シニアのウエさんの旅日記

神社を軸に全国各地を歩いてます。

諸国一宮巡拝ー49.紀伊国:日前・国懸神宮

2013-02-07 08:10:11 | 旅行
 旅の最後の日は朝食前の7時に、和歌山駅前のホテルを出る。20分も歩いたら幼稚園の背後に森が見え神社の前に着いた。
この神社の宮司は紀氏(きいし)、大化の改新で国造が廃された時二国だけ例外が認められたのが出雲大社の千家氏と紀伊の紀氏、実に古い家系。
 紀伊国一宮は正式には日前国懸神宮(ひのくまくにかかすじんぐう)だが普通は日前宮(にちぜんぐう)と呼ばれている。
司馬遼太郎さんが訪れたのは昭和の50年代、本の中で「神代から手つかずの原生林」と表現しているが、30年後の今でも雰囲気は変わらない。梢が天をおおって神様の庭に相応しい。
 参道を進むと突き当りに立札があって左右に分かれ、日前神宮と国懸神宮が並立して祀られている。神社のホームページを見ると「日前神宮は日像鏡(ひがたのかがみ)を御神体として日前大神を奉祀し、國懸神宮は日矛鏡(ひぼこのかがみ)を御神体として國懸大神を奉祀しております」と記されている。
 先ず日前神宮へ。日前宮は紀伊國一之宮にして天照大御神を奉祀しており、日前國懸大神は、その御別名とされている。何故二つに分かれているのか良く判らない。日前のお宮に参ったあとで、国懸のお宮にお参りする、両社は同じ大きさで同じ造り。司馬さんの本には「樹間に小さな神々の祠が八十余もある」と書かれているが、壊れかけた祠や壊れてしまって注連縄だけのところもある。森の保護と社殿の補修は容易なことでは無いらしい。
8時、ホテルに戻り朝食、一休みしてからチェックアウトして次の紀三井寺に向った。


日前国懸神宮入口


参道


立札


日前神宮


日前神宮社殿


末社


国懸神宮


国懸神宮社殿


入口の橋


紀三井寺


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