弁護士法人かごしま 上山法律事務所 TOPICS

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接見後のブザー

2007-08-23 | Weblog
接見終了ブザーなど設置へ、栃木保険金殺人の被告自殺(読売新聞) - goo ニュース

※引用
接見終了ブザーなど設置へ、栃木保険金殺人の被告自殺

 栃木県さくら市の保険金目的殺人事件の主犯格とみられる自動車販売修理業小林広被告(58)が今月6日、宇都宮中央署で弁護士との接見直後に自殺した問題で、同県警は22日、検証結果と改善策を公表した。
 問題点として、留置管理課員が接見終了を把握しておらず、小林被告を面会室で一人にしたことや、留置施設を出入りする際の身体検査が不十分で、首をつるのに使った下着の持ち出しを見逃したことを挙げた。
 改善策では、〈1〉接見終了を連絡してもらうよう弁護士に依頼する〈2〉接見中は容疑者側のドアを施錠する〈3〉最大限の注意を払って身体検査を行う―― ことを県内全20署に指示。全署に、弁護士の面会室への出入りが分かるようにセンサーを設置するほか、弁護士に接見終了を知らせてもらうためのブザーを面会室内に置くとしている。


時間的にフォローが完全でないことと、この発表が当該警察署のことなのか、県警全体のことなのか良く分かりませんが、当初の報道では、接見終了後ブザーでその旨を知らせることが弁護人も認識していたようなニュアンスだったと思います。この検証と改善策の前に、当該自殺の事案で事実関係がどうだったのか、明確に報告することが第一歩なのではないでしょうか。栃木県弁護士会はそんなブザー知らないという調査結果発表しているのですから。

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