憂国の花束

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新春仮想対談 矢部万紀子さんと。

2021-01-06 13:57:58 | 皇位継承
AERA 2021年1月11日号
結婚で皇室を離れた女性皇族に「皇女」として公務を続けてもらおうという制度が急浮上している。あまりに時代に逆行する仕組みだ。 

私は皇女制度に警戒心を抱いているので、皇女制度を時代に逆行する仕組み、と断ずる見出しにひかれて読んでみました。
結果、「時代に逆行する」というその内容は私が想像していたものとは違っていましたが・・・。

筆者の矢部万紀子さんと仮想対談。

私:明けましておめでとうございます。先生のアエラドットコムの記事を読みまして、疑問がありますのでよろしくお願いいたします。
矢部(仮想):はぁ。まあよろしく。

そもそもから始めるなら、女性皇族は皇室典範で「天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる」と定められている。個人的にはこれを「結婚退職制度の明文化」だと思っていたから、「女性宮家」はその撤廃になる道だと期待していた。 

先生が個人的にどう思うかは自由ですが、そもそも皇室典範の条文は「皇族の身分を離れる」とあるように、女性皇族の身分を規定しているものなのに、一般の職場の雇用条件と同じに見るのはおかしくないですか?
皇族の身分は、労働ですか?
皇族は労働しなくても皇族でしょう。

ただし「人手不足だから退職しないで」と求めるだけでなく、これを機に女性皇族の役割がきちんと検討される。そのことも願っていた。

これは、私も先生とおおむね同じ意見です。先生と目的は違いますが。
人手不足だから、女性宮家を創設しよう。だの、皇女制度を制定しよう。だのという論議の前に皇族(男性、女性とも)の役割をきちんと検討すべきでしょうね。

結婚退職後も「皇女」として働く制度。なぜ?
パートタイム勤務の明文化。そう思った。今どき、結婚→退職→パート勤務とする会社などあるだろうか。

はっはっは。😅 
「皇女制度は時代に逆行する制度」とは此処ですか?!(なーんだ。拍子抜け)

人手不足に悩む企業が退職して主婦している女性に声をかけることはよくあることで。
主婦のほうも、「時間に自由がきき、控除のことも考えればパートのほうが働き易い。」という方々もいる。
働きかたの多様性を考えれば「パートで働きたい。」という考え方も悪いとは言えないでしょう。
それに皇女制度は勤務はパート、給料は同世代のフルタイム並かそれ以上という主婦からみれば夢のような制度です。

「皇女にはなりません。自由にします」と言える女性皇族がいるだろうか。そこにつけ込んだ制度だと感じる。

いや、先生。今でも降嫁された三笠宮女王殿下の方々は各界の総裁職、名誉職としての活動をされています。
眞子内親王も降嫁されたら同様の活動をされるのでしょう。
「皇女」になれば依頼するほうも依頼されるほうも仕事は受けやすくなります。特別公務員としての年600万円ほどの給与の他にお出ましを依頼する企業、公共団体、自治体からのそれなりの謝礼も得る機会も増えるでしょう。
どんな地位、身分にあるかたでも、得るカネが多くて困ることはないし、あればもっと欲しくなるのは人の常。
それに「特別公務員皇女」は皇族よりははるかに自由な立場でのお仕事です。
あんがい皇族女性御自身も「皇女制度」を歓迎されているかもしれませんよ。

あれこれ考えていくと、 「男系男子による皇位継承」に行きついてしまう。

そうです。その通りです。で、先生は「男系男子による皇位継承」についてはどのようにお考えでしょうか?

三浦しをんさん は「内親王の結婚は『専業主婦になること』を基本的な前提としているのかなと。『売れないロックミュージシャンと結婚したい内親王』とかが出てきたら、どうするんでしょうか」と語っている。
三浦さんは女性皇族を、「同性の一人」としてとらえている。働き、人を好きになり、結婚をする。そういう当たり前な人として、眞子さまも応援する。そんな三浦さんは「少数派」ではないということを、菅首相にテイクノートしてほしいと思う。「皇女」ありきではなく、「一個人」としての女性皇族を念頭に、生き方と制度を検討してほしい。 

眞子内親王には、当然「働き、人を好きになり、結婚をする。」自由があります。そして、世の中の当たり前の人のように、一般の職場で働くなり、旦那の給料でやり繰りする専業主婦になるなり、元皇族としての配慮が一切ない生き方をする自由もあります。
でも、眞子内親王と圭さんは、そのような生活を望んでいない。
「市井の一個人として私たちは生きる。」と宣言して、そのように行動されていたら、おそらく此処まで国民が反発することは無かったでしょうし応援する人も多かったでしょう。
御二人は当たり前の人である自由を自ら放棄している、と言えるのではないでしょうか。


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