雀の学校
今更言うまでもないが、皇位継承の絶対条件は「男系男子」です。
皇室典範 第一条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。
皇室典範が決めたから、皇位継承の絶対条件が「男系男子」になったわけではない。皇室典範は、天皇の始まりから皇位が男系男子によって継承されてきたことを明文化しただけです。
いつ、と知れないくらいずっとずっと昔から、皇位は男系男子によって継承されてきた。いつ、と知れたあたりからでも1600年くらいは続いている。それが「天皇」です。
皇位継承の絶対条件は「男系男子」
長子相続は皇位継承資格のある男性の順番を定めるための方便ですね。
大半のものが納得できる物差しで順番を決めておかないと争いが起きるからね。
居並ぶ男系男子達に長子優先の物差しを当てて順番を決めて、その順番を「身位令」に明記しておいてさえ、「愛子天皇系列の皇位継承」を目論むものが出て来る。
「愛子天皇」派は「皇位は最近親の系統に伝える」が皇位継承の絶対条件だと、こともあろうに男系男子による継承を前提として書かれている皇室典範を引いて主張する。
曰く
皇位継承の絶対条件は「皇位は最近親の系統に伝える」
皇室典範は直系優先の原則を示している。
↑「愛子天皇」派が添付している画像。
②に赤線を引いて強調して曰く
継承の"順序"の基となっている継承条件は、
・最近親の系統の皇族 [第1章皇位継承 第2条2項]
・長子優先 [第1章皇位継承 第2条3項]
・皇統に属する男系男子 [第1章皇位継承 第1条]
😱 皇位継承の絶対条件 皇統に属する男系男子 を順番を決める物差しの下に置いてはダメでしょー。
第一条は皇位継承資格の明記。
第二条は皇位継承順位の明記。
内容が別物です。
継承順位について定めている第二条をもって継承条件を語るのは間違いです。恣意的言葉を換えているのなら、かなり悪質です。
②第二条第二項 前項各号の皇族がないときは・・即ち一~七までの全員ないときは、
一~七までの全員がないとはどういうことでしょうか親等図を見てみます。
図の3伯父叔父とその子4従兄弟・・まで絶えていたら、
②皇位はそれ以上で最近親の系統の皇族にこれをあたえる。
この図でいえば、4親等の祖父の兄弟(伯叔祖父)
この図は一般人向けなので、女性親族も記載してあるが、皇室典範第二条は皇位継承資格のある男子のためのものです。
😱 「愛子天皇」派は一~七の全てが絶え場合を想定した第2条2項を根拠に秋篠宮殿下は正統な皇位継承者ではないと主張する。
曰く
最近親の系統は、天皇の血縁者の中で最も血縁が近い方とその子孫である。
→それは愛子さまだと言いたいらしい。
血縁関係の遠近に性別は関係ないので、男子の中で最も血縁関係が近い方とその子孫は、最近親の系統とは認められない。
→今上の子である愛子さまのほうが、今上の弟である秋篠宮殿下より血縁関係が近い。最近親の愛子さまを差し置いて皇位継承者を名乗っている秋篠宮殿下は皇位簒奪者だと言いたいらしい。
最近親の系統が女子のみで継承1位が最近親の系統ではない場合、継承条件をすべて満たしていない為、法的な問題が生じる。
男子である事より最近親の系統の皇族である事の方が重要なのである。
→
皇室典範 第一条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。
第二条六皇兄弟及びその子孫
の両方を満たしているのですから秋篠宮殿下が皇位を継承されるのに法的な問題は何もありません。
「愛子天皇」には法的根拠はありません。
近親の系統の皇族が必ず皇位に就く
という前提で、皇族の序列は、最近親の系統が上位を占めるように「直系優先」となっているのだ。
→違いますよ。御言葉を借りて言うならば
男系男子の皇族が必ず皇位につく。という前提で、皇族の序列は長子優先で決められている。です。
