西向きのバルコニーから

私立カームラ博物館付属芸能芸術家研究所の日誌

2月14日

2006年02月14日 18時20分00秒 | Weblog
今日2月14日は、祖父の命日である。

しかし25年前の今日、実の娘である母も、実の孫である私も、祖父の死を知らなかった。母にとっては継母にあたる義祖母が、祖父の遺産をすべて独り占めした上、人知れず九州の妹の元に身を寄せるべく、その死を我々身内に知らせなかったのである。
数日後に祖父の死を知った母が早速調査したところ、家屋敷も既に売りに出ていたので、慌てて物件を差し押さえたりして、裁判をしようと奔走した。その後「財産は娘家族には一切渡さない」という疑惑の遺言状も見付かり、刑事裁判をも検討したが、義祖母の高齢さと裁判の長さを考慮して訴訟を起こす事を断念。結局、泣く泣く遺産の4分の1の遺留分確保で決着した。

世間がバレンタインデーで浮かれている今日。我々家族には、あの忌まわしい過去が甦る今日である。合掌。

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