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【岡山大学】最先端半導体技術開発に新たな分析手法を提供

2025-06-29 23:00:03 | 理工農系

2025(令和7)年 6月 27日
国立大学法人岡山大学

https://www.okayama-u.ac.jp/

 

 

<発表のポイント>

  • 三次元LSIなどの最先端半導体開発に貢献する、新しい分析手法を開発。

  • 半導体PN接合の光励起による電子の動きとテラヘルツ波放射の関係を説明する単純化モデルを提案。

  • シリコン(Si)ウェハ内部に浅く形成されたPN接合の深さを、簡単に非破壊・非接触で、ナノメートル精度で、推定できることを実証。

 

 

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)とライス大学、サムスン電子、日本サムスンによる国際研究グループは、シリコンウェハに埋め込まれたPN接合にフェムト秒レーザーを照射して生成されるテラヘルツ波を観察することで、非破壊かつ非接触で、簡単にウェハ内のPN接合の深さを推定する分析技術を、2025年6月20日午後3時(日本時間)、Springer Nature出版「Light: Science & Applications」で発表。PN接合から放射されるテラヘルツ波と光励起された電子の複雑な動きを関連づける単純化したモデルを提案することで、電子の動きや内部電界などの情報を抽出でき、ウェハ表面近傍に浅く形成されたPN接合の深さをナノメートル分解能で定量的に推定することが可能になりました。


 この技術は、三次元LSIなどの先進的な半導体デバイスの開発を支援する新技術で、従来の半導体製造工程における信頼性や省エネルギー環境にも貢献する包括的な測定ソリューションを提供することができるもので、半導体産業に大きな貢献が期待できます。

 

 

ゲート埋め込み型トランジスタ構造とPN接合からのテラヘルツ波発生の模式図

 

 

◆斗内政吉特任教授からのひとこと

 半導体産業の再興は日本復活のカギを握ることが、ようやく認識され始めました。今また、キャッチアップが始まり、失った物以上に革新が必要とされています。その中で、材料開発やデバイス開発が注目を浴びていますが、3次元LSI開発などを支える新たな分析科学の誕生も必要となります。地味な分野ですが、半導体分析技術にも注目してほしいところです。

 

 

 

◆論文情報
 論 文 名:Non-contact and nanometer-scale measurement of PN junction depth buried in Si wafers using terahertz emission spectroscopy
 掲 載 紙:Light: Science & Applications
 著  者:Fumikazu Murakami, Shinji Ueyama, Kenji Suzuki, Ingi Kim, Inkeun Baek, Sangwoo Bae, Dougyong Sung, Myungjun Lee, Sungyoon Ryu, Yusin Yang, and Masayoshi Tonouchi
 D O I:https://doi.org/10.1038/s41377-025-01911-0

 

 

◆研究資金
 本研究の一部は、科学研究費補助金の支援を受けて実施しました(基盤研究A、23H00184)

 


◆詳しい研究内容について
 最先端半導体技術開発に新たな分析手法を提供

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20250620-1.pdf

 

◆参 考

・岡山大学異分野基礎科学研究所

 http://www.riis.okayama-u.ac.jp/

 

 

岡山大学異分野基礎科学研究所(岡山大学津島キャンパス)

 

 

◆本件お問い合わせ先

 岡山大学 学術研究院 先鋭研究領域(異分野基礎科学研究所) 教授(特任) 斗内政吉(とのうちまさよし)
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学津島キャンパス

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1399.html

 

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp

     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://venture.okayama-u.ac.jp/


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 岡山大学オリジナルグッズ Online Shop:https://okadaigoods.official.ec/
 岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年4月期共創活動パートナー募集中:

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国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003198.000072793.html

 


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【岡山大学】闘争の代償は精子の量~負けても戦いすぎてもオスはメスに精子を渡せなくなる~

2025-06-29 22:45:52 | 理工農系

2025(令和7)年 6月 22日
国立大学法人岡山大学

https://www.okayama-u.ac.jp/

 

 

<発表のポイント>

  • メスとの交尾を巡ってオス同士が戦う行動は多くの生物で研究されてきました。昆虫でも角を使って相手オスを投げ飛ばすカブトムシなど多くの研究事例が知られています。

  • 今回、私たちはオス同士の戦いで、互いに相手オスの脚をかみ合う珍しい闘争をする大型甲虫のツヤケシオオゴミムシダマシを使って実験した結果、戦いに負けたオスは、戦っていないオスに比べ、メスに上手く精子を渡せないことを発見しました。