お間違えのないように。ね。
たまに「壬申の乱」を持ち出す人がいますが、そもそも当時の皇位継承は兄弟間も当たり前で、母親が皇統や蘇我氏のような大豪族の出身でした。天智、天武兄弟の母は斉明天皇でしたが、天智の子大友皇子の母は菜女で地方豪族の娘、継承の資格がありませんでした。でも、強力、強引な天智が自分の息子に継がせたいために起きた乱でした。美智子さんが壬申の乱になってはと言ったと伝わっていますが、もしそれなら長男に変な野望を持たないようにと言うべきでしたね。欧州でも女王が最初に冊立された時は、ヘンリー8世のように強力かつ息子がいない父親が強引に娘を立てたのです。その後のドタバタは、”独身のエリザベスⅠ女王”でやっと収まりました。マリー・アントワネットの母オーストリアのマリア・テレジアの時はプロシアと継承戦争が起きる騒ぎでした。最近イギリスが継承順位をいじったのだって、今後生まれる人からと慎重ですよ。平和な日本で、立派に皇位継承者が居られるのに、何を騒ぐのでしょう!ひとえに今上の不徳のいたすところではありませんか。悪妻を“一生お守りする”ためには何をしても良いのでしょうか。上皇夫妻のように「いずれ降嫁する愛子には・・」と言うこともできないなんて、亜流でさへもない!本当にしっかりしてください!と言いたいです。
天皇の最近親者が天皇になるのであれば、現天皇家のご先祖である光格天皇のことをどう説明するのでしょうね。
後桃園天皇の一代前の後桜町天皇は甥の成長迄の中継ぎで最後の女帝となりました。
その後桃園天皇には娘である欣子内親王しかいなかったのですから、女帝にたてようとする声があってもおかしくなかったでしょうね。
天皇の最近親者が資格があると云うなら。
でも、女帝に立てることはなく、約百年前の東山天皇を祖とする閑院宮家から次代の天皇を迎え、天皇の最近親者である欣子内親王を女帝にすることはあせんでした。わずか2代前が女帝であるにもかかわらずです。
皇位は男系男子に限ると明文化されていなかったかもしれませんし、勿論Y染色体の知識等ない時代ですが、男系男子と云う意識はあった証ではないかなと思うのです。
愛子天皇派諦めが悪過ぎです。
あかりさんが書いてらっしゃるヘンリー8世は息子が欲しくて離婚を認める為にカトリックから離脱した王として知られていますね。念願叶って息子エドワード6世が生まれ次代の王となりました。
如意さんの調査や今回の光格天皇即位までへの道筋のご教示など、大変興味深く読ませていただいています。今後とも、どうかよろしくお願いいたします。
ほんとーに、愛子天皇派は汚いです。
少し調べれば解るようなことをねじ曲げ、嘘をついても、愛子天皇に正統性があると解説する。しかもそれに同調する人が多いのですから。
皇位は今上から秋篠宮殿下、悠仁殿下に継承されるのが正統で、正統な皇位継承は浄いのです。
愛子天皇や女性宮家に色目を使う天皇は信用できません。
秋篠宮殿下も女性宮家に色目を使っていたことがありますが、今はどうなのかしら。男系男子による継承への理解が進んで女性宮家は間違いだと気付かれていると良いのですが。
ダブルワイさん
自分の血筋への拘りは、そんなにたいした名も財産もない庶民でもある人はあるので、王や天皇ならなおさらでしょうね。
昭和天皇のように「弟達がいる」とさらっと言えるかたは上から下までそうはいらっしゃらないようです。
光格天皇ね。旧宮家男系男子を養子に、愛子さまの婿養子に、という構想は光格天皇の例をなぞっているのかしら、とも思いますが、秋篠宮殿下と悠仁殿下がいらっしゃっての、その計画は不純でしょうね。
あかりさん
そのように執念をもやしても、チューダー朝はヘンリー八世の娘エリザベス一世で絶えてしまうのですよね。
愛子さまに旧宮家男系男子の婿をあてがって無理やり光格天皇の再来を狙っても今上の子孫が絶えるか続くかはもう人間の手を離れているような気がします。