つれづれなるままに映画や音楽の感想などをテキトーに書いていければなぁ、と思っております。
つれづれおきらく
ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない
まぁ、期待してた程度には面白かったな。
ブラック会社っていうよりは、単にきつい労働条件の会社って気はするけども。
ブラック会社ってもっとこう、違法なこととかも社員に強いるようなそういう会社のことかと思ってた。
藤田さんが最後まで本当にいい人だったのは意外だったなぁ。
最後の最後の本当に限界ってところで藤田さんが豹変して悪魔のような正体が見えてきて…、それで、むしろそんな藤田さんに対抗するべくリーダーを含めて全員が一致団結する、みたいなストーリーを勝手に想像して見ていたんだけど、そんなことはなかった。
けっこう普通にいい話でしたね。
ただ、長い目で見ると、この主人公もこの会社にずっといるのはどうかと思うなぁ。
ここで基本を覚えて起業するとか、もっとまともな労働条件の会社に移るとか、やっぱりこの状態では長続きしないだろうなぁ。
そう思うと、このメンバーで仕事をするってのはほんの一時期のことで、こういう小さい会社でプログラマーをやってるのって、なんかひと時の青春みたいな状態だなぁと、なんとなく中学時代の地獄のようなバスケ部を思い出してしまった。
そんな甘くねーよ、と叱られそうだけど、なんかそんな感じがした。
ブラック会社っていうよりは、単にきつい労働条件の会社って気はするけども。
ブラック会社ってもっとこう、違法なこととかも社員に強いるようなそういう会社のことかと思ってた。
藤田さんが最後まで本当にいい人だったのは意外だったなぁ。
最後の最後の本当に限界ってところで藤田さんが豹変して悪魔のような正体が見えてきて…、それで、むしろそんな藤田さんに対抗するべくリーダーを含めて全員が一致団結する、みたいなストーリーを勝手に想像して見ていたんだけど、そんなことはなかった。
けっこう普通にいい話でしたね。
ただ、長い目で見ると、この主人公もこの会社にずっといるのはどうかと思うなぁ。
ここで基本を覚えて起業するとか、もっとまともな労働条件の会社に移るとか、やっぱりこの状態では長続きしないだろうなぁ。
そう思うと、このメンバーで仕事をするってのはほんの一時期のことで、こういう小さい会社でプログラマーをやってるのって、なんかひと時の青春みたいな状態だなぁと、なんとなく中学時代の地獄のようなバスケ部を思い出してしまった。
そんな甘くねーよ、と叱られそうだけど、なんかそんな感じがした。
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十三人の刺客
面白かった。
稲垣吾郎、大したもんだ。
三池崇史監督って、正直好きじゃないし、こんな映画の中にわざわざふざけたシーンをちりばめる理由がやっぱりさっぱりわからないけど、それもまぁ抑え目なので、まぁ良しとしとこう。
「そこで足をはらえ。武士道なんて関係ない。どんな手を使っても相手を殺せ。」という前半の準備シーンが、「俺とお前は道場ならば互角だ」ってラストに見事につながっていく。ほんと見事だ。
運動神経バツグンって人が、ケンカ慣れした人にはボコボコにやられてしまうっていう、昔からドキドキしながら見てきたマンガ、映画の基本。
そう、ケンカに手段は関係ない。
うーん、いい感じ。
ただ、あの山猿みたいな人の存在が、正直この映画には必要なかったと思う。
剣の道にもう15年も20年も生きてきたような人が、山奥でイノシシつかまえて生きていた人に負けるだろうか?
それは嘘だろうと思ってしまった。
あり得ないだろう。
彼が剣術とはちがう、独自の武道を極めている人だったというような設定ならば受け入れられるけど。
ただ野山を走りまわって野生の動物をとらえて生きていた男が、刀を持った、かりにも剣術を磨いてきた男達にあんなに簡単に勝てるとはとても思えない。
そして最後にあいつが何故か復活する下りに至っては、「ばかやろう!」と心の中で叫んでしまった。
台無しじゃねーか!
こんだけすごい映画が、台無しじゃねーか!
三池監督って、なんで素直にちゃんとした映画を作ることができないんだろう。
バカが!
あんたの照れなんてどうでもいいんだよ。
たまには本気で「恥ずかしいぐらいちゃんとした映画」を作ってみやがれ。
その恥ずかしさが耐えられないんだったら、そもそも創作活動なんてやめろよ。
あー、もったいない。
いらねーよ、そんな照れかくし。いらねー。
普通にあのまま終わってりゃ最高の映画だったじゃねーか。
まったく、バカが。
あのロウソクの炎だけで撮ったような映像、すばらしかったのに!
たった13人で200人(300人?)をやっつける、そして狂った殿様をぶっ殺す、いい映画だったのに!
もう、なにやってるんだ!
あれさえなければ90点。
あのラストのせいで、73点だ。
もったいなーい。
稲垣吾郎、大したもんだ。
三池崇史監督って、正直好きじゃないし、こんな映画の中にわざわざふざけたシーンをちりばめる理由がやっぱりさっぱりわからないけど、それもまぁ抑え目なので、まぁ良しとしとこう。
「そこで足をはらえ。武士道なんて関係ない。どんな手を使っても相手を殺せ。」という前半の準備シーンが、「俺とお前は道場ならば互角だ」ってラストに見事につながっていく。ほんと見事だ。
運動神経バツグンって人が、ケンカ慣れした人にはボコボコにやられてしまうっていう、昔からドキドキしながら見てきたマンガ、映画の基本。
そう、ケンカに手段は関係ない。
うーん、いい感じ。
ただ、あの山猿みたいな人の存在が、正直この映画には必要なかったと思う。
剣の道にもう15年も20年も生きてきたような人が、山奥でイノシシつかまえて生きていた人に負けるだろうか?
それは嘘だろうと思ってしまった。
あり得ないだろう。
彼が剣術とはちがう、独自の武道を極めている人だったというような設定ならば受け入れられるけど。
ただ野山を走りまわって野生の動物をとらえて生きていた男が、刀を持った、かりにも剣術を磨いてきた男達にあんなに簡単に勝てるとはとても思えない。
そして最後にあいつが何故か復活する下りに至っては、「ばかやろう!」と心の中で叫んでしまった。
台無しじゃねーか!
こんだけすごい映画が、台無しじゃねーか!
三池監督って、なんで素直にちゃんとした映画を作ることができないんだろう。
バカが!
あんたの照れなんてどうでもいいんだよ。
たまには本気で「恥ずかしいぐらいちゃんとした映画」を作ってみやがれ。
その恥ずかしさが耐えられないんだったら、そもそも創作活動なんてやめろよ。
あー、もったいない。
いらねーよ、そんな照れかくし。いらねー。
普通にあのまま終わってりゃ最高の映画だったじゃねーか。
まったく、バカが。
あのロウソクの炎だけで撮ったような映像、すばらしかったのに!
