岡山大学PRTimes情報データ保管庫

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【岡山大学】国連平和大学との協定締結式典を開催しました

2021-08-31 18:17:42 | SDGs

2021(令和3)年 8月 29日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
 


◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)と中米コスタリカの首都サンホセ市にある国連平和大学(University for Peace established by the General Assembly of the United Nations: UPEACE)は生態系と地球の健康(Planetary Health)に資するSDGsの達成に貢献するため、2021年7月20日、MoU(Memorandum of Understanding、包括連携協定)を締結し、8月19日、協定締結式典を開催しました。

 岡山大学からは、槇野博史学長、舟橋弘晃理事(教学担当)・総括副学長、横井篤文上席副学長(特命(グローバル・エンゲージメント戦略)担当)・ユネスコチェア「持続可能な開発のための研究と教育」チェアホルダー、地球憲章国際審議会委員(在、国連平和大学)および鈴木孝義副学長(国際担当)らが出席。UPEACEからはFrancisco Rojas Aravena(フランシスコ・ロハス・アラベナ)学長、Juan Carlos Sainz-Borgo(フアン・カルロス・サインズボルゴ)副学長らが出席しました。また、来賓として、白方信行在コスタリカ日本国大使館臨時代理大使、那須正己岡山市副市長、ミリアン・ビレラ地球憲章国際本部(在、国連平和大学)代表理事・ユネスコチェア「持続可能な開発のための教育と地球憲章」チェアホルダーらが出席、協定の締結を祝福しました。
 

協定書を掲げる槇野学長(写真右)とアラベナ学長

協定書を掲げる槇野学長(写真右)とアラベナ学長

 

白方臨時代理大使からの祝辞

白方臨時代理大使からの祝辞

 

本学学生によるスピーチ

本学学生によるスピーチ


 両大学の所在地である岡山市とコスタリカのサンホセ市は、国際友好交流都市であり、平成31年に姉妹都市締結50周年を迎えています。50周年を記念して、大森雅夫岡山市長がサンホセ市を訪問したことを契機に、同年12月、本学槇野学長と横井副学長が国連平和大学および地球憲章国際本部を訪問し、今回の協定締結につながりました。

 今回の協定締結をきっかけに、SDGs達成に向けて、持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development: ESD)と地球市民教育(Global Citizenship Education: GCED)ならびに地球憲章(Earth Charter)の3つを統合した取組を行うとともに、岡山市とサンホセ市を交えた包括的な人材育成および社会貢献事業等を推進してまいります。
 

集合写真(槇野学長(中央)、那須副市長(右から3番目))

集合写真(槇野学長(中央)、那須副市長(右から3番目))



◆参考情報
・槇野学長、横井副学長・ユネスコチェアホルダーが国連平和大学を訪問 地球憲章とESDの連携を強化
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id8993.html


◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 国際部 国際企画課
 TEL:086-251-7036

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2021年8月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000072793.html

 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html
 岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000235.000072793.html


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【岡山大学】岡山大学とUNCTADによる「途上国からの若手女性研究者のための共同研究・研修コース」のオンライン研究成果発表会を開催しました

2021-08-31 17:43:54 | 研究全般

2021(令和3)年 8月 31日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
 


◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)は、2021年8月25日、岡山大学と国連貿易開発会議(UNCTAD)による「途上国からの若手女性研究者のための共同研究・研修コース:Young Female Scientist Programme in Japan」の研究成果発表会をオンラインで開催しました。

 岡山大学とUNCTADは、2020年1月9日に、SDGs(持続可能な開発目標)達成のための科学技術イノベーション(STI for SDGs)の人材育成に向けて、大学としては世界初となる包括連携協定を締結。今回は本協定に基づき、UNCTAD加盟国におけるアセアン諸国及びアフリカの途上国を対象に、短期の共同研究・研修を行う「途上国からの若手女性研究者のための共同研究・研修コース」への参加者7名(ボツワナ2名、カメルーン、エジプト、エチオピア、マダガスカル、タイ各1名)がオンラインで研究成果の発表を行いました。

