
お宝です----!!
映画・続 サザエさん の 台本 を入手いたしました!!
この映画のお話は、川崎市民ミュージアムで一挙公開されたときの「現場潜入レポート」は ココ に記載してあります。
クリックして過去の記事もご覧くださいね。
この映画の見せ場のひとつ、江利チエミ「美空ひばり、雪村いづみの真似を披露」のシーンの台本はこうなっています。
⑱同窓会の場面 幹事のサザエが「挨拶」
そこで恩師・中村先生に対して失言を・・・
サザエ:「今のは失言です。取り消しです・・・やだわア!」
(と、いきなりしゃがんでテーブルクロスに顔を隠す)
サザエ:「かわりにやってよ(と拝む)」
千代子:「仕様がないひと!その代り あんた、なんかやるのよ いい?」
サザエ:「なにかって?」
千代子:「余興よ」
サザエ:・・・(うなずく)
※ここで親友・千代子がスピーチを替わる。そして・・・
サザエ 千代子ときみ子に、むりやり立ち上がらされて
サザエ:「・・・では、もの真似ソングをやらせて頂きます。(と一礼。拍手)
・・・最初に、美空ひばりさんの『○○○○』・・・ 」
と、美空ひばりのゼスチュア表情よろしく、唄う・・・
サザエ:「・・・次は、雪村いずみ(<---台本が いづみ を いずみ と誤植)の『○○○○』です・・・』
と、雪村いずみ調の歌。終わって-----
サザエ:「・・・終わりに、江利チエミの『○○○○』です・・・」
と、チエミ得意の歌を歌う。歌い終わって、大拍手-----
中村先生も、満足そうな微笑で手を叩く。
台本にはこう書かれているだけです。
この映画のこのシーンは私の映画観劇レポートに書いていますが、こうでした・・・
>余興で「美空ひばりの真似で♪あの日の舟はもうこない」を...
顔真似、しぐさ(右手で髪を触る癖)、下唇の動かし方までソックリ!
続いて「元祖・ブリッコ/雪村いづみ」のしぐさと口調のモノマネ。そして江利チエミさんの真似をします...と「ウスクダラ」を披露します。
---->ゆえにこの場面は、まったくの江利チエミのアドリブというのか「江利チエミまかせの場面」であった・・・と想像されます。
いづみさんの真似は歌ではなく「おしゃべり」の真似でありました。
私は通しで「サザエさん10作一挙公開」を見て、再確認したのは「この2作目からすっかり江利チエミさんが吹っ切ってサザエを『自分のキャラ』にして演じている」ということです。1作目は「照れ」が見え隠れします。しかし、この2作目からは、まさしく、江利チエミ=サザエさん・・・ ピッタリはまって演じているのです。
だって、 チエミさんの後テレビや舞台でやるサザエさん役の俳優さんの誰よりも チエミさんはサザエさんそのものでしたから。