たった13人で200人(300人?)をやっつける、そして狂った殿様をぶっ殺す、いい映画だったのに!
もう、なにやってるんだ!
あれさえなければ90点。
あのラストのせいで、73点だ。
もったいなーい。
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私の中のあなた
キャメロン・ディアス。
娘が、あのリトル・ミス・サンシャインのアビゲイル・ブレスリン(という名前なんだな。そろそろ名前おぼえようっと)。
判事をジョーン・キューザック。
弁護士をアレックス・ボールドウィン。
通勤電車の中で見始めて、しまったと思った。
こんな重い、子供/親子関係が題材の映画を見る気分じゃなかった。
こんな映画は、どんなにいい映画だって今見たくない。あんまり。見たくない。
でも結局最後まで見た。
なるほどなぁ。
そういうことか。
なるほどなぁ。
誰かの死を受け入れる、それは、その本人よりも抵抗がある人がいるかもしれない。
ただ、死は誰にでも訪れるし、それはどんなに抵抗したところで抗うことが決してできないときがやってくる。
★★★以下ネタバレ
最後のあの、キャメロン・ディアスがまるで子供のように丸くなって背中から抱かれて寝ている姿。
誰が誰を諭し、誰が誰に気を使うか、それは年齢の上下とは関係ないことかもしれない。
そしてこの映画が描くように、死を迎える本人とそれ以外の人という関係でも、普通思いつく関係とは逆かもしれない。
キャメロン・ディアス演じるサラが必死にやってきたことは誰にも批判できないだろう。
自分の子供の死を受け入れられる親がどこにいるだろう。
もういいんだよ。
あなたは精一杯がんばった。
もうそれを受け入れる時なのかもしれないよ。
大丈夫。
それを伝えるのは、ひょっとするとその本人なのかもしれない。
という、すごいストーリー。
でも、ほんと、そうなのかもしれないなぁ。
途中で涙がこぼれて大変でした。
そしてまた、残された者たちの人生は進んでいく。
行った人には精一杯の思い出を残して。
キャメロン・ディアス。
全盛期のはじける笑顔のかわいい女性という役柄から、さてこの先どういう女優人生を歩んでいくのだろうかと心配しているんだけど、なかなか良い作品を選んで出演しているように思います。
ほんと、いい映画でした。
娘が、あのリトル・ミス・サンシャインのアビゲイル・ブレスリン(という名前なんだな。そろそろ名前おぼえようっと)。
判事をジョーン・キューザック。
弁護士をアレックス・ボールドウィン。
通勤電車の中で見始めて、しまったと思った。
こんな重い、子供/親子関係が題材の映画を見る気分じゃなかった。
こんな映画は、どんなにいい映画だって今見たくない。あんまり。見たくない。
でも結局最後まで見た。
なるほどなぁ。
そういうことか。
なるほどなぁ。
誰かの死を受け入れる、それは、その本人よりも抵抗がある人がいるかもしれない。
ただ、死は誰にでも訪れるし、それはどんなに抵抗したところで抗うことが決してできないときがやってくる。
★★★以下ネタバレ
最後のあの、キャメロン・ディアスがまるで子供のように丸くなって背中から抱かれて寝ている姿。
誰が誰を諭し、誰が誰に気を使うか、それは年齢の上下とは関係ないことかもしれない。
そしてこの映画が描くように、死を迎える本人とそれ以外の人という関係でも、普通思いつく関係とは逆かもしれない。
キャメロン・ディアス演じるサラが必死にやってきたことは誰にも批判できないだろう。
自分の子供の死を受け入れられる親がどこにいるだろう。
もういいんだよ。
あなたは精一杯がんばった。
もうそれを受け入れる時なのかもしれないよ。
大丈夫。
それを伝えるのは、ひょっとするとその本人なのかもしれない。
という、すごいストーリー。
でも、ほんと、そうなのかもしれないなぁ。
途中で涙がこぼれて大変でした。
そしてまた、残された者たちの人生は進んでいく。
行った人には精一杯の思い出を残して。
キャメロン・ディアス。
全盛期のはじける笑顔のかわいい女性という役柄から、さてこの先どういう女優人生を歩んでいくのだろうかと心配しているんだけど、なかなか良い作品を選んで出演しているように思います。
ほんと、いい映画でした。
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沈黙の聖戦
セガール映画。なんて書かなくてもタイトルで誰にでもわかるのか。
これけっこう面白かった。
タイが舞台なんだけど、監督もタイ人なのかな。
実際にはそんなに動けなくなっちゃったセガールをアクションシーンで見せるワザがなかなかよくできてる。
セガールの背中側すこし下方からあおりで撮る。
敵は全身写ってる。セガール(というか、別のもっと動ける人)は首までしか写らない。ぎりぎり頭が写らない画角。
これ、よく考えたもんだなぁって思いながら見てた。
あとちょうどその時代なのかなぁ、ところどころに「マトリックス」の影響を感じました。
微妙に「中学生映画」っぽい感じも、むしろ好印象。このタイ人の監督、セガール主演で、作りたかった映画を作った、そんな感じじゃないかなぁ。
誘拐された娘たちをビキニ&ショートパンツにしておくために、つまり映画の最後までそのかっこうで観客にサービスするために、襲われるシーンを泳いでいるところに設定するっていう、むりやりな設定による観客サービスも、笑ってしまったがなかなか良し。
そして仏教は邪教よりもやっぱり強いのだぁ~、という仏教リスペクト。
いろんな意味で楽しめる映画でした。
これけっこう面白かった。
タイが舞台なんだけど、監督もタイ人なのかな。
実際にはそんなに動けなくなっちゃったセガールをアクションシーンで見せるワザがなかなかよくできてる。
セガールの背中側すこし下方からあおりで撮る。
敵は全身写ってる。セガール(というか、別のもっと動ける人)は首までしか写らない。ぎりぎり頭が写らない画角。
これ、よく考えたもんだなぁって思いながら見てた。
あとちょうどその時代なのかなぁ、ところどころに「マトリックス」の影響を感じました。
微妙に「中学生映画」っぽい感じも、むしろ好印象。このタイ人の監督、セガール主演で、作りたかった映画を作った、そんな感じじゃないかなぁ。
誘拐された娘たちをビキニ&ショートパンツにしておくために、つまり映画の最後までそのかっこうで観客にサービスするために、襲われるシーンを泳いでいるところに設定するっていう、むりやりな設定による観客サービスも、笑ってしまったがなかなか良し。
そして仏教は邪教よりもやっぱり強いのだぁ~、という仏教リスペクト。
いろんな意味で楽しめる映画でした。
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シャーロック・ホームズ
ガイ・リッチー監督で、ロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウ。
けっこう面白かったなぁ。
とにかくロバート・ダウニー・Jrのシャーロック・ホームズがいい。
原作とかほとんど知らないし、これまでのイメージとはかなりちがってるんだろうなぁって気はするんだけど、このキャラクターすごくいい。
頭脳明晰で、なんでも推理できてしまうんだけど、人とうまくつきあえないっていう。
そして落ち込むっていう。面白い。
ワトソンの婚約者メアリーと一緒の食事して、一瞬で相手の離婚経験を言い当て、というか、言わなくてもいいことまで全部ズケズケと言い当ててしまって、そしてメアリーどころかワトソンとの関係も最悪の状況に。
そして落ち込む。
落ち込んで、自分を痛めつけるためにボクシング賭博場で拳闘。
なんとも言えない性格だよなぁ。
このキャラクターと、そしてジュード・ロウ演じるワトソンとのなんとも言えない男どうしのいい感じの関係、これを作り上げただけでこの映画は合格だ。
とにかくまぁ、推理するところとかアクションシーンとかじゃなくても、二人がなんとも言えないいい関係で軽口たたきながら会話しているだけで見ているこっちは楽しいのだから。
前半のあのボクシングシーンのとことか、ガイ・リッチーだから「スナッチ」を思い出しちゃうけど、あのボクシングシーンは楽しかったなぁ。
あらかじめ全てを予想して、そしてその通りに一瞬でカタをつけるっていう。あれ、気持ちいい。
あれが後半出てこないってのが、後半がちょっとつまんなくなっていっちゃう原因ではないだろうか?