 このプログラムでは、若手女性研究者がそれぞれ希望する研究分野の知見を得るため、本学の各研究室を訪問し、短期の研究活動を行うとともに、本学が推進するSDGsの取組等について学ぶ予定ですが、新型コロナウィルス感染症の感染拡大の状況に鑑み、本年4月より、先行してオンラインでの研究活動を行って来ました。今回は、これまで指導教員とオンラインで進めて来た研究の成果や、実渡航の際の研究計画等について、プレゼンテーションを行いました。

 成果発表会には、UNCTADからは、シャミカ・シリマンUNCTADテクノロジー・ロジスティクス局長、アンヘル・ゴンサレス・サンスUNCTADサイエンス・テクノロジー・ICT部長らが、本学からは、槇野博史学長、舟橋弘晃理事(教学担当)・総括副学長、那須保友理事(研究担当)・副学長、横井篤文上席副学長(特命(グローバル・エンゲージメント戦略)担当)・ユネスコチェアホルダー、鈴木孝義副学長(国際担当)が出席。
 

若手女性研究者へ激励の言葉を贈る槇野学長

若手女性研究者へ激励の言葉を贈る槇野学長

 

シャミカ・シリマンUNCTADテクノロジー・ロジスティクス局長による挨拶の様子

シャミカ・シリマンUNCTADテクノロジー・ロジスティクス局長による挨拶の様子

 

若手女性研究者による研究発表の様子

若手女性研究者による研究発表の様子


 開会のあいさつでは槇野学長が、「SDGs推進研究大学として、人類と地球の健康(Human and Planetary Health)という観点から、SDGsのためのSTIに何ができるのか、皆さんと一緒に新しい価値を創造し、発信していきたい。」と若手女性研究者を激励しました。また、シャミカ・シリマンUNCTADテクノロジー・ロジスティクス局長からは、コロナ禍の困難な状況下で若手女性研究者への指導・サポートを行っている本学の受入教員及び関係者へ謝辞が述べられるとともに、このプログラムが継続して発展途上国のSTI関連分野の人材育成に繋がっていくことへの期待が述べられました。その後、7名の若手女性研究者が1人5分程度の研究成果のプレゼンテーションを行い、那須理事から各プレゼンテーションについて、講評が行われました。

 岡山大学はこの事業を契機に、STI for SDGsを実施運営する国連の中枢機関のUNCTADと連携を強化し、STI for SDGsの人材育成の取組を岡山から世界へ推進し、国内外に発信していきます。
 

記念撮影(左から那須理事、槇野学長、横井上席副学長)

記念撮影(左から那須理事、槇野学長、横井上席副学長)


○国連貿易開発会議(UNCTAD)
 1964年に設立。ジュネーブに所在する、貿易と開発、金融、投資、技術、持続可能な開発の関連問題に総合的に対応する国連の中心的な機関です。途上国の貿易、投資、開発の機会を最大化し、グローバリゼーションから生じる問題に直面する途上国を支援し、対等な立場で世界経済へ統合することを目的としています。
 https://www.unic.or.jp/info/un/unsystem/other_bodies/unctad/


◆参 考
・岡山大学とUNCTADが、STI for SDGsの人材育成と推進に向けた包括連携協定(MoU)を締結 大学とUNCTADとのMoU締結は世界初
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id9033.html


◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 国際部 国際企画課
 TEL:086-251-7036

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2021年9月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000237.000072793.html

 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html
 岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000238.000072793.html


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【岡山大学】機能性色素NK-4の網膜視細胞の保護効果を発見!

2021-08-31 17:39:43 | 医療系

2021(令和3)年 8月 31日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
 


<発表のポイント>

  • 岡山市の株式会社林原(NAGASE グループ)が製造する機能性色素NK-4は、生理機能を有するシアニン色素で、一般用医薬品(第3類医薬品)「錠剤ルミン®A」の有効成分クリプトシアニンO.A.コンプレックスの主成分として知られています。
  • 網膜色素変性のモデルラット(RCSラット)でアポトーシスによる網膜視細胞死を抑制する神経保護作用がNK-4にはあることを見出しました。
  • メッセンジャーRNA(mRNA)の網羅的発現解析(RNA-Seq)の結果、NK-4の視細胞保護作用には過酸化を抑制する金属イオンの代謝経路などが関与することが明らかになりました。



◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)の学術研究院ヘルスシステム統合科学学域(医)生体機能再生再建医学分野(眼科)の松尾俊彦教授、同大学院ヘルスシステム統合科学研究科の劉詩卉研究員、同学術研究院医歯薬学域(医)脳神経機構学分野の宮地まり助教および細谷修助教は、岡山市の株式会社林原が製造するNK-4の視細胞保護作用を調べました。NK-4を網膜色素変性のモデルラット(RCSラット)の眼球の硝子体内に注射すると、本来なら死滅する網膜の視細胞が死なないことを見つけました

 その分子機構を明らかにするため、NK-4を眼球に注射した網膜組織と対照液を注射した網膜組織のメッセンジャーRNA(mRNA)の発現を網羅的に調べました。その結果、金属イオンの代謝経路などが視細胞死の抑制効果に関与していることが分かりました

 この研究成果は、2021年7月19日、スイスの薬学誌「Pharmaceuticals」に掲載されました。

 NK-4は、一般用医薬品「錠剤ルミン®A」の有効成分クリプトシアニンO.A.コンプレックスの主成分で安全が確認されており、長年使用されてきました(1951年発売)。網膜色素変性など変性疾患には治療薬がなく、NK-4は疾患の進行を遅らせて視力を維持する医薬品の候補になると期待されます。
 

A. NK-4の化学構造  B. ラット眼球へのNK-4硝子体内注射  C. 対照(control)ではアポトーシス死細胞(緑)が多いが、NK-4注入眼では死細胞がない  D. NK-4投与で活性化される代謝経路

A. NK-4の化学構造  B. ラット眼球へのNK-4硝子体内注射  C. 対照(control)ではアポトーシス死細胞(緑)が多いが、NK-4注入眼では死細胞がない  D. NK-4投与で活性化される代謝経路



◆松尾俊彦教授からのひとこと
 劉詩卉さんが医学系の宮地まり先生、細谷修先生に組織染色やメッセンジャーRNAの網羅的発現解析などを教えてもらいながら完成した研究です。
 2018年~2020年の3年間、学術研究院自然科学学域の内田哲也准教授が代表を務めた「特別電源所在県科学技術振興事業補助金(岡山県)」の分担研究の成果です。
 岡山の地の利を活かして、多くの研究者の協力で網膜神経変性を遅らせる治療薬を実現していきたいと思います。

松尾俊彦教授と劉詩卉研究員(右)

松尾俊彦教授と劉詩卉研究員(右)


◆論文情報
 論 文 名:The effect of cyanine dye NK-4 on photoreceptor degeneration in a rat model of early-stage retinitis pigmentosa.
 掲 載 紙:Pharmaceuticals
 著  者:Shihui Liu, Toshihiko Matsuo, Mary Miyaji, Osamu Hosoya
 D O I:https://doi.org/10.3390/ph14070694
 https://www.mdpi.com/1424-8247/14/7/694


◆詳しいプレスリリースについて
 機能性色素NK-4の網膜視細胞の保護効果を発見!
 https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r3/press20210831-4.pdf


◆参 考
・岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科(岡山大学病院眼科)
 http://okayama-u-opth.jp/
・岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・株式会社林原(NAGASE グループ)
 https://www.hayashibara.co.jp/
 



◆本件お問い合わせ先
<研究開発に関するお問い合わせ先>
 岡山大学大学院ヘルスシステム統合科学研究科(岡山大学病院眼科) 教授 松尾俊彦
 TEL:086-235-7297(眼科医局)
 E-mail:matsuot◎cc.okayama-u.ac.jp
            ※◎を@に置き換えて下さい。

<岡山大学の産学連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究推進機構 産学連携・知的財産本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1丁目1番1号 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
             ※◎を@に置き換えて下さい。
 TEL: 086-251-8463
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2021年9月期共創活動パートナー募集中:
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000237.000072793.html

 岡山大学『企業の人事担当者から見た大学イメージ調査2022年度版』中国・四国1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000122.000072793.html
 岡山大学「THEインパクトランキング2021」総合ランキング 世界トップ200位以内、国内同列1位!!
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

 

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000239.000072793.html

 

 


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岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2021年8月25日時点)