  • これまで一般に戦いに負けたオスはメスに渡す精子数を増やすことが分かっていました。しかし、驚くべきことに本結果では、負けたオスはメスに精子を上手く渡せないという逆の結果が得られました。さらに戦いが長く続くほど戦ったオスがメスに渡せる精子の量は少なくなる一方、体サイズの小さなオスはメスに渡す精子の数が多いなど、オスの状態次第でメスに渡せる精子数が著しく変わることが初めてわかりました。一連の結果は、戦いの勝敗がその後にオスが残せる子の数を変えるという闘争の代償について、そのメカニズムを明らかにしたと言えます。

 

 

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の大学院環境生命自然科学研究科博士後期課程3年の松浦輝尚大学院生と岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域(農)の宮竹貴久教授は、去年、ツヤケシオオゴミムシダマシ(通称: ジャイアントミルワーム)のオス同士で脚をかみ合う闘争で負けたオスの子供の数が減ることを発見しました。

 

 今回は、その減少の原因を詳しく調査したところ、戦いに負けたオスは、メスに精子をうまく渡せなくなることを明らかにしました。

 

 オス同士の闘争の勝敗による子供の数と精子への両方の影響が明らかにされた種は限られており、本研究は脚をかむ闘争による敗北がメスに渡す精子量の減少の原因であることを明らかにした世界初の研究成果となりました。

 

 また、この種では闘争時間が長引くほどオスがメスに渡せる精子数が減少すること、またオスの体サイズが小さいほど潜在的にメスに多くの精子を渡せることも明らかにしました。

 

 この研究成果は、2025年6月16日午前0時(日本時間)、Springerの日本動物行動学会誌「Journal of Ethology」にオンライン掲載されました。

 

 

ジャイアントミルワーム(左上)とメスの受精嚢とその周辺の器官(左下)と実験結果(右)

 

 

◆松浦輝尚大学院生からのひとこと

 多くの動物種のオス同士の闘争で、負けたオスはメスに渡す精子数を増加させることが明らかになっています。しかし、驚くべきことにジャイアントミルワームでは負けたオスはメスに精子を上手く渡せていないという従来とは逆の結果が得られました。多様性の高い昆虫では新発見がたくさん隠されているのも知れません。

 

 

 

◆論文情報
 論文名:Leg-biting fights reduce the number of sperm transferred by the loser and in draws in Zophobas atratus
 邦題名「ジャイアントミルワームの脚咬み闘争は敗者と引き分けオスの移送する精子量を減少させる
 掲載誌:Journal of Ethology
 著者:Teruhisa Matsuura, Takahisa Miyatake
 DOI:10.1007/s10164-025-00850-y
 URL:https://link.springer.com/article/10.1007/s10164-025-00850-y

 

 

◆研究資金
 本研究は独立行政法人日本学術振興会(JSPS)「科学研究費」(研究・23K21343,25K09771研究代表:宮竹貴久)、岡山大学大学院環境生命自然科学研究科・学生奨励研究費の支援を受けて実施しました。

 

 

◆詳しい研究内容について
 闘争の代償は精子の量~負けても戦いすぎてもオスはメスに精子を渡せなくなる~

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20250616-1.pdf

 

 

◆参 考

・岡山大学 学術研究院 環境生命科学学域 昆虫生態学研究室(宮竹貴久教授)

 https://sites.google.com/view/miyatake/home

・岡山大学農学部

 https://www.okayama-u.ac.jp/user/agr/index.html

・岡山大学大学院環境生命自然科学研究科

 https://www.elst.okayama-u.ac.jp/

 

 