あと、推理については、なんかインチキなトリックっていうレベルで、だからこそボケーっと見てても全て理解できるから、こういう単純明快なポップコーンムービーとしては良いのかもしれないけど、もう少しヒネリの効いた「なるほど!」って思わせてくれるようなトリックであってほしかったなぁ。
「看守に演じさせた」って、それってトリック???
あと、個人的にレイチェル・マクアダムスが好きなので、彼女がアイリーンを演ってるのは楽しかったですね。
花が無いって言われれば、たしかにそうかもしれないけど、ちょっとクセのあるこの役には合っていると思ったし。
ということで、かなり楽しかったかな。
後半のアクションシーンと推理が前半並みに良ければもっと良かったけども。
けっこう面白かったなぁ。
とにかくロバート・ダウニー・Jrのシャーロック・ホームズがいい。
原作とかほとんど知らないし、これまでのイメージとはかなりちがってるんだろうなぁって気はするんだけど、このキャラクターすごくいい。
頭脳明晰で、なんでも推理できてしまうんだけど、人とうまくつきあえないっていう。
そして落ち込むっていう。面白い。
ワトソンの婚約者メアリーと一緒の食事して、一瞬で相手の離婚経験を言い当て、というか、言わなくてもいいことまで全部ズケズケと言い当ててしまって、そしてメアリーどころかワトソンとの関係も最悪の状況に。
そして落ち込む。
落ち込んで、自分を痛めつけるためにボクシング賭博場で拳闘。
なんとも言えない性格だよなぁ。
このキャラクターと、そしてジュード・ロウ演じるワトソンとのなんとも言えない男どうしのいい感じの関係、これを作り上げただけでこの映画は合格だ。
とにかくまぁ、推理するところとかアクションシーンとかじゃなくても、二人がなんとも言えないいい関係で軽口たたきながら会話しているだけで見ているこっちは楽しいのだから。
前半のあのボクシングシーンのとことか、ガイ・リッチーだから「スナッチ」を思い出しちゃうけど、あのボクシングシーンは楽しかったなぁ。
あらかじめ全てを予想して、そしてその通りに一瞬でカタをつけるっていう。あれ、気持ちいい。
あれが後半出てこないってのが、後半がちょっとつまんなくなっていっちゃう原因ではないだろうか?
あと、推理については、なんかインチキなトリックっていうレベルで、だからこそボケーっと見てても全て理解できるから、こういう単純明快なポップコーンムービーとしては良いのかもしれないけど、もう少しヒネリの効いた「なるほど!」って思わせてくれるようなトリックであってほしかったなぁ。
「看守に演じさせた」って、それってトリック???
あと、個人的にレイチェル・マクアダムスが好きなので、彼女がアイリーンを演ってるのは楽しかったですね。
花が無いって言われれば、たしかにそうかもしれないけど、ちょっとクセのあるこの役には合っていると思ったし。
ということで、かなり楽しかったかな。
後半のアクションシーンと推理が前半並みに良ければもっと良かったけども。
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パリより愛をこめて
「96時間」と同じ監督。
で、「96時間」と同じように、とにかく強い男が犯罪組織を相手に殺す殺す、という話なんだけど、じゃあ同じように面白かったかと言うと、全然ちがう。
「96時間」は、自分の娘を愛してやまない父親が、その娘を救い出すために、娘がヤク中の売春婦にされてしまう前にとにかく急いで救わなければならないから、だから殺して殺して殺しまくるって話だった。
「え、そいつまで殺しちゃうの?」という観客の疑問も、「この男は娘を救うためには鬼になる男なんだな」と、「娘が救えるならば、自分は殺人犯として服役することも辞さない覚悟なんだろうなぁ」という気持ちで見ていられた。
ところがこの「パリより愛をこめて」だと、あそこまで殺しまくる動機がわからない。
あの中華料理店、もちろんあそこが麻薬犯罪の拠点だったのかもしれないけど、でもあの中に一人も普通の人はいなかったのだろうか? アルバイトの子とか、いなかったのだろうか?
続いての街にたむろしているチンピラ集団。あいつらって犯罪組織のメンバーじゃないだろう。殺すのか?殺しちまうのか?
で、なんのお咎めも無しなのか?
しかも舞台はパリで、殺しまくってるのはアメリカ人なのだ。
どういう設定なんだ?
アメリカ人のCIA(なのかな?)エージェントって、そこまで許されているのか?
その後の犯罪組織のアジトでの殺戮はしょうがないにしても、ぜんぜん楽しくなかったなぁ。
そういう気分で見ているので、トラボルタの演技にしても、単なるムカつく野郎にしか見えない。
お前は何様なんだ???
あと、主人公とフィアンセの女との関係もなぁ。
あのフィアンセ、そういう目的で行動してたんだったら、そんな「愛」だの「恋」だのもう関係ないだろう。
そんなところで主人公と見つめあってんじゃないよ。
嘘くせー。
ということで、設定がありえなさすぎて、とてもつまらない映画でした。
おしまい。
で、「96時間」と同じように、とにかく強い男が犯罪組織を相手に殺す殺す、という話なんだけど、じゃあ同じように面白かったかと言うと、全然ちがう。
「96時間」は、自分の娘を愛してやまない父親が、その娘を救い出すために、娘がヤク中の売春婦にされてしまう前にとにかく急いで救わなければならないから、だから殺して殺して殺しまくるって話だった。
「え、そいつまで殺しちゃうの?」という観客の疑問も、「この男は娘を救うためには鬼になる男なんだな」と、「娘が救えるならば、自分は殺人犯として服役することも辞さない覚悟なんだろうなぁ」という気持ちで見ていられた。
ところがこの「パリより愛をこめて」だと、あそこまで殺しまくる動機がわからない。
あの中華料理店、もちろんあそこが麻薬犯罪の拠点だったのかもしれないけど、でもあの中に一人も普通の人はいなかったのだろうか? アルバイトの子とか、いなかったのだろうか?