2021-08-29 18:11:04 | 医療系

2021(令和3)年 8月 29日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
 


◆概 要
 岡山県ホームページに公開されているデータを用いて、岡山県内の感染状況と医療提供体制の分析を岡山大学と岡山大学病院のサポートのもと、感染対策に携わる岡山県専門家有志にて実施しています(分析アップデートは1週間に1回を予定)。

 また、東京都の「最新のモニタリング項目の分析・総括コメントについて」を参考に一枚で分かりやすく表現しています。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックが起こり、わが国でも非常事態宣言が繰り返される中、岡山県内の感染・医療体制の状況を把握する上で、また、みなさまの感染予防対策のご参考になれば幸いです。


◆感染状況・医療提供体制の分析〔2021年 8月 25日(水)時点〕
<感染状況>

  • レベル5.感染が広範囲に拡大しており最大限の警戒が必要

〔参考:先週 8月 18日(水)時点…レベル5.感染が広範囲に拡大しており最大限の警戒が必要〕

 新規陽性者は人口10万人当たり83.7人と更に増加し、感染拡大に歯止めがきかないです。接触歴不明者はやや減少も、市中感染が拡がり、爆発的な感染拡大が起きています。
 緊急事態宣言が発令されましたが、今後も拡大継続が見込まれます。感染は身近に迫っており、各自が強い危機感を持ち、外出自粛や、マスクを外す場面での行動に注意し、自分の身は自分で守る意識を持つことが求められます。


<医療提供体制>

  • レベル4.体制が逼迫していると思われる

〔参考:先週 8月 18日(水)時点…レベル3.体制が逼迫しつつあると思われる〕

 入院患者・重症者数、宿泊・自宅療養者数とも急激に増加し、医療提供体制が逼迫。今後も入院患者・重症数の増加が予想され、医療提供体制逼迫の状況悪化が強く懸念されます。
 

http://www.unit-gp.jp/eisei/wp/wp-content/uploads/2020/12/%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%8A%B6%E6%B3%81%E3%83%BB%E5%8C%BB%E7%99%82%E6%8F%90%E4%BE%9B%E4%BD%93%E5%88%B6%E3%81%AE%E5%88%86%E6%9E%90_20210825.pdf


<感染状況・医療提供体制のレベル評価について>

http://www.unit-gp.jp/eisei/wp/wp-content/uploads/2020/12/%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%8A%B6%E6%B3%81%E3%83%BB%E5%8C%BB%E7%99%82%E6%8F%90%E4%BE%9B%E4%BD%93%E5%88%B6%E3%81%AE%E5%88%86%E6%9E%90_%EF%BC%95%E6%AE%B5%E9%9A%8E.pdf

 



◆岡山県専門家有志のひとり岡山大学の萩谷英大医師(感染症専門医)からのひとこと
 感染者の増加により、入院患者・自宅療養者の数が激増しています。その結果、行先の決まらない救急車、医療を受けたくても受けられない患者が増えています。
 医療機関は、入院制限・手術制限に踏み切る必要性に迫られており、通常の医療提供ができない状況がすでに始まっています。少しでも感染爆発を防ぐために何ができるのか、一人一人が考え行動にうつしていきましょう。

岡山大学の萩谷英大医師(感染症専門医)

岡山大学の萩谷英大医師(感染症専門医)


◆岡山県専門家有志
 頼藤 貴志(岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医)疫学・衛生学分野)
 萩谷 英大(岡山大学病院 総合内科・総合診療科)
 上山 伸也(津山中央病院 感染症内科)
 藤田 浩二(津山中央病院 総合内科・感染症内科)
 市村 康典(国立国際医療研究センター 国際医療協力局)
 吉岡 大介(川崎医科大学 呼吸器内科・川崎医科大学附属病院 感染管理室)
 高橋 友香里(岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医)疫学・衛生学分野)
 (順不同)


◆参 考
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2021年 5月 26日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000101.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2021年 6月 2日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000107.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2021年 6月 9日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2021年 6月 16日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000137.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2021年 6月 23日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000145.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2021年 6月 30日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000156.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2021年 7月 7日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000175.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2021年 7月 14日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000184.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2021年 7月 21日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000190.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2021年 7月 28日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000201.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2021年 8月 4日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000212.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2021年 8月 11日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000227.000072793.html
・岡山県内の感染状況・医療提供体制の分析について(2021年 8月 18日時点)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000230.000072793.html


