スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐 [DVD]20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンこのアイテムの詳細を見る |
なんかなに考えてたのか知らんが、DVDプレイヤーソフトを介さず独自の方式で再生されるのがまずうざい。
画面の大きさも変えられないし、早送りや巻き戻しもしにくい。なにこれ? いやがらせなの? 死ぬの?
ストーリーの方は「ダース・ベイダー誕生でござるの巻」としかいいようがない。
そしてなんか知らないが笑える。全体的にどのキャラも笑える。
「おれはやるぜ!おれはやるぜ!」というオーラに満ちているがなにをやりたいのかさっぱりわからないアナキンくんの迷走ぶりがまず素晴らしい。唐突に敵に忠誠を誓ったり、その直後に「おれが天下取るから!」とか女房に言い出す頭の悪さがたまらない。
命乞いと稲妻びびびびがカッコよすぎる(笑)銀河帝国皇帝パルパティーン様。
新人いじめカコワルーイ、そして死に様もカコワルーイ、ジェダイマスターのメイス・ウィンドゥ。
半殺しにしたあと「愛していたのに!」とか叫びだすちょっと怖いヒゲ=ワン・ホモービ。
なんかもう、主要キャラの言動がいちいちすべて笑える。なにこれ? ツッコミ待ち?
そして感動の終盤、サイボーク手術を受けてダース・ベイダーと化したアナキンのまったく威厳のない立ち姿。なんという完璧な出オチ。
とりあえず夕日を映しとけば感動するだろう的なラストショット。
すべてにおいて本気なのかやけくそなのかまったくわからない。
本気すぎてやけくそに見えているのかもしれない。
まあ、新三部作自体が旧三部作を好きな人のためのオフィシャル二次創作みたいなもので、大筋とかを楽しむのではなく、雰囲気や細かいキャラのつながりを楽しむものなのだろうから、唐突にEP3を見たおれが間違っているのはわかる。
スターウォーズというシリーズは、きっと猪木的な存在で「バカになれ」というみんなへのメッセージなんだと思う。
つーか私もたいがいなSWキチガイですが、他人に「どこがいいの?」って聞かれると、困るんですよね……(私の好きな映画、そんなんばっかりやないか)ストーリーは果てしなく陳腐だしなあ。ルーカスおじさんの青田刈り計画にはまったとしか言いようがない。
猪木というのは当たってるかも。プロレスを見る感覚に近いかもしれないです。
でもまあ、いいじゃない。SWはファンが多いからなぜかあんまり陳腐あつかいされてないし。
あと点数はなにげにオーシャンズどころかEP1よりも低いんだぜ?
つうかおれオーシャンズはひどい映画だと思うけど、なんか嫌いじゃないからw
指摘はそのとおりなんですよね(「ヒゲワン・ホモービ」は上手い)。
あれがファンなら許せてしまうという…なんなんでしょうかね。EP4を観て感動してしまったらあとはルーカス陛下に「仰せのままに」とひれ伏すダース・○△×になるんですよね(僕もそうなんですが^^;)。話もシリーズ通してまさにツッコミどころ満載(うなさんにはとてもEP6の皇帝の最期は観せられないです)。
でも日本で例えれば桃太郎でしょうか、建国200年にして昔話が出来たという感じです(それが日本人の僕を引き付けるのはなんなんでしょうかね)。
そしてスターウォーズはみんなにツッコミを入れられまくってこそ、より輝きを増すものだと思うし、旧三部作の頃はツッコまれまくっていたイメージがあるのですが、新三部作はなんかツッコミにくい空気があってよくない。
みんなもっとツッコミを入れるべきだと思う。