続いての街にたむろしているチンピラ集団。あいつらって犯罪組織のメンバーじゃないだろう。殺すのか?殺しちまうのか?
で、なんのお咎めも無しなのか?
しかも舞台はパリで、殺しまくってるのはアメリカ人なのだ。
どういう設定なんだ?
アメリカ人のCIA(なのかな?)エージェントって、そこまで許されているのか?
その後の犯罪組織のアジトでの殺戮はしょうがないにしても、ぜんぜん楽しくなかったなぁ。
そういう気分で見ているので、トラボルタの演技にしても、単なるムカつく野郎にしか見えない。
お前は何様なんだ???
あと、主人公とフィアンセの女との関係もなぁ。
あのフィアンセ、そういう目的で行動してたんだったら、そんな「愛」だの「恋」だのもう関係ないだろう。
そんなところで主人公と見つめあってんじゃないよ。
嘘くせー。
ということで、設定がありえなさすぎて、とてもつまらない映画でした。
おしまい。
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インビクタス
クリント・イーストウッド。
うーむ、たしかに素晴らしい。
このラグビーワールドカップについて描くときに、全部を描いてしまったらもうグチャグチャでわからない映画になってしまうだろうし、あまりシンプルにしすぎてもつまらない映画になってしまうだろう。
大統領の警護をしているメンバー、ラグビーチーム(特に、マット・デイモン演じるキャプテン、とその家族、とお手伝いさん)、ここにしぼることで最低限必要な人数で、黒人と白人が敵対もしくは上下関係にあったところから融和していく姿を、国が白人対黒人で2つに割れそうだった状態から1つにまとまっていく姿を、シンプルだけど隙無く的確に、丁寧にわかりやすく描いている。
無駄がない演出。
新聞配達の車とか、飛行機とか、そこここにちょっとドキっとするところを入れて観客の注意を引いたりするのも、ともすると単調になってしまいそうなこの映画をうまく緊張感を緩めずに最後まで見られるものにしている。
見事だなぁ。
ラグビーをよく知らない人にも、最低限わかるようになっているし。
それを「はい、ここのところはラグビーのルールの説明のためで、お話とは関係ないですよぉ」という感じには描かず、ちゃんとこのチームが黒人の少年たちとまじわって、チームメンバーの気持ちが変化していくシーンとしてちゃんと機能させている。
無駄がない。
いい映画だった。
で、やっぱり実話ってのがすごい。
見るべき映画、だなぁ。
うーむ、たしかに素晴らしい。
このラグビーワールドカップについて描くときに、全部を描いてしまったらもうグチャグチャでわからない映画になってしまうだろうし、あまりシンプルにしすぎてもつまらない映画になってしまうだろう。
大統領の警護をしているメンバー、ラグビーチーム(特に、マット・デイモン演じるキャプテン、とその家族、とお手伝いさん)、ここにしぼることで最低限必要な人数で、黒人と白人が敵対もしくは上下関係にあったところから融和していく姿を、国が白人対黒人で2つに割れそうだった状態から1つにまとまっていく姿を、シンプルだけど隙無く的確に、丁寧にわかりやすく描いている。
無駄がない演出。
新聞配達の車とか、飛行機とか、そこここにちょっとドキっとするところを入れて観客の注意を引いたりするのも、ともすると単調になってしまいそうなこの映画をうまく緊張感を緩めずに最後まで見られるものにしている。
見事だなぁ。
ラグビーをよく知らない人にも、最低限わかるようになっているし。
それを「はい、ここのところはラグビーのルールの説明のためで、お話とは関係ないですよぉ」という感じには描かず、ちゃんとこのチームが黒人の少年たちとまじわって、チームメンバーの気持ちが変化していくシーンとしてちゃんと機能させている。
無駄がない。
いい映画だった。
で、やっぱり実話ってのがすごい。
見るべき映画、だなぁ。
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ヒックとドラゴン
9月16日、代休。
代休になっていたので、代休なのだな。
うーむ、新しい職場のルールというかペースというか、まだ慣れないなぁ。
こんな感じで、突然ぽっつりと休みがやってくるのか。申請してなくても。
せっかくだから息子の保育園は休みにして、一緒に遊ぶことにした。
息子は恐竜の博物館に行きたいらしい。
僕はヒックとドラゴンを見たかった。
調べてみるとヒックとドラゴンは、もう今日(9月16日)までだったり、明日までの映画館ばっかり。
どうやら映画館で見ようと思うと、つまり、3Dで見るためには、もう今日見に行かないと二度と見ることができない感じ。
いや、将来、家のテレビを3D対応テレビにして、この映画も3Dブルーレイがツタヤでレンタルされたりするようになれば、見ることができるだろうけど、それって何年後?
それに、3Dで見られるって言っても、やっぱり映画館の巨大なスクリーンで見るのとは全然ちがうだろう。
アバターだって、家の40インチテレビで見たのでは、あの3Dのすごさは楽しめない。にちがいない。
ということで、息子には、映画のあとに六本木ヒルズでやってる恐竜展に行くということを伝え説得して、まずはヒックとドラゴン。
あー、面白かった!