◆参考情報
・岡山県クラスター対策班有志作成動画、診療所や職場でのお役立ち集
 http://www.unit-gp.jp/eisei/wp/?p=4631
・新型コロナウイルスワクチン情報
 http://www.unit-gp.jp/eisei/wp/?p=4923
・岡山大学の新型コロナウイルス感染症への対応について
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/aboutcoronavirus.html
・岡山大学病院
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/
・岡山大学病院コロナ・アフターケア外来
 https://www.okayama-u.ac.jp/user/hospital/index377.html
・岡山県クラスター対策班(OCIT)が、岡山大学SDGs推進表彰(President Award)優秀賞を受賞しました
 https://sdgs.okayama-u.ac.jp/sdgs/detail.php?seq=11
・【岡山大学】岡山県のワクチン集団接種会場へ岡山大学病院の医療従事者を派遣
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000135.000072793.html
・【岡山大学】岡山大学病院で歯科医師を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種の研修会を開催しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000072793.html
・岡山大学における新型コロナウイルスワクチンの大学拠点接種について(槇野博史学長からのメッセージ)
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000151.000072793.html
・【岡山大学】新型コロナウイルスワクチンの大学拠点接種のリハーサルを実施しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000163.000072793.html
・【岡山大学】新型コロナウイルスワクチンの大学拠点接種を開始しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000171.000072793.html
・【岡山大学】新型コロナウイルスワクチンの大学拠点接種において、約12,000人に1回目の接種を終了しました
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000198.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報15)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000166.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】新型コロナウイルス特集ページ(続報16)を期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000206.000072793.html
・【岡山大学 x デンタルダイヤモンド社】RSウイルス特集ページを期間限定で一般公開
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000234.000072793.html

 

 



◆本件お問い合わせ先
 岡山大学 学術研究院 医歯薬学域(医)疫学・衛生学分野 教授 頼藤貴志
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1 岡山大学鹿田キャンパス 基礎研究棟7階
 TEL:086-235-7173
 FAX:086-235-7178
 E-mail:okayama.eisei◎gmail.com
       ※◎を@に置き換えて下さい
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国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています

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アザラシの海洋適応に伴うタンパク質進化のしくみを解明

2021-08-28 18:46:02 | 理工農系

岡山大学、富山県立大学、立命館大学、長浜バイオ大学の共同研究成果です! 

 

2021(令和3)年 8月 27日
国立大学法人岡山大学
http://www.okayama-u.ac.jp/
 


<発表のポイント>

  • 哺乳類の潜水能力は、筋肉中で酸素を貯蔵する働きを持つミオグロビン(Mb)というタンパク質の量に依存し、潜水哺乳類の肉が陸生動物の肉よりも色が濃いのは、筋肉中のMb濃度が高いことによる。
  • 潜水哺乳類であるクジラやアザラシは、約三千万〜五千万年前に陸上に生息していた四つ足動物から進化した。
  • 現存生物のゲノム情報解析と遺伝子工学を駆使することによって、絶滅した祖先アザラシのMbを復元することに成功した。
  • アザラシMbの進化プロセスを以前解明したクジラMbの進化と比較することで、潜水哺乳類Mbに共通する進化戦略とアザラシ独自の戦略が明らかになった。
  • 潜水哺乳類Mbが細胞中に高濃度で存在出来るしくみを応用することで、高品質のバイオ医薬品の低コスト生産が期待出来る。



◆概 要
 富山県立大学工学部医薬品工学科 磯貝泰弘教授、立命館大学生命科学部応用化学科 今村比呂志助教、岡山大学異分野基礎科学研究所 墨智成准教授、長浜バイオ大学バイオサイエンス学部 白井剛教授らの研究グループは、複数の祖先アザラシMbを復元して合成することに成功した。合成した祖先および現存アザラシMbの構造と生化学的性質の解析を行い、以前解明したクジラMbの進化と比較することで、潜水哺乳類に共通するMbの進化とアザラシ独自の進化の道筋を明らかにした。

