらゆる細胞核に普遍的に存在する核内因子ですが、ある種の刺激や細胞・組織障害に応じて細胞外に放出され、炎症反応を多様に増幅する性質を持ち、DAMP(組織障害関連分子パターン)とも呼ばれています。

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)学術研究院医歯薬学域の西堀正洋特任・特命教授の研究グループは、中国清華大学高尚澤博士との共同研究で、アレルギーやアナフィラキシー反応の重要な媒介因子であるヒスタミンが培養血管内皮細胞に働くと、細胞核内のHMGB1が細胞外へ放出されることを世界ではじめて明らかにしました。ヒスタミンによるHMGB1の放出反応は、4種類あるヒスタミン受容体サブタイプのうち、典型的なH1サブタイプ受容体を介しており、臨床でアナフィラキシーの治療に用いられるアドレナリンなどのカテコールアミンの添加で抑制されました。

 本研究成果が、抗HMGB1抗体を用いたアナフィラキシーやアナフィラキシー様反応の治療法開発につながることが、強く期待されます。

 本研究成果は、2022年10月6日(日本時間)に国際学術誌「Frontiers in Immunology」に掲載されました。
 

肥満細胞の活性化によるヒスタミンの放出反応とその下流で生じるHMGB1遊離

肥満細胞の活性化によるヒスタミンの放出反応とその下流で生じるHMGB1遊離

 

 

ラット肥満細胞の活性化によるアナフィラキシー様症状に対する抗HMGB1抗体の投与効果

ラット肥満細胞の活性化によるアナフィラキシー様症状に対する抗HMGB1抗体の投与効果



◆西堀正洋特任・特命教授からのひとこと
 アナフィラキシーショックの標準治療は、一定量のアドレナリンの筋肉注射です。今回の研究で、ショックを惹き起こす主要な活性物質であるヒスタミンにDAMPsの代表であるHMGB1遊離作用があることがわかったことから、抗HMGB1抗体という新たな治療薬の選択肢が加わる可能性があります。

西堀正洋特任・特命教授

西堀正洋特任・特命教授



◆論文情報
 論 文 名:Histamine induced high mobility group box-1 release from vascular endothelial cells through H1 receptor
 掲 載 紙:Frontiers in Immunology, 2022.
 著  者:Gao S, Liu K, Ku W, Wang D, Wake H, Qiao H, Teshigawara K, Nishibori M.
 D O I:10.3389/fimmu.2022.930683
 U R L:https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fimmu.2022.930683/full


◆研究資金
 本研究は、厚生労働科学研究費(JPMHLW22FG1003)、日本学術振興会科学研究費(19H03408; 17K15580)および中国National Key R&D Program (2021YFE0109300) の支援を受けて実施しました。


◆詳しい研究内容について
 アナフィラキシー反応のメディエータ物質であるヒスタミンは、血管内皮細胞からHMGB1を放出し症状を増悪する
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r4/press20221007-1.pdf


◆参 考
・岡山大学 学術研究院 医歯薬学域 創薬研究推進室
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/translre/
・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
 https://www.mdps.okayama-u.ac.jp/
 

岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)

岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 医歯薬学域 特任・特命教授  西堀正洋
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
 TEL:086-235-7393
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/translre/

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年10月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000905.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

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【岡山大学】地域連携による放射線治療技術の安全文化の醸成 ~放射線治療品質管理機構による装置立ち上げ支援の取り組み~

2022-10-10 11:40:02 | 医療系

2022(令和4)年 10月 8日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
 



<発表のポイント>

  • 高いレベルの放射線治療を提供し続けるために地域の専門家同士が協力していくシステムです。この取り組みにおいて岡山大学学術研究院保健学域の教員が中心的な役割を果たしています。
  • 放射線治療立ち上げ支援を中国地区で10年以上中心的に行っています。2021年より放射線治療品質管理機構で立ち上げの技術支援活動を開始し、今回が国内で最初の取り組みです。
  • 放射線治療技術支援は、支援を受ける施設側は高い技術で安全な治療を実施でき、支援する大学側は最新の医療機器で新しい知見を学べ、患者さんは第三者評価を受けた精度の高い放射線治療を受けられる、それぞれメリットのある取り組みです。



◆概要
 放射線治療では10年くらいの期間で装置が更新されます。新しい放射線治療装置は購入後にすぐに使用できず、数週間から数か月の装置精度の確認や調整が必要となります。その確認や調整のことを装置の受け入れ試験、コミッショングといい、これらの作業は、多くの労力や責任を伴うため、施設担当者の身体的、精神的な負担は想像以上です。

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の学術研究院保健学域の田辺悦章准教授はこの負担を軽減するために、2011年より中国地方で20施設以上の技術支援に携わってきました。その後、2021年より日本放射線治療品質管理機構として治療装置の立ち上げ支援に対する相談システムが構築され、今回が本機構で行う初めての技術支援の取り組みです。