評判どおり、主人公の成長物語として素晴らしい出来だし、3D映像で見る飛行シーンの爽快さはホント素晴らしかったし、父と子の関係の描き方も良かった。
体力が全てっていうルールの中で、体格も運動神経も良くない主人公がいかにして自信を持ちみんなに認めてもらえるようになるか、そして父親にも認めてもらえるようになるか、そういう話だから、子供の頃から運動神経バツグンだったって人以外、ほぼ全ての男子が共感できるんじゃないかなぁ。
そういう意味で、普遍的なテーマだと思う。
ハリウッドで映画を作っているような人達、ましてや、アニメを作っているような人達って、きっと、高校時代とかは、アメフトチームのでっかい体した同級生が大いばりで廊下を闊歩し女子にキャーキャー言われているのを横目で見ながら生活してたと思うんだけど(勝手な偏見)、この映画は、そういう劣等感を思いっきりひっくり返す、ルールさえひっくり返してしまうストーリー。爽快だ。
父親の気持ちもわかるしなぁ。
自分の息子が、体育の成績が1とか2だったら、そりゃあガッカリしちゃうよなぁ。ガッカリしちゃいけないって思ってたってガッカリしちゃう気がする。
そのことで、「こいつはダメだなぁ。はぁぁ。」って思ったりすれば、それは絶対に息子は気付くだろうし。
そういう部分含めて、とても感情移入しながら見ました。
女の子のキャラの描き方がいいなぁ。
すごく魅力的で。
トゥースが捕まって縛り付けられるところでは、映画館なのに、「かわいそう、かわいそう」と大きな声で言っていた息子。
涙目で。
そしてラストシーンでは、目をきらきらさせて手を叩いて喜んでいた。
いい映画でした。
その後、車で六本木へ。
実在しないドラゴンと、かつて地球に君臨していた恐竜が、息子のあたまの中でごっちゃにならないことを祈るのみ。
評判がよく、この映画のロングランが決定したらしいです。
なら、あんなに急いで見なくても良かったような気もするけど、とにかく、3Dであの素晴らしい飛行シーンを見られるのは今だけ。
下手な実写映画よりも、ずっと、大人が見てもずっと、きっとずっと面白いので、ぜひ映画館でやってる内に見に行くことをおすすめします。
代休になっていたので、代休なのだな。
うーむ、新しい職場のルールというかペースというか、まだ慣れないなぁ。
こんな感じで、突然ぽっつりと休みがやってくるのか。申請してなくても。
せっかくだから息子の保育園は休みにして、一緒に遊ぶことにした。
息子は恐竜の博物館に行きたいらしい。
僕はヒックとドラゴンを見たかった。
調べてみるとヒックとドラゴンは、もう今日(9月16日)までだったり、明日までの映画館ばっかり。
どうやら映画館で見ようと思うと、つまり、3Dで見るためには、もう今日見に行かないと二度と見ることができない感じ。
いや、将来、家のテレビを3D対応テレビにして、この映画も3Dブルーレイがツタヤでレンタルされたりするようになれば、見ることができるだろうけど、それって何年後?
それに、3Dで見られるって言っても、やっぱり映画館の巨大なスクリーンで見るのとは全然ちがうだろう。
アバターだって、家の40インチテレビで見たのでは、あの3Dのすごさは楽しめない。にちがいない。
ということで、息子には、映画のあとに六本木ヒルズでやってる恐竜展に行くということを伝え説得して、まずはヒックとドラゴン。
あー、面白かった!
評判どおり、主人公の成長物語として素晴らしい出来だし、3D映像で見る飛行シーンの爽快さはホント素晴らしかったし、父と子の関係の描き方も良かった。
体力が全てっていうルールの中で、体格も運動神経も良くない主人公がいかにして自信を持ちみんなに認めてもらえるようになるか、そして父親にも認めてもらえるようになるか、そういう話だから、子供の頃から運動神経バツグンだったって人以外、ほぼ全ての男子が共感できるんじゃないかなぁ。
そういう意味で、普遍的なテーマだと思う。
ハリウッドで映画を作っているような人達、ましてや、アニメを作っているような人達って、きっと、高校時代とかは、アメフトチームのでっかい体した同級生が大いばりで廊下を闊歩し女子にキャーキャー言われているのを横目で見ながら生活してたと思うんだけど(勝手な偏見)、この映画は、そういう劣等感を思いっきりひっくり返す、ルールさえひっくり返してしまうストーリー。爽快だ。
父親の気持ちもわかるしなぁ。
自分の息子が、体育の成績が1とか2だったら、そりゃあガッカリしちゃうよなぁ。ガッカリしちゃいけないって思ってたってガッカリしちゃう気がする。
そのことで、「こいつはダメだなぁ。はぁぁ。」って思ったりすれば、それは絶対に息子は気付くだろうし。
そういう部分含めて、とても感情移入しながら見ました。
女の子のキャラの描き方がいいなぁ。
すごく魅力的で。
トゥースが捕まって縛り付けられるところでは、映画館なのに、「かわいそう、かわいそう」と大きな声で言っていた息子。
涙目で。
そしてラストシーンでは、目をきらきらさせて手を叩いて喜んでいた。
いい映画でした。
その後、車で六本木へ。
実在しないドラゴンと、かつて地球に君臨していた恐竜が、息子のあたまの中でごっちゃにならないことを祈るのみ。
評判がよく、この映画のロングランが決定したらしいです。
なら、あんなに急いで見なくても良かったような気もするけど、とにかく、3Dであの素晴らしい飛行シーンを見られるのは今だけ。
下手な実写映画よりも、ずっと、大人が見てもずっと、きっとずっと面白いので、ぜひ映画館でやってる内に見に行くことをおすすめします。
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ラブリーボーン
ピーター・ジャクソン監督。
うーん、なんだろう?
何を伝えたかったのだろう?
正直、なんだかよくわからなかったなぁ。
お父さんも最後まで空回りだし。
お母さんが戻ってくる理由が全く語られないし。
結局、主人公が現実社会にどの程度コンタクトできるのかが、最後までその基準というか境界線があいまいで。
単に現実社会を眺めているだけしかできないのかと思えば、なんか微妙に現実社会に対して働きかける力もあるようでもあるし???
とにかく、あんな風にひどい殺され方をしたたくさんの少女達を、少なくともこの映画の中でだけは、幸せな気持ちで天国に行ってもらう、そういうことをしたかったのだろうか?
監督がなにかこういう事件に身内が犠牲になったとか、そういうことでもあるのだろうか?
なぜこういう映画にして、こういう世界を描いてみせたのか?
ロード・オブ・ザ・リングス、キングコングのあのピーター・ジャクソンが作る意味が、結局最後までよくわからなかった。
この映画、何度かチャンスがあって映画館で見ようかと思ったのを覚えている。
1800円も出して見ないで本当に本当によかった。
うーん、なんだろう?
何を伝えたかったのだろう?
正直、なんだかよくわからなかったなぁ。
お父さんも最後まで空回りだし。
お母さんが戻ってくる理由が全く語られないし。
結局、主人公が現実社会にどの程度コンタクトできるのかが、最後までその基準というか境界線があいまいで。
単に現実社会を眺めているだけしかできないのかと思えば、なんか微妙に現実社会に対して働きかける力もあるようでもあるし???
とにかく、あんな風にひどい殺され方をしたたくさんの少女達を、少なくともこの映画の中でだけは、幸せな気持ちで天国に行ってもらう、そういうことをしたかったのだろうか?
監督がなにかこういう事件に身内が犠牲になったとか、そういうことでもあるのだろうか?
なぜこういう映画にして、こういう世界を描いてみせたのか?
