江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

◆ 前の前の章 ON LONDON BIRDGE へのtwigさんのコメントに返信

2021年05月22日 | 江利チエミ(続編)

この46年の禍はとても一言で語れるものではありません。

長兄の42歳というあまりにも早い死、そして9月3日の離婚会見... そしてあの横領事件の発覚です。しかし、あの義姉による事件を私たちが知ったのは,翌年の昭和47年1月26日のことです。財産横領で告訴したことを公表したのはその時でした。
預けた実印の不正行使により自宅を二重抵当に入れられたほか、現金やダイヤなども持ち出され・・・
自分の身内の起したことで迷惑をかけるわけにはいかない・・・ 
彼女は全てを自分ひとりで被る決意をしてしまう。。。のです。(旦那には相談しなかった・・・というのは、すでに彼は彼女の精神的な支えになっていなかったように私は思います。美化された昨今の報道に私は疑問を感じています。夫婦だったら「こんなときこそ、力になる」はず。それがせめても「男」にできることです。そうじゃなかったのですから、彼女の離婚は「決して間違いでなはかった」と思うのです。)

この時も...江利チエミさんは定期公演が待っていました。大阪/梅田コマ劇場6月公演 と 新宿コマ劇場11月公演 『チエミの白狐の恋』です。
常人なら耐えられるはずもない不運に見舞われた江利チエミさんでしたが、トップ画像のこの記事のように「盲腸」で入院もしてしまうのです。しかし公演を控え、それを薬で散らして秋の新宿コマ公演に臨みます。そして、見事芸術祭優秀賞を受賞しました。
今から思えば、もっともっと体を大事にして欲しかったですが、チエミさんの『不死鳥物語』はここからまた佳境に入っていきます。
翌年の47年には、同じく新宿コマ公演の2部構成からなる公演の歌のステージ【お芝居は『恋ぐるま』(原作/みずぐるま)】~「72年 チエミ秋に歌う」で芸術祭優秀賞を連続で受賞します。

また舞台では翌年「春香伝」もヒットします。この舞台の成功により韓国政府より「友好記念賞」受賞します。
この48年にはテレビにおいても多くのレギュラーをこなします。
