出張で、とある地方の町へ行ってきた。
昼、入ったことのある定食屋が休みで、その近くの店で遅めのランチを取ることにした。チキンカツ定食を注文すると、蕎麦かコーヒーが付く(この選択肢もちょっと変だが)とのこと。「手打ち」と聞いて蕎麦にした。数分後出てきたのは、大盛りのライスにでっかいチキンカツ、キャベツ、ポテトサラダに魚の煮付け、山菜、酢の物、漬物、味噌汁。そして普通に蕎麦。蕎麦は別に小さくない。しかも極太の田舎ソバだ。
多すぎるだろ・・・・・・
残すのも悪いので、がんばって全部食べた。苦しかった。
苦しいからと、休むわけにもいかず、ベルトの穴を緩めて、午後の一件目を訪問した。とある学校で、応接室に通され2人の先生と話をさせてもらった。お腹がいっぱいだったので、出されたお茶を飲むのが辛かったが、一通り話も終わって、「そろそろ帰ろうか」、と思ってたところに・・・・・・・なんと、
コーヒーとでっかい「おやき」(場所によって大判焼き?)をお盆に載せて持ってきてくれた。「タイミングが良いお客様ですねぇ、もらい物だけど・・・」とか言いながら・・・・。
お、おい ・・・もう食えないぞ
大体、甘いもの、特にあんこは苦手だ。しかし「どうぞどうぞ、どうぞどうぞ!」と勧められ食べないわけにはいかない。意を決して手に取ると、ずしりと重い。タイヤキ2個分以上は楽にある。思いっきり大きな口で一口食べたにもかかわらず、10分の1くらいしか減ってない。で・・・・・・・・・でかすぎる。そして苦しい。
ここで、思ったのだが、最初に「すいません、せっかくですがお腹いっぱいなので、いただいて帰ります。ありがとうございます」と言ってティッシュにでも包んでもって帰るという選択肢もあったのでは?しかし、もう一口食べた以上、残りをもって帰るのはちょっと変だし失礼かも。やっぱり、完食するしかない。
目の前の先生達(女性)はおやきに手をつけていない。俺が帰ってからゆっくり食うつもりだ。俺がおやきを手に取り、口元にもっていくたびに目線が上がり、おやきを皿に戻すと目線が下がる。仕事の話は一通り終わってるし、特に雑談するようなこともなく、なんか、
俺の、おやき食べ終わるのを待っている状態になってる・・・・・_| ̄|○
結局、嫌な汗をかき、苦しみながらも全部食べた。
もう、あんこは、見るのも嫌だ