◆参考情報1
・昆虫の細菌感染密度に季節性 世界に先駆けて発見
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id459.html
・“逃げるは恥”ではない!? 戦闘で負けた後に4日間逃げ続ける昆虫について動物の行動様式の進化を数理モデルで解析
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id437.html
・LEDと性フェロモンを用いた環境・生産に負荷の少ない新型の害虫誘殺トラップを開発
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id419.html
・ウォーキング・ブームが少子化を招く?~昆虫からの示唆~
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id561.html
・死んだふりを制御する遺伝子群を世界に先駆けて発見!~ファーブルも注目した死にまねの仕組みを解明~
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id669.html
・歩かない虫のオスは、より多くの子の父となる!~より歩かないオスのほうがメスをめぐる競争に勝つ~
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id638.html
・大きな大顎を持つオスは死んだふりをしやすい?甲虫を用いた検証により世界で初めて明らかに
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id802.html
・コーヒーは虫のオスにとって精力剤なのか~カフェインを飲んだオスは、求愛にせっかちになる!~
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id774.html
・体内時計のリズムの振幅は北に行くほど小さくなる!昆虫を使った実証で発見
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id806.html
・世界初! 天敵から逃れる戦略を制御するゲノムの特徴を解明 ~死んだふりを操る遺伝子の全貌を突き止めた~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000337.000072793.html

・食われる側も工夫する:異なる天敵には違う捕食回避戦略を使う甲虫~フリーズか、それとも死を装うのか?~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000497.000072793.html

・虫の求愛にもご当地の流儀があった!~婚姻贈呈に見られた地域差~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000721.000072793.html

・死んだふりに見られた緯度クライン ~北の虫は死んだふりをよく行う~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001335.000072793.html

・いつ、死んだふりから目覚めるべきか ~覚醒を早める集合フェロモンの存在を世界に先駆けて発見!~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001663.000072793.html

・サツマイモの大害虫イモゾウムシはイモ苗のある場所に固執する ~環境にやさしい害虫根絶に役立つ世界初の発見!~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002023.000072793.html

・死んだふりしている場合じゃない!~オスは異性のフェロモンにより死んだふりから覚醒する事を世界で初めて発見!~〔琉球大学、岡山大学〕
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002262.000072793.html

・雄間闘争で脚を噛まれて負けた甲虫のオスは、交尾のときに踏ん張れない~ライバルに脚を噛まれたオスは残せる子の数が減る!~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002371.000072793.html

・カフェインの殺虫効果を実証~飲んだ昆虫は死ぬ~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002929.000072793.html

 

 

◆参考情報2

・岡山大学広報「いちょう並木」 Vol.107を発行~ファーブルを超えて 世紀の発見を生む「昆虫博士」~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002742.000072793.html

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域(農) 教授 宮竹貴久
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス
 TEL:086-251-8339

 FAX:086-251-8388

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1392.html

 

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp

     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/


<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://venture.okayama-u.ac.jp/


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 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年4月期共創活動パートナー募集中:

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003002.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003200.000072793.html


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【岡山大学】タマネギの動原体は、動き回っている〜染色体のE pur si muove〜

2025-06-26 18:21:27 | 理工農系

2025(令和7)年 6月 19日
国立大学法人岡山大学

https://www.okayama-u.ac.jp/

 

 

<発表のポイント>

  • 移動しないと考えられていた動原体が、タマネギでは頻繁に移動することを発見しました。

  • ニンニクが、これまで報告された中で最も大きい動原体をもつことが明らかになりました。

  • これらの発見は、動原体の常識を塗り替え、他の生物の動原体研究にも新しい視点を与えます。

 

 

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の学術研究院先鋭研究領域(資源植物科学研究所:大麦・野生植物資源研究センター)の長岐清孝准教授と学術研究院環境生命自然科学学域(農)の牛島幸一郎教授らの共同研究グループは、ネギ、タマネギ、ニンニクの多くの系統を用いたセントロメア(動原体の存在する染色体上の位置)の解析により、

 (1)タマネギのセントロメアが頻繁に移動していること

 (2)ニンニクは、これまで報告された中で最大のセントロメアをもつこと

を明らかにしました。

 

 これらの研究成果は2025年6月10日、米国の植物科学雑誌「The Plant Cell」のResearch Articleとしてオンラインで公開されました。


 セントロメアは、「くびれ」として染色体の形を表記する際のランドマークとして使われ、それぞれの種で固有の位置に存在し不動であると考えられてきました。ところが、本研究で、タマネギの動原体は移動し続けており、品種間のみならず、個体間でも違う位置に存在することが明らかになりました。

 

 この発見は、セントロメア研究分野において、地動説のようなインパクトを持ちます。高校生物の染色体観察の教材として馴染み深い生物に、このような新発見が隠されていたのは驚きです。


