さくらの大学ノート

さくらが日々想うことをつづります。
(旧だいがくしょくいんのたまご・ひよこ)

人生に触れる

2010年01月04日 | 日々
レビューを書いた「17歳の選択」を読んでいて、思ったこと。

私は人の人生を、ストーリーとして聞いたり、読んだりすることがすごく好き。目の前の人がどういう人生を歩んできて、今、私の目の前にいるのかということにすごく関心があるみたい。そういう本も、よく買う。

成し遂げた「結果」ももちろん大切なのだけれど、その時何を考えていたのか、感じていたのか、成し遂げた後にどんなことがわかったのか、そういう「感情」に触れた時、心が反応する。

そういうストーリーに触れて、私がこれから作っていく人生の参考にしているのかもしれない。
だから、年上の人たちの話を聞くのは、得るものがあるだろうという前提で聞くし、実際、面白いなとも思う。
酔っぱらうと、同じことを何度も話す人とかもいるけど(笑)


レビューにはまとまらなくて、うまく書けなかったけれど、「17歳の選択」には、本当にいいなと思うメッセージがたくさんあって。

中でもアフタヌーン編集長の吉田昌平氏の言葉の遣い方がすごく好きだと思った。

(入社試験で学生の面接をする際に、どのあたりをポイントとして人を見るのか、という問いに対して)

 普通ですよ、普通。普通に、人が言っていることを聞くことができて、人がいることを認めて、それに対してきちんと自分を出せること。これができているかどうかだけです。
 そういう人は、いろいろな人と話ができると思うので、イザというときにうまく飛べると思うんですよ。
 人と会って話をしていくうちに、思うことや感じることってたくさんあるでしょう? 誰かのひと言で心がパッと明るくなったり、逆にどよーんとしたオリみたいなものがたまったり、いろいろな思いが内側にたまっていくものですよね。
 そういう、たまったものがある人のほうが馬力が出るっていうのか、ちゃんと飛べるっていうか。反対に一匹オオカミでやっている人は、すごく面白いし魅力的で破壊的なんだけど、ガス欠になったときに脆いんですよ。

 僕は、いろいろな思いをひっくるめて「世の中ってそういうものなんだね」と思える人が、強い人であり一緒に働いていけそうだな、と思っています。


全部わかるわけではなくて、でも届きそうで、何とかして噛み砕きたいと思うメッセージ。

ただ、「一匹オオカミの人の“魅力”と“脆さ”」は、現時点でもすごく共感する。
私は一匹オオカミの人の魅力に簡単にはまってしまう。すごく好きだと想う。
自分を信じる強さが尋常じゃないからなんだろう。うらやましい。憧れる。
私はそうはなれないから、その人が脆くなっても壊れないように支えたい。
周りの人と“脆い人”の間を埋めたい。
一匹オオカミの人もたくさんいていい。そういう世の中でいいよね。
うまく飛べる人の要素を身に付けられたら、もっとうまく、好きな人たちを支えられるかな。




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