ロード・オブ・ザ・リングス、キングコングのあのピーター・ジャクソンが作る意味が、結局最後までよくわからなかった。
この映画、何度かチャンスがあって映画館で見ようかと思ったのを覚えている。
1800円も出して見ないで本当に本当によかった。
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ヒップホップ・ゴルファー
ありがちなストーリーなのだけど、楽しく見ることができた。
あの、コテンパンにやられてしまう白人の男優さん、たしか別のコメディー映画でも同じようにコテンパンにやられてたなぁ。似合うんだよなぁ。
やられる前の、すごくイヤミな感じがすごいから、やられてしまっても大笑いできる。
お父さんの話が良かった。
あれがなければ、成金のいやな黒人が好き勝手やってるだけになっちゃうけど。
ちょっと一方的すぎる感じはある。例えば息子。父親が実刑食らっても気にしないって、そんなことはないだろうと思うし。
でもまぁ、タイガーウッズがどんなに活躍しても、こういう歴史の長いプライベートなクラブはおそらく白人だけで閉鎖的に運営されているだろうし、どんなに金を持っていても入っていけない場所ってあるだろう。それが単に、内輪の会なのでお断りですよ、ってことならいいけど、肌の色やらが理由だとするとやっぱり問題あるだろう。
だから、まぁ、こういう映画で、ぶちこわすことを提案するのは良いことなんじゃないかな。
白人側の人達は単にやられてしまうんじゃなく、新しい風を受け入れることが前より楽しくなっているという風に描かれているしね。
普通に楽しい映画でした。
あの、コテンパンにやられてしまう白人の男優さん、たしか別のコメディー映画でも同じようにコテンパンにやられてたなぁ。似合うんだよなぁ。
やられる前の、すごくイヤミな感じがすごいから、やられてしまっても大笑いできる。
お父さんの話が良かった。
あれがなければ、成金のいやな黒人が好き勝手やってるだけになっちゃうけど。
ちょっと一方的すぎる感じはある。例えば息子。父親が実刑食らっても気にしないって、そんなことはないだろうと思うし。
でもまぁ、タイガーウッズがどんなに活躍しても、こういう歴史の長いプライベートなクラブはおそらく白人だけで閉鎖的に運営されているだろうし、どんなに金を持っていても入っていけない場所ってあるだろう。それが単に、内輪の会なのでお断りですよ、ってことならいいけど、肌の色やらが理由だとするとやっぱり問題あるだろう。
だから、まぁ、こういう映画で、ぶちこわすことを提案するのは良いことなんじゃないかな。
白人側の人達は単にやられてしまうんじゃなく、新しい風を受け入れることが前より楽しくなっているという風に描かれているしね。
普通に楽しい映画でした。
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ワイルド・スピードMAX
3は、いかがなものか、という映画になっちゃってたけど、このMAX(原題ではない)では、オリジナルキャストに戻り、いい感じ。
冒頭の派手なトラック強盗で、「そうそう、これだよ、このシリーズは! イヤッホー!」と思わせてくれる。
ミシェル・ロドリゲス好きとしては、早々に殺されてしまって非常に残念。
もっと男前ミシェルを見たかったなぁ。
古いアメリカ車と新しい日本車の両方が出てきて、GT-Rとかインプレッサを好きな人なら、それこそ「イヤッホー!」なのかもしれないけど、僕はそんなに車に思いいれないので。
1とか2をほとんど覚えていないのだけど、メキシコとか、妙に設定がでかくなった割には、なんだかストーリーがわかりづらくなっているような。
ストーリーというか、敵がどういう集団なのかがいまいちよくわからない。
そこがちょっとなぁ。。。
もうどうせカーアクションを見せたいだけの映画なんだから、ストーリーはシンプルに、敵もわかりやすい悪者で、ただ意味も無くなぜかすべてカーレースで決着をつける、という映画でよかったと思うんだけどなぁ。
ま、そんなこと言いながら、やっぱりカーアクションシーンは楽しかったかな。
道を封鎖しないでレースをするのは、あれは、一般人が怪我したり死んだりしてないことになってるけど、へたすりゃかなりの人を殺す行為で、すなおに楽しめなかったかな。
最後のトンネルのカーチェイスは楽しかった。
あと、相手が銃を撃ってきたときに、どうやってその弾をよけながら相手に突っ込んでいくか、というアイデアが、「おお、その手があったか!」と感心しちゃった。
最後のは、「俺はもう逃げない」ってドミニク本人が言ってたのに、それですか、と思いつつ、彼がニヤリと笑うのを見て、「ま、いっか~」と思ってしまった。
ま、いいや。
だって、このシリーズなんだもん。
細かいこと気にするなら、そもそもこのシリーズは見ちゃだめだよね。
許す許す。
楽しかったよ。うん。
このシリーズを好きな人なら見て損なし。
1とか2を嫌いな人は、絶対に見ないほうがいい。
そんな映画でした。
冒頭の派手なトラック強盗で、「そうそう、これだよ、このシリーズは! イヤッホー!」と思わせてくれる。
ミシェル・ロドリゲス好きとしては、早々に殺されてしまって非常に残念。
もっと男前ミシェルを見たかったなぁ。
古いアメリカ車と新しい日本車の両方が出てきて、GT-Rとかインプレッサを好きな人なら、それこそ「イヤッホー!」なのかもしれないけど、僕はそんなに車に思いいれないので。
1とか2をほとんど覚えていないのだけど、メキシコとか、妙に設定がでかくなった割には、なんだかストーリーがわかりづらくなっているような。
ストーリーというか、敵がどういう集団なのかがいまいちよくわからない。
そこがちょっとなぁ。。。
もうどうせカーアクションを見せたいだけの映画なんだから、ストーリーはシンプルに、敵もわかりやすい悪者で、ただ意味も無くなぜかすべてカーレースで決着をつける、という映画でよかったと思うんだけどなぁ。
ま、そんなこと言いながら、やっぱりカーアクションシーンは楽しかったかな。
道を封鎖しないでレースをするのは、あれは、一般人が怪我したり死んだりしてないことになってるけど、へたすりゃかなりの人を殺す行為で、すなおに楽しめなかったかな。
最後のトンネルのカーチェイスは楽しかった。
あと、相手が銃を撃ってきたときに、どうやってその弾をよけながら相手に突っ込んでいくか、というアイデアが、「おお、その手があったか!」と感心しちゃった。
最後のは、「俺はもう逃げない」ってドミニク本人が言ってたのに、それですか、と思いつつ、彼がニヤリと笑うのを見て、「ま、いっか~」と思ってしまった。
ま、いいや。
だって、このシリーズなんだもん。
細かいこと気にするなら、そもそもこのシリーズは見ちゃだめだよね。
許す許す。
楽しかったよ。うん。
このシリーズを好きな人なら見て損なし。
1とか2を嫌いな人は、絶対に見ないほうがいい。
そんな映画でした。
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プリンセスと魔法のキス
CGじゃない正統ディズニーアニメ。
黒人の女の子が主人公で、舞台はニューオーリンズ。