 今後は、セントロメアが移動する原因や「他の生物では移動するのか?」、そして「ニンニクよりも大きなセントロメアをもつ生物はいるのか?」を明らかにしていきます。将来的には、セントロメアを人為的に動かすことによる品種改良も可能かもしれません。

 

 

 

 

◆長岐清孝准教授からのひとこと

 学生の頃から「セントロメア(動原体)は、ランドマークだから動かない(”動”原体でも動かない)」と教わり、その北極星のような存在のセントロメアが動きまくっているのを発見した時は、定説を覆すこの結果に対して、思わず「E pur si muove(それでも、それは動いている)」と言いたくなりました。

 

 

 

◆論文情報
 論 文 名:Pancentromere analysis of Allium species reveals diverse centromere positions in onion and gigantic centromeres in garlic
 掲 載 紙:The Plant Cell
 著  者:Kiyotaka Nagaki, Koichiro Ushijima, Takashi Akagi, Keisuke Tanaka and Hisato Kobayashi
 D O I:https://doi.org/10.1093/plcell/koaf142
 U R L:https://academic.oup.com/plcell/advance-article/doi/10.1093/plcell/koaf142/8159937

 


◆研究資金
 本研究は、東京農業大学生物資源ゲノム解析センター生物資源ゲノム解析拠点共同研究の支援を受けて実施しました(課題番号H25-12)。

 

 

◆詳しい研究内容について
 タマネギの動原体は、動き回っている〜染色体のE pur si muove〜

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20250618-1.pdf

 

 

◆参 考
・岡山大学資源植物科学研究所(IPSR)
 https://www.rib.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学資源植物科学研究所 統合ゲノム育種グループ
 https://www.rib.okayama-u.ac.jp/nucleus/IGBj/index.html

 

 

◆参考情報

・【岡山大学】個人で手軽にAI(人工知能)による画像自動分類が可能に! ~様々な分野の研究の省力化に貢献~
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000308.000072793.html

・セントロメアが速く進化するしくみ-セントロメアクロマチンを標的にレトロトランスポゾンが転移する-〔東京大学,国立遺伝学研究所,北海道大学,岡山大学,京都産業大学〕

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002843.000072793.html

 

 

岡山大学資源植物科学研究所(倉敷市)

 

 

◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 先鋭研究領域(岡山大学資源植物科学研究所大麦・野生植物資源研究センター) 准教授 長岐清孝
 〒710-0046 岡山県倉敷市中央2-20-1
 TEL:086-434-1208
 FAX:086-434-1208
 https://www.rib.okayama-u.ac.jp/nucleus/IGBj/index.html

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id1398.html

 

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

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 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

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  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003189.000072793.html

 


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【岡山大学】ラットがヒトの手に懐く神経回路メカニズムを解明~「愛情ホルモン」オキシトシンが鍵!~

2025-06-19 12:19:54 | 理工農系

2025(令和7)年 6月 12日
国立大学法人岡山大学

https://www.okayama-u.ac.jp/

 

 

<発表のポイント>

  • ラットがヒトの手に懐くプロセスを支える、脳内のオキシトシン神経回路メカニズムを明らかにしました。

  • 特定脳領域(VMHvl)がオキシトシンを介して、心地よい触覚刺激の効果を仲介することを発見しました。

  • 種を超えた社会的絆形成の神経基盤を明らかにし、動物介在療法(アニマルセラピー)や愛着障害の理解に新たな視点をもたらしました。

 

 

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)大学院自然科学研究科博士後期課程でOU-SPRING生※である林姫花大学院生(研究当時。現、学術研究院環境生命自然科学学域(理)助教(特任))、学術研究院環境生命自然科学学域(理)の坂本浩隆教授(神経内分泌学)と、自治医科大学、島根大学、日本医科大学、独国ハイデルベルク大学などの国際研究グループは、ラットがヒトの手に懐くプロセスを支える脳内のオキシトシン神経回路メカニズムを明らかにしました。


 本研究では、若年期〜思春期のラットの同腹仔間にみられる「じゃれあい」を模した、ヒトの手による「ハンドリング」を連続して行うと、ラットがヒトの手に強い愛着を示すようになることを見いだしました。この過程で、視床下部腹内側核腹外側部(VMHvl)のオキシトシン受容体が活性化し、それがラットの愛着行動に不可欠であることを発見しました。


