憂国の花束

右でも左でも無く、上でも下でも無く。

祖国日本よ! 誇り高くあれ。

19日 菩薩出現したもう・・御寺泉涌寺を護る会総会に出席して

2024-06-21 00:16:45 | 秋篠宮
皇嗣家(秋篠宮ご一家)
6月18日(火)
秋篠宮さま 日本科学未来館(「第26回日本水大賞・2024日本ストックホルム青少年水大賞」表彰式出席)
6月22日(土)
紀子さま パシフィコ横浜ノース(「第16回国際小児がん学会アジア総会オープニングセレモニー」に出席)

毎年欠かさず予定発表されてきた「御寺泉涌寺を護る会総会」へのご出席が、今年はなされなかった。
22日からの天皇皇后英国訪問を前に、皇嗣殿下妃殿下がご多忙を極めていられることと関係があるのでしょうか。




白バイが参道にも待機していた昨年の物々しさと違い、門前に空色の警察車両が3台並ぶものの警察官の姿は見えず、山門脇に係りのひとが1人。
境内にも警備の姿が無く、どこか長閑な雰囲気です。






受付を済ませ、お斎をいただく。
今年はおろし蕎麦。見た目通りに美味しい御蕎麦でした、


ガラスに映る自分の姿を撮ったつもりでしたが、、、写っていませんね。
奥に見える人影も紅い回転椅子も白い丸テーブルも全てガラスに映った虚像です。
開始、40分前。



両殿下が御歩きになる赤い絨毯。
今年の生花は丈が低めです。
昨年はできるだけお近くに行きたくて、席を左側にとりましたが、花影になって殆どお姿を拝することができませんでした。今年は丈の低い生花なので大丈夫そうと思うものの、右側の席を選びました。

1時、両殿下お成り。
全員起立して、拍手でお迎え。ワクワクが最高潮になる瞬間です。
両殿下は出席者のほうへお顔を向けられほんのりと微笑まれて入って来られました。上体を僅かに傾けて会釈される両殿下の御姿の素晴らしさを伝える言葉がありません。妃殿下が心持ち殿下よりやや深く上体を傾けられてご会釈されるのも素晴らしい。
殿下を先に、妃殿下は一歩下がって進まれたのですが、中央ではすっと横におお並びなり祭壇の釈迦如来画像に一礼されました。その後御座に着席されるまで、息がぴったり合ったお二人は水が流れるように動かれて、そこに無駄というものが全くありません。無駄が削ぎ落された動きは唯ひたすらに美しい。

紀子さまはこのところよくお召しのピンクベージュのツーピースをお召しでした。

御座に着席された両殿下のお姿がよく見えるように、席を選んで座った結果、
角度的には正解でしたが、最前列賓客席にお座りになった相撲取りの親方のような巨漢に視界を阻まれ、妃殿下はしっかり拝見できたものの、殿下は御手しか拝することが出来ず…。
席選びは難しい。



追悼回向では参加者も『般若心経』を唱和するよう案内がありましたが、私は空で唱えることが出来ないので、合掌してひたすら人の重なりの隙間から見える妃殿下のお姿と殿下の合掌された御手を見つめていました。

東京に住んでいたころ、ビルとビルの隙間に思いがけず富士山を見ることがありましたが、人と人の隙間から見える妃殿下も殿下の御手も、ビルの隙間に見た富士山のように気高くて、見るうちに心が晴れ晴れとなって行きました。

妃殿下のやや俯かれた透き通るように白いお顔と端正な佇まいは、こちらの弥勒菩薩に驚くほど似ていらっしゃいます。
いつの間にか菩薩の域に到達されたのでしょうか。


総会中、このお顔が時折こちらを向かれる。

講演を聴かれる殿下はこちらの文殊菩薩に少し似ていらっしゃった。


冒頭で能登半島地震被災者を悼まれた殿下のお言葉は、しみじみと心に響きましたが、御声が時折今上そっくりになられるのに驚きました。
歳を取ると親兄弟そっくりの声になる人は多いようです。

講師の方は、晴れがましさと緊張で、少し上ずっていらっしゃることが見て取れましたが、高貴なかたに真面目な気持ちで接する庶民は誰でもそうなってしまうでしょう。
1時間ほどの講演を聴かれるうち、殿下妃殿下のお顔にお疲れが滲んで来て、殿下は自然体で肘をつかれたりされていましたが、妃殿下はハッと気をとりなおして端正な佇まいに戻られ、またお疲れが滲んで来ての繰り返しに見ていてハラハラしました。
両殿下は休む間もなし、の御働きで実際かなりお疲れだったのではないかと思います。
それでも、気を張って見事なお姿を見せてくださったのでしょう。
せいぜいがところ、お顔が曇るだけで、疲れたからと壇上で居眠りしたり、あからさまに具合が悪そうにはなさることが無いのが秋篠宮皇嗣殿下妃殿下でいらっしゃいます。

事務局長は殿下妃殿下の一方ならぬお忙しさの事情をご存じなのか、
謝辞では「両殿下には、本当に本当にご多忙の中、お越しいただきありがとうございました。」と述べ、両殿下に向かってこれまで見たことが無いくらい深々と深々と礼をされました。

講師の方は講演の最後に「(両殿下は)菩薩が座っていらっしゃるようです。」と言われました。
そうか、講師のかたも菩薩をご覧になったのか、、、






カッと照り付ける太陽の下、勅使門からお帰りになる殿下を待って居並ぶ。
30分ほど立ってお待ちしたのですが、木立に囲まれた境内は清々しく、ジリジリとした暑さがいっそ心地よい。

殿下妃殿下をお待ちするのはちっとも苦になりません。
周囲からも不満の声は聞こえず、皆さま待つのは当然とされているようです。

黒のワゴン車が止まっているあたりから、お車が出て来てゆっくりと前を通過。殿下は窓から大きく身を乗り出しにこやかに手を振って通り過ぎて行かれました。座席奥では妃殿下が微笑まれていらっしゃいました。
思わず「皇嗣殿下万歳、皇嗣妃殿下万歳」と叫びたくなりましたが、声を出す人はいないのでぐっと我慢、代わりに皆さまが手を振っていらっしゃるので、私もちぎれるほど手を振ってお見送りしました。



帰り道。
「殿下と眼が合ったような気がする」等、話す声が聞こえる。
皆さま、殿下妃殿下との一瞬の触れ合いを期待して来られるのですね。私もです。
そして、清々しく浄められた気持ちを抱いて此の道を歩いて帰る。


日の丸の旗は殿下への敬意でしょうか。


今年の記念品




また来年、両殿下を拝することができますように。