全編ジャズ、ジャズ、ジャズ。楽しい。
プリンスと結婚してプリンセスになることなんかじゃなく、自分で一生懸命働いて、頑張ってお金をためて自分のレストランを持つっていうのが主人公の夢。
つまり、ストーリーは全然正統派ディズニーではない。
美女と野獣もそんなだったかもしれないけど、この映画のほうがより強く自分の夢は自分で一生懸命つかみとるものだというメッセージが語られている。
現実世界に生きる僕達観客は、自分で一生懸命努力してつかみとらなければならない。
そのあたりまえの現実をちゃんと夢あふれるストーリーでディズニーらしく語ってくれる。
主人公が友達に「遊ぼうよ」と誘われて断るところは、なんか受験勉強しているときにゲーセンとかマージャンに誘われた時のような気がした。
受験ってのは、頑張れば頑張っただけ報われるフェアな制度だと思うんだよなぁ。
だから学歴社会って間違ってないと思うんだよなぁ。
家柄とか血筋とかそんなことで一生が決まっちゃう社会よりずっと気持ちがいい社会だと。
いや、実際、浪人している時の友人達の甘い誘いは、断るの本当に大変だったので。
レイ。
すごい結末を用意していやがったなぁ。さすがディズニー。
ああ、レイ…。
エンディングは、男は本当に真面目になったのか? とか、あの男はこづかいをもらえなくなっただけで実家は大金持ちだから結局店の改装とか資金援助してもらったんじゃねーか? とか、本当に王様だったら息子があんな店で働いているってのは許せないっていうか許されないんじゃねーか? とか色々思ったけど、それはまぁいいか。
90分ぐらいでテンポよく、あっという間の楽しい映画でした。
黒人の女の子が主人公で、舞台はニューオーリンズ。
全編ジャズ、ジャズ、ジャズ。楽しい。
プリンスと結婚してプリンセスになることなんかじゃなく、自分で一生懸命働いて、頑張ってお金をためて自分のレストランを持つっていうのが主人公の夢。
つまり、ストーリーは全然正統派ディズニーではない。
美女と野獣もそんなだったかもしれないけど、この映画のほうがより強く自分の夢は自分で一生懸命つかみとるものだというメッセージが語られている。
現実世界に生きる僕達観客は、自分で一生懸命努力してつかみとらなければならない。
そのあたりまえの現実をちゃんと夢あふれるストーリーでディズニーらしく語ってくれる。
主人公が友達に「遊ぼうよ」と誘われて断るところは、なんか受験勉強しているときにゲーセンとかマージャンに誘われた時のような気がした。
受験ってのは、頑張れば頑張っただけ報われるフェアな制度だと思うんだよなぁ。
だから学歴社会って間違ってないと思うんだよなぁ。
家柄とか血筋とかそんなことで一生が決まっちゃう社会よりずっと気持ちがいい社会だと。
いや、実際、浪人している時の友人達の甘い誘いは、断るの本当に大変だったので。
レイ。
すごい結末を用意していやがったなぁ。さすがディズニー。
ああ、レイ…。
エンディングは、男は本当に真面目になったのか? とか、あの男はこづかいをもらえなくなっただけで実家は大金持ちだから結局店の改装とか資金援助してもらったんじゃねーか? とか、本当に王様だったら息子があんな店で働いているってのは許せないっていうか許されないんじゃねーか? とか色々思ったけど、それはまぁいいか。
90分ぐらいでテンポよく、あっという間の楽しい映画でした。
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沈黙の鎮魂歌
スティーブン・セガールさん。
「96時間」が、たしかに、まるでセガール映画で。
要するに主人公がほぼ無敵という。
なんか久しぶりに「本家」の無敵ぶりを見てみたくなり、こんなのを借りてみた。
うーむ、あいかわらずと言えばあいかわらずだけど、プロットがかなり雑な感じ。
無敵っぷりさえ見られれば満足かというと、そうではなくて、なぜ敵を片っ端から殺してもいいのかという理由がちゃんと示された上でのアクションでないと、なーんか観客としては乗れない。
この映画は、とにかく話が雑。
なぜ奥さんと娘さんが狙われたのか。
そこんところがあまりちゃんと語られない。
いや、一応の理由は示されるんだけど、それってなんか納得できないなぁ、という理由で。
で、肝心のアクションのほうも、なんだかなぁ。。。
もっとスカッとした感じだと記憶しているのだけど。
無駄に血がとびちり、無駄に残酷な気がする。
もっと、一撃で相手を倒していくって感じじゃなかったっけ?
ま、日本では「沈黙シリーズ」なんてことになってるけど、もともとはシリーズでもなんでもないのだから、過去にみたセガール映画を基準に、「ちがう」なんて言ってもしょうがないのだけど。
達人が一撃で相手をバッタバッタと倒していく、というのを期待してたので、ちょっとガッカリ。
こういうことを書いている「基準」が、僕の場合きっと「沈黙の戦艦」だと思うのだが。コックをやってる映画。あれは面白かった気がするんだけど、もう一回見てみようかなぁ。
って感じでした。
要するに、映画としてはもともと期待してないけど、セガール映画としても期待したほど面白くなかった。
「96時間」が、たしかに、まるでセガール映画で。
要するに主人公がほぼ無敵という。
なんか久しぶりに「本家」の無敵ぶりを見てみたくなり、こんなのを借りてみた。
うーむ、あいかわらずと言えばあいかわらずだけど、プロットがかなり雑な感じ。
無敵っぷりさえ見られれば満足かというと、そうではなくて、なぜ敵を片っ端から殺してもいいのかという理由がちゃんと示された上でのアクションでないと、なーんか観客としては乗れない。
この映画は、とにかく話が雑。
なぜ奥さんと娘さんが狙われたのか。
そこんところがあまりちゃんと語られない。
いや、一応の理由は示されるんだけど、それってなんか納得できないなぁ、という理由で。
で、肝心のアクションのほうも、なんだかなぁ。。。
もっとスカッとした感じだと記憶しているのだけど。
無駄に血がとびちり、無駄に残酷な気がする。
もっと、一撃で相手を倒していくって感じじゃなかったっけ?
ま、日本では「沈黙シリーズ」なんてことになってるけど、もともとはシリーズでもなんでもないのだから、過去にみたセガール映画を基準に、「ちがう」なんて言ってもしょうがないのだけど。
達人が一撃で相手をバッタバッタと倒していく、というのを期待してたので、ちょっとガッカリ。
こういうことを書いている「基準」が、僕の場合きっと「沈黙の戦艦」だと思うのだが。コックをやってる映画。あれは面白かった気がするんだけど、もう一回見てみようかなぁ。
って感じでした。
要するに、映画としてはもともと期待してないけど、セガール映画としても期待したほど面白くなかった。
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ウィッチマウンテン
勝手に、ちゃんとした大人向けの映画だと思っていた。
ウィッチだし、なんかちょっとおどろおどろしい感じの。
で、気分じゃねーしなぁ、と見ないでいたのだけど。
見始めてビックリ。
あれ?これってシンデレラ城。ってことは、これってディズニー映画!?