 本機構は、6つの学会・団体(日本放射線腫瘍学会、日本医学放射線学会、日本医学物理学会、日本放射線技術学会、日本診療放射線技師会、日本医学物理士会)で団結して機構を運営しています。本機構での放射線治療装置の立ち上げ支援により、高度で専門的な知識と経験に基づく施設に合わせたより高い放射線治療の開始を支援できると考えています。医療現場では、競争する企業と違い、高い技術を他施設間で共有することで共創する特色ある文化が育ちつつあります。

 本発表は、2022年9月29日の岡山大学定例記者会見で公開されました。

 

本取り組み

本取り組み



◆田辺悦章准教授からひとこと
 放射線治療装置の立ち上げ支援は、例えば0.7㎜から0.4㎜程度へ精度を高めたりします。たった0.3㎜ 程度ですが、治療の質を少しでも改善できることは大きなやりがいです。私の著書の1節に『Make Happy by Radiotherapy Technology』があり、より高い放射線技術を地域で共有しあうことで多くの人が幸せになることを願ってます。
 

田辺悦章 准教授

田辺悦章 准教授


◆論文情報
・Adjustment of multi-leaf collimator parameters in 4-MV and 6-MV IMRT : A study of veterinary clinical cases. Iseri T, Tanabe Y etc. Open Veterinary Journal 2022.12(3): 407–413
 doi:110.5455/OVJ.2022.v12.i3.15 (技術支援先:獣医療施設)
 https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35821783/
・Statistical analysis of correlation of gamma passing results for two quality assurance phantoms used for patient-specific quality assurance in volumetric modulated arc radiotherapy. Kunii Y, Tanabe Y, Nakamoto A, Nishioka K. Medical Dosimetry. 2022
 doi:https://doi.org/10.1016/j.meddos.2022.06.003 (技術支援先:医療施設)
・教育講座―放射線治療装置を立ち上げよう―1. 放射線治療装置を立ち上げよう, 日本放射線技術学会誌, 田辺悦章
 doi:https://doi.org/10.6009/jjrt.2018_JSRT_74.7.727
・線量校正センターNews 山口県における放射線治療装出力の第三者相互評価事業について, 公益財団法人医用原子力技術研究振興財団, 田辺悦章
・線量校正センターNews 放射線治療における地域連携支援事業 (中国・四国)パイロットスタディの実施報告 , 公益財団法人医用原子力技術研究振興財団, 田辺悦章, ISBN: 9784860451202
・線量校正センターNews地域で取り組む放射線治療装置 立ち上げ支援について, 公益財団法人医用原子力技術研究振興財団, 田辺悦章
・書籍:実践放射線治療技術学 : 放射線治療装置を立ち上げよう, メディカルトリビューン, 監修田辺悦章, ISBN: 9784895895194


◆詳しい研究内容について
・地域連携による放射線治療技術の安全文化の醸成~放射線治療品質管理機構による装置立ち上げ支援の取り組み~
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r4/press20220928-5-1.pdf
・定例記者会見での詳しい資料
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r4/press20220928-5-2.pdf


◆参 考
・岡山大学医学部保健学科・大学院保健学研究科
 https://www.fhs.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学 学術研究院 保健学域 放射線技術科学分野 田辺研究室
 https://sites.google.com/view/tanabelabo
・岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・放射線治療品質管理機構
 https://www.qcrt.org/

 

岡山大学医学部保健学科・大学院保健学研究科が所在する岡山大学鹿田キャンパス(岡山市北区)

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◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 保健学域 放射線技術科学分野 准教授 田辺悦章
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス
 TEL:086-235-6883
 https://sites.google.com/view/tanabelabo

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年10月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000905.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
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 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
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 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
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国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

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【岡山大学】炭素材料に吸着した水溶液は酸性?アルカリ性?中性?~カーボンナノチューブ界面に形成される酸性吸着層~

2022-10-10 11:36:45 | 理工農系

2022(令和4)年 10月 8日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
 



<発表のポイント>

  • カーボンナノチューブに水溶液が吸着すると強酸性の界面が形成されることを見出しました。
  • 酸性吸着層の形成は、炭素材料を分散させた水溶液がアルカリ性を示すこととも密接に関連しています。
  • この発見により、新たな炭素系吸着材の開発や酸性吸着層を利用した新たな化学反応の創出に繋がると期待できます。



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の学術研究院自然科学学域(理)の大久保貴広准教授、武安伸幸准教授らの共同研究グループは、カーボンナノチューブに水溶液を吸着させた後の状態を分光学的に調べ、カーボンナノチューブと水溶液との界面に強酸性の吸着層が形成されていることを発見しました。

