このたび、お買上げいただいた中古船が、作業船として
たくさんの船や台船を押したり、ひっぱったりする作業に
使われることになりました。
船首は船を押したりできるように防舷材を張り、補強を
して押せる形に改造もしました。
このあと、船底塗装もいたします。
デッキには、前方と後方の4箇所に、補強をいれました。
笹船タイプの和船は横からの攻撃(作業は船と船が行きかう
狭いところで行われるので、台船や大型船とくっつくことも・・)
にも絶えられるようにしっかりと補強がはいります。
船首にはタツを新しくヒノキで製作、補強のためにFRPも
まいて、塗装しました。これで頑丈!
重いものでもひっぱったりできます。
後方には、ステンパイプをFRPでまいて設置、頑丈で
いろいろ使える竿立ができました。
船をひっぱったりするときに、この両方のパイプに大きな
コの字型のパイプをセットして使ったりします。
ウエイクタワーの作業船版みたいな風に使われますね。
FRPでできた船は、このようにして、船主さまの工夫次第で、
自分にあった改造をほどこして、いくらでも変化していけます。
また、古くなった船も塗装をしたり、修理したり、船名シールを
貼りなおしたりするだけで、息をふきかえしたように、
元気になります。
改造しやすい、シンプルな船を最初からお持ちになる
のも、あとあとのメンテナンスがしやすくていいですね。
自分流に作り上げていけますから。
かわいがってあげると船は本当にうれしそうですよ。
船主さまにも使い勝手のよい船になって、本当に
喜んでいただけました。
これからも大活躍していだだけること、心より願っています