 実験では、ハンドリングを受けたラットは快感の証拠である50kHzで超音波発声し、自らヒトの手に近づくようになりました。また、条件付け場所選好試験においても、ラットはハンドリングを受けた場所を好むようになりました。


 さらに、研究チームは薬理遺伝学(DREADDs)技術を用いてVMHvlのオキシトシン受容体を持つニューロンの機能を一時的に抑制すると、ラットのヒトの手に対する愛着行動が減少することを発見しました。加えて、解剖学的解析により、視索上核(SON)からVMHvlへの直接的な神経連絡を同定し、この神経回路がラットとヒトの手との間の愛着形成を調節していることを示しました。


 この研究成果は、心地よい触覚刺激がオキシトシンを介して種を超えた社会的絆を形成するという新たな知見を提供するものであり、動物介在療法(アニマルセラピー)や愛着障害の理解、さらには新しい治療法開発に貢献することが期待されます。


 この研究成果は、2025年6月5日付で国際学術誌「Current Biology」電子版に掲載されました。

 

 

※OU-SPRING生

 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「次世代研究者挑戦的研究プログラム」を用いて、大学院の博士後期課程又は博士課程に進学する優秀な人材の確保を図るとともに、岡山大学の「最重点研究分野」の研究を推進する若手研究者の養成、ひいては、我が国の科学技術・イノベーション創出を担う研究者の養成等を目的に運用している制度です。選抜されたOU-SPRING生には、研究奨励費(生活費相当)と研究費を支給し、より研究に専念できる環境を提供しています。

 https://www.ou-spring.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

 

視床下部のオキシトシン系がラットとヒトの手の間の愛着形成を促進する

 

 

◆坂本浩隆教授と林姫花特任助教からのひとこと

<坂本浩隆教授>

 ラットがヒトの手に懐くという身近な現象の裏に、脳内の精巧な“愛着回路”が隠れていたとはっ!ふと思い返せば、どんな動物も最初は警戒心を示しますが、私たちが根気強く優しく接すると次第に懐いてくるものです。実は、人間も動物もオキシトシンという分子が紡ぐ、見えない赤い糸でつながっていたのです。
 この研究は、単にラットの行動を説明するだけでなく、種を超えた絆がどのように形成されるのか、その普遍的なメカニズムに光を当てています。愛情ホルモンが仲介する脳の変化を理解することで、アニマルセラピーの効果から自閉症の新たな支援法まで、幅広い応用が期待できるかもしれません。

 

坂本浩隆教授

 

<林姫花特任助教>

 ずっと不思議に思っていた「動物同士が仲良くなる仕組み」が、ほんの少し解明できたのではないでしょうか!くすぐりでさえラットの脳内化学を変えるなら、誰かと懇ろになったり、誰かに恋焦がれたりするとき、私たちの脳内でもオキシトシンが化学反応を起こしているのかもしれません…。古の詩人が言霊で表現してきた絆の神秘を、科学がようやく分子レベルで追いはじめたのかもしれません。

 

林姫花特任助教

 

 

◆論文情報
 論文名: Oxytocin facilitates human touch-induced play behavior in rats
     「オキシトシンはラットとヒトの種を超えた絆形成を促進する」
 掲載誌: Current Biology
 著 者: Himeka Hayashi, Sayaka Tateishi, Ayumu Inutsuka, Sho Maejima, Daisuke Hagiwara, Yasuo Sakuma, Tatsushi Onaka, Valery Grinevich & Hirotaka Sakamoto*(*責任著者)
 D O I:https://doi.org/10.1016/j.cub.2025.05.034
 U R L:https://doi.org/10.1016/j.cub.2025.05.034

 

 

◆研究資金
 本研究は、日本学術振興会(JSPS)の科学研究費助成事業(#23K23919; #22H02656; #22K19332)、岡山大学次世代研究拠点形成支援事業(拠点代表者:坂本浩隆)、武田科学振興財団、内藤記念科学振興財団、両備檉園記念財団、ウエスコ学術振興財団、東洋水産財団、日本応用酵素協会、岡山大学次世代研究者挑戦的研究プログラム(OU-SPRING, #JPMJSP2126)からの支援を受けて実施されました。また、本論文は「岡山大学インパクトの高い国際的な学術誌へのAPC支援」を受けています。