 研究成果は2022年9月16日、科学雑誌「Journal of Colloid and Interface Science」電子版に掲載されました。

 炭素材料は脱臭や有害物質の分離除去を目的として古くから用いられている材料で、水溶液から有害なイオンを取り除く能力もあります。これまでに、炭素材料が水溶液からイオンを吸着する際にプラスのイオンである金属イオンよりも、共存するマイナスのイオンを多く吸着することはわかっていたのですが、その詳細なメカニズムは謎のままでした。

 今回、大久保准教授らの研究グループは、カーボンナノチューブにアルカリ金属硝酸塩水溶液を吸着させた試料をラマンスペクトルにより検討しました。その結果、中性の水溶液を用いたにも関わらずチューブ状細孔内の界面に水を主成分とする酸性の吸着層が形成されていることを見出しました。

 この結果は、炭素材料の界面が水溶液と接している際、その界面は酸性になる傾向にあり、マイナスのイオンと強く相互作用する環境にあることを示しています。また、アルカリ金属硝酸塩を吸着した後の水溶液はアルカリ性になります。日常的に水の浄化目的で炭素材料を使う場合がありますが、水がアルカリ性になることが多いです。この原因として、不純物が溶出するなど様々なことが言われていますが、炭素と水溶液との界面に形成される酸性吸着層も関係していることがわかりました。

 本研究成果は、炭素材料によるイオンの吸着材としての開発指針を与えるだけでなく、炭素材料の界面を使った新たな化学反応場として利用できる可能性も示しています。今後、優れた吸着材や触媒としての研究が進むと期待できます。
 

図.カーボンナノチューブのナノ空間内で形成される酸性吸着層のイメージ。吸着前に水溶液中に存在する硝酸イオンの数とアルカリ金属イオンの数は等しいが、ナノ空間内での硝酸イオンの数はアルカリ金属イオンの数と等しくはならない。また、硝酸イオンが吸着する時にナノ空間から水酸化物イオンが脱離するため、水溶液はアルカリ性を示す。


◆大久保貴広准教授からひとこと
 学生たちが頑張って取得した実験結果の解釈に悩む日々が続きましたが、ようやく一つの成果としてまとまりました。基本的な現象が明らかになったことで、炭素材料の細孔に水や水溶液が吸着した際のモデルを改めて考え直す必要が出てきました。引き続き研究に励みたいと思います。
 

大久保貴広 准教授

大久保貴広 准教授

 


◆論文情報
 論 文 名:Acidic layer-enhanced nanoconfinement of anions in cylindrical pore of single-walled carbon nanotube
 邦 題 名:「単層カーボンナノチューブの円筒状細孔内における酸性層で増強された陰イオンのナノ閉じ込め」
 掲 載 紙:Journal of Colloid and Interface Science
 著  者:Takahiro Ohkubo, Hiroki Nakayasu, Yuki Takeuchi, Nobuyuki Takeyasu, Yasushige Kuroda
 D  O  I:10.1016/j.jcis.2022.09.070
 U  R  L:https://doi.org/10.1016/j.jcis.2022.09.070
 *2022年11月11日までの期間限定で以下のリンク(Share Link)から発表論文を確認できます。
  https://authors.elsevier.com/a/1fo5l4-sDXUS2


◆研究資金
 本研究は、独立行政法人日本学術振興会(JSPS)「科学研究費助成事業」(基盤(C)・15K05645)、公益財団法人クリタ水・環境科学財団、公益財団法人ソルト・サイエンス研究財団、および公益財団法人京都技術科学センターの支援を受けて実施しました。


◆詳しい研究内容について
 炭素材料に吸着した水溶液は酸性?アルカリ性?中性?~カーボンナノチューブ界面に形成される酸性吸着層~
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r4/press20221006-1.pdf


◆参 考
・岡山大学理学部
 https://www.science.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学理学部化学科
 http://chem.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学理学部化学科無機化学研究室
 http://chem.okayama-u.ac.jp/~inorganic/index.html
・岡山大学異分野基礎科学研究所(RIIS)
 http://www.riis.okayama-u.ac.jp/

 

岡山大学理学部が所在する岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

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◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 自然科学学域(理)准教授 大久保 貴広
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学津島キャンパス
 TEL:086-251-7843
 FAX:086-251-7843
 http://chem.okayama-u.ac.jp/~inorganic/index.html

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 「岡大TV」(YouTube):https://www.youtube.com/channel/UCi4hPHf_jZ1FXqJfsacUqaw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2022年10月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000905.000072793.html

 岡山大学『THEインパクトランキング2021』総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html
 岡山大学『大学ブランド・イメージ調査2021~2022』「SDGsに積極的な大学」中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000373.000072793.html
 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

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