 古生物学における化石研究によると、クジラとアザラシを含む海棲哺乳類(海獣)は、かつて陸上に生息した四つ足動物祖先から数千万年の歳月を経て進化し、海洋で深さ千メートルを超える高い潜水能力を獲得した(図1)。
 

図1.ゲノム解析による鰭脚類の系統関係(動物のイラストは川崎悟司氏提供)


 一方、現存哺乳類に関する生化学的な解析によると、潜水能力の高い海獣の筋肉組織中には、ミオグロビン(Mb)という赤い色素タンパク質が、陸棲動物に比べて数倍から数十倍の高濃度溶け込んでいることが知られている。Mbとその類縁タンパク質(グロビン)は、微生物から昆虫、軟体動物、脊椎動物、植物を含む様々な生物種が発現し、それらの細胞内環境に応じて、分子状酸素(O2)と可逆的な結合解離反応を行う呼吸タンパク質である。
 

図2.アザラシミオグロビン(Mb)の分子進化に伴うアミノ酸置換


 本研究では、現存生物由来グロビンのアミノ酸配列の統計解析と遺伝子工学・生化学・構造生物学実験によって、陸棲動物から進化したアザラシMbの進化の跡を辿り(図2)、クジラMbの進化(Isogai et al., Scientific Reports 8:16883, 2018; 北日本新聞2018年11月16日の記事など)と比較することにより、潜水哺乳類Mbに共通する分子進化とアザラシ独自の進化の仕組みを解明した。具体的には、どちらのMbも進化の過程で細胞内の環境で沈殿し難く変化すると共に、構造安定性が向上し壊れ難くなった。一方、アザラシとクジラでは、この構造安定性を獲得する仕組みが異なっていた(図3)。
 

図3.ゾウアザラシMb(esMb:左から1及び3列目)とマッコウクジラMb(swMb:左から2及び4列目)の分子表面(オレンジ疎水性、空色親水性)の比較.右側4つの構造は左側4つの構造をそれぞれ180度回転させたもの. esMbはswMbに比べ疎水性表面が小さいことが分かる.


 抗体医薬を初めとするバイオ医薬品は、ガンやリュウマチの特効薬として期待されているが、薬効成分であるタンパク質が不安定で溶解度が低く、生産に多大なコストがかかることが社会問題になっている。本研究の成果を応用することで、低価格で供給出来るバイオ医薬品の開発が期待出来る。

 本研究成果は、2021年8月20日に米国科学誌の「 iScience 」オンライン版(https://www.cell.com/iScience)で公開されました。


◆論文情報
 論 文 名:Common and unique strategies of myoglobin evolution for deep sea adaptation of diving mammals
 掲 載 紙: iScience
 著   者:磯貝泰弘(富山県立大学),今村比呂志(立命館大学),中江 摂(長浜バイオ大学),墨 智成(岡山大学),高橋健一(長浜バイオ大学),白井 剛(長浜バイオ大学)
 D  O  I: https://doi.org/10.1016/j.isci.2021.102920


◆参 考
・岡山大学異分野基礎科学研究所(RIIS)
 http://www.riis.okayama-u.ac.jp/

岡山大学異分野基礎科学研究所(RIIS)

岡山大学異分野基礎科学研究所(RIIS)

 


◆本件お問い合わせ先
<研究に関すること>
 磯貝 泰弘(イソガイ ヤスヒロ)
 富山県立大学工学部医薬品工学科 磯貝 泰弘 教授
 〒939-0398 富山県射水市黒河5180
 TEL:0766-56-7500(内線1915)

 今村 比呂志(イマムラ ヒロシ)
 立命館大学生命科学部応用化学科 今村 比呂志 助教
 〒525-8577滋賀県草津市野路東 1-1-1
 TEL:077-561-5021

 墨 智成(スミ トモナリ)
 岡山大学異分野基礎科学研究所 墨 智成 准教授
 〒700-8530 岡山市北区津島中3-1-1
 TEL: 086-251-7837
 http://www.cc.okayama-u.ac.jp/~sumi/index.html


 白井 剛(シライ ツヨシ)
 長浜バイオ大学 バイオサイエンス学部 白井 剛 教授
 〒526-0829 滋賀県長浜市田村町1266
 TEL:0749-64-8117


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 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2021年8月期共創活動パートナー募集中:
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 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000070.000072793.html

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