 

 

◆詳しい研究内容について
 ラットがヒトの手に懐く神経回路メカニズムを解明~「愛情ホルモン」オキシトシンが鍵!~

 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r7/press20250605-1.pdf

 

 

◆参 考

・岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域(理)神経行動研究室

 https://sites.google.com/view/okadaishinkeikodo/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

・岡山大学次世代研究者挑戦的研究プログラム(OU-SPRING)

 https://www.ou-spring.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

 

◆参考情報1

【岡山大学】性的傾向が指に現れる?〜ラットの指の長さが行動のカギに~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003148.000072793.html

 

 

◆参考情報2

・【岡山大学】文部科学省主催「未来の博士フェス2024」に参加した岡山大学大学院生らが那須保友学長を表敬訪問~社会変革の起爆剤となる高度専門人材(ナレッジワーカー)としての博士人材の育成・輩出へ~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002453.000072793.html

・【岡山大学】岡山大学次世代研究者挑戦的研究プログラム対象大学院生が文部科学省主催「未来の博士フェス2024」に参加し、アサヒ賞を受賞!~社会変革の起爆剤となるナレッジワーカーとしての博士人材を推進~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002404.000072793.html

・【岡山大学】岡山から次を拓くナレッジワーカーとしての博士人材を ~2023年度岡山大学科学技術イノベーション創出フェローシップ(OUフェローシップ)「研究成果報告会」を開催~

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001703.000072793.html

・【岡山大学】林姫花さん(大学院自然科学研究科) 令和4年度日本動物学会中国四国支部 若手研究者優秀発表賞を受賞

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000705.000072793.html

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 

 

◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域(理)
  教授 坂本浩隆
  特任助教 林姫花
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学津島キャンパス

 TEL:086-251-8656

 https://sites.google.com/view/okadaishinkeikodo/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

 

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp

     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/


<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://venture.okayama-u.ac.jp/


 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年4月期共創活動パートナー募集中:

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003002.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

 


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【岡山大学】鈴木大介教授が「高分子学会学術賞」を受賞

2025-06-19 12:17:03 | 理工農系

2025(令和7)年 6月 12日
国立大学法人岡山大学

https://www.okayama-u.ac.jp/

 

 

◆概 要

 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)の学術研究院環境生命自然科学学域(工)の鈴木大介教授が、公益社団法人高分子学会より「高分子学会学術賞」を受賞しました。

 

 同賞は、高分子科学の分野において独創的かつ優れた研究成果を挙げ、その発展に顕著な貢献を果たした研究者に贈られるもので、2025年5月23日、東京大学浅野キャンパスにて表彰式が執り行われました。

 

 鈴木教授は、ナノからミクロンサイズの高分子微粒子を対象に、分子スケールでの設計や新たな構造・機能の創出に取り組み、「微粒子科学」という新たな学術領域を切り拓いてきました。特に、柔軟なゲル微粒子が流体界面で示す特異な挙動や自己組織化現象の解明が高く評価されました。

 

 引き続き、鈴木教授と地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取り組みにご期待ください。

 

 

 

高分子学会学術賞を受賞した鈴木教授(右)

 


◆参 考

・公益社団法人高分子学会

 https://www.spsj.or.jp/

・岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域(工)鈴木研究室

 https://suzuki-particle.com/

 

 

岡山大学津島キャンパス(岡山市北区)

 


◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学研究学域(工)教授 鈴木大介

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中3-1-1 岡山大学津島キャンパス
 E-mail:d_suzuki◎okayama-u.ac.jp
     ※◎を@に置き換えてください

 https://suzuki-particle.com/

 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id14313.html

 

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 機器共用推進本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階

 TEL:086-251-8745、086-251-8746
 FAX:086-251-8748

 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp

     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://fspp.kikibun.okayama-u.ac.jp/

 

<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>

 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部

 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい

 https://venture.okayama-u.ac.jp/


 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学統合報告書2024:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002801.000072793.html

 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs~地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw

 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2025年4月期共創活動パートナー募集中:

 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003002.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください

  • 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択~地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く~

    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html

 


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