カドボール

高麗橋と天満橋の間にあるＢＡＲカドボール

マスターの林さんはカクテルコンペで名を轟かせた有名バーテンダー

このマスターが作り出すカクテルと雰囲気を求め辺鄙な場所にもかかわらず

今日もまた満席だ

シェイクもいいのですがミキシングの技術がすごいと思います

グラスへの氷の組かたから違います、音もなくまわる氷…

性格なのか店内は雑然としており、部屋の隅にはダンボールが…

でも

でもこんなに美味しいジャックローズが飲めるのはココだけ

今宵ジャックローズただ一杯を呑むために夜の闇をかいくぐるのも

悪くはないか

ｓｈｏｔ ｂａｒ Ｌｅｅ

阪急電車服部駅から徒歩７分、駅前の喧騒を抜けた先にポツンと灯る明かり

庄内や服部といえば豊中市のなかでも古くから拓け、今も下町情緒満載だ

リーは松下オーナーバーテンドレスが取り仕切っているお店

特徴は２枚目の写真にもある燻製機が店の前に鎮座していることであろう

もちろんこの燻製機を使った燻製の数々が不味かろうはずがない

軽快なトークでゲストを盛り上げるマダムといいたいところだが

少々ガラッパチ系、土地柄もあるのでしょうが…

美味しい燻製とお酒で一人ウットリとしたいところに吹き荒れるミニ台風

うるさいと思いながらも、いつしか快い調べに変わる夜というのも

悪くはないか

ＤＵＱＵＡＩ（デュカイ）１９６９

友人から戴いたコニャック

グランシャンパーニュ地方のジャルナック村のブラスタッド・ティフォン社製

ビンテージ１９６９でボトリングが２００６　つまり３７年もの

なんとなく不思議な感じですねぇ３７年ってキリが悪いような…

このへんの感性の違いもまた面白さのうちの１つです

味は３７年もののわりにフルーティーさが失われておらず

ともすれば荒々しさも感じます、ほんといろいろなお酒があります

コニャックを飲むこと自体が非常にまれになっていましたので

少し昔を思い出しました、若かりし日にはカミュのブックをかなりの数

そろえていましたし、カミュのエキストラでサイドカーを作ったりと

かなりバチあたりなことをしていました

その後はスナックやクラブでサントリーのＶＳＯＰから始まり

ヘネシーやレミーを水割りで…

本当にもったいない呑み方でした

多かれ少なかれ通る道かもしれませんが…たまには思い出にひたるのも

悪くはないか

コイーバ シグロⅠ

ハバナのなかのハバナ、キングオブハバナのコイーバ

今回はシグロⅠトレペティコロナより少し短いベルラサイズ

喫煙時間４０分

一口目から違います、さすがにコイーバ、荒さや辛さとは無縁です

小さいサイズですので１本のなかでの味の変化はさほどありませんが

最後の最後までコイーバらしく上品でした

大昔は市販されておらずキューバ政府が外国からの要人のお土産や

贈答用、カストロ議長用とのことだったらしいです

小さいサイズのコイーバですが、往時の政局などを夢想してみるのも

悪くはないか

パルタガス８９８

ダリアサイズの超有名シガー

喫煙時間８０分

長い割にはドローが素晴しく比較的早く灰になっていく感じです

最初から香り素晴しくコクもあり煙の量も十分です

真ん中ぐらいから急に甘みがでましたが、すぐなくなりました

後半にかけてはコクが爆発的に増えていつまでも吸っていたくなります

これぐらい変化にとんでくれると、アキがまったくこないですね

この至福の一本を吸ったのがＢａｒグランレゼルバでしたので

シガーの管理は良いし、酒はそろってるしでいうことなしでした

たまにはこんなに贅沢な１本を心より楽しんで吸うのも

悪くはないか