ってことは、全然予想とちがう映画じゃないか。
なーんだ、気楽に見られるファミリー映画なのね。了解。
あー、気が楽になった。
というわけで、一気に気楽な気分になって鑑賞スタート。
ザ・ロックさんね、はいはい。
この人、最近こういうコメディ映画によく出てくるもんね。
なーるほどねぇ、こういう感じで作れば、ちゃんと子供でも楽しめるSFアクション映画が出来上がるのかぁ。
残酷なシーンなし。エロいシーン無し。怖すぎるシーンも無し。
でもそれなりにちゃんと楽しい。
さすがディズニーって感じかな。
もちろん大人目線で見ると、物足りない部分、ツメの甘い部分、都合がよすぎる部分もあるけど、でもいいんじゃないかなぁ。よく出来てるよ。
トイストーリーなどのアニメやジブリ作品ももちろん子供と見て楽しいけど、どこかの段階で実写映画に進みたい。
そういうタイミングでこれいいかもしれないなぁ。
という感じ。
ウィッチだし、なんかちょっとおどろおどろしい感じの。
で、気分じゃねーしなぁ、と見ないでいたのだけど。
見始めてビックリ。
あれ?これってシンデレラ城。ってことは、これってディズニー映画!?
ってことは、全然予想とちがう映画じゃないか。
なーんだ、気楽に見られるファミリー映画なのね。了解。
あー、気が楽になった。
というわけで、一気に気楽な気分になって鑑賞スタート。
ザ・ロックさんね、はいはい。
この人、最近こういうコメディ映画によく出てくるもんね。
なーるほどねぇ、こういう感じで作れば、ちゃんと子供でも楽しめるSFアクション映画が出来上がるのかぁ。
残酷なシーンなし。エロいシーン無し。怖すぎるシーンも無し。
でもそれなりにちゃんと楽しい。
さすがディズニーって感じかな。
もちろん大人目線で見ると、物足りない部分、ツメの甘い部分、都合がよすぎる部分もあるけど、でもいいんじゃないかなぁ。よく出来てるよ。
トイストーリーなどのアニメやジブリ作品ももちろん子供と見て楽しいけど、どこかの段階で実写映画に進みたい。
そういうタイミングでこれいいかもしれないなぁ。
という感じ。
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ぼくのエリ 200歳の少女
日本で2館でしかやっていない。
関東ではたった1館。
演出がとても抑えられていて、だから見る人によってとらえ方は色々だと思うけど、僕が感じたのは、生きるために他の誰かを犠牲にする、というテーマ。
やりかえさなければ、またやられる。
またやられたくなければ、こっちからやるしかない。
これは、いじめられっこのオスカーにエリが確信に満ちた口調で伝えること。
それは、過去ずっと人間たちから(おそらく)いじめられ続けてきたエリの確信。
まぁ、エリの場合、いじめられていたからという理由で人を襲うわけじゃないけど。
でもきっと、エリにはつらい過去があるにちがいない。
自分が生き残るために、他の誰かの命を奪う。
この2人の場合、自分の大切な人を生き残らせるために他の誰かの命を奪う、という関係になっていく、そんな互いに相手にとって必要な存在になるまでの過程を、すごく抑えた演出で描いていく。
エリと一緒に暮らしていた男性が、まさに将来のオスカーのようで。
なんかかわいそうだよなぁ。
あんなにエリのために生きてきたのに。
エリと生きるためだけに、それだけのためにおそらく他の全てを捨てて、エリとの共に生きる生活だけが全てだったというのに。
新しい少年と仲良くなっていくエリの姿。かわいそうだよなぁ、ほんと。
というか、あれはどう考えても将来のオスカーの姿で、この二人の将来が決して楽しいものではないことが示されている。
それでも、家族も今までの生活も全て捨てて彼は自分の選んだ人生を歩む。
12歳というと、そんな決断をするのは早すぎる気がするけど、遅かれ早かれ人は親や故郷やそれまでの生活を捨てて自分の道を歩き始める。
大切な人が見つかって、その人のためならどんなことでもできる、となれば、もう誰もそれを止めることなんてできないだろう。
見終わってからシネマハスラーを聞いた。
そうか、あの股間にはそんなものが。
超能力のような感じで理解する???
ぜんぜん解釈がちがってた。
けど、それはいいかもしれない。
僕には、オスカーとエリが初めてむすばれるシーンにしか見えなかったけど。
寝ているベッドに全裸のエリが入ってくるというシーン、そしてこの「私を受け入れて…」のシーンと、少年の性の目覚めの過程と、エリとの関係が深くなっていく過程が重なっていて、そりゃあもうオスカーにとってはエリは超特別な存在になっちゃうよなぁって思って見てたのだけど。
でもそれでいいんだろう。
解釈は人それぞれ。
あの股間の映倫隠しがなくても僕は同じ解釈をしたと思うから。
おしまい。
関東ではたった1館。
演出がとても抑えられていて、だから見る人によってとらえ方は色々だと思うけど、僕が感じたのは、生きるために他の誰かを犠牲にする、というテーマ。
やりかえさなければ、またやられる。
またやられたくなければ、こっちからやるしかない。
これは、いじめられっこのオスカーにエリが確信に満ちた口調で伝えること。
それは、過去ずっと人間たちから(おそらく)いじめられ続けてきたエリの確信。
まぁ、エリの場合、いじめられていたからという理由で人を襲うわけじゃないけど。
でもきっと、エリにはつらい過去があるにちがいない。
自分が生き残るために、他の誰かの命を奪う。
この2人の場合、自分の大切な人を生き残らせるために他の誰かの命を奪う、という関係になっていく、そんな互いに相手にとって必要な存在になるまでの過程を、すごく抑えた演出で描いていく。
エリと一緒に暮らしていた男性が、まさに将来のオスカーのようで。
なんかかわいそうだよなぁ。
あんなにエリのために生きてきたのに。
エリと生きるためだけに、それだけのためにおそらく他の全てを捨てて、エリとの共に生きる生活だけが全てだったというのに。
新しい少年と仲良くなっていくエリの姿。かわいそうだよなぁ、ほんと。
というか、あれはどう考えても将来のオスカーの姿で、この二人の将来が決して楽しいものではないことが示されている。
それでも、家族も今までの生活も全て捨てて彼は自分の選んだ人生を歩む。
12歳というと、そんな決断をするのは早すぎる気がするけど、遅かれ早かれ人は親や故郷やそれまでの生活を捨てて自分の道を歩き始める。
大切な人が見つかって、その人のためならどんなことでもできる、となれば、もう誰もそれを止めることなんてできないだろう。
見終わってからシネマハスラーを聞いた。
そうか、あの股間にはそんなものが。
超能力のような感じで理解する???
ぜんぜん解釈がちがってた。
けど、それはいいかもしれない。
僕には、オスカーとエリが初めてむすばれるシーンにしか見えなかったけど。
寝ているベッドに全裸のエリが入ってくるというシーン、そしてこの「私を受け入れて…」のシーンと、少年の性の目覚めの過程と、エリとの関係が深くなっていく過程が重なっていて、そりゃあもうオスカーにとってはエリは超特別な存在になっちゃうよなぁって思って見てたのだけど。
でもそれでいいんだろう。
解釈は人それぞれ。
あの股間の映倫隠しがなくても僕は同じ解釈をしたと思うから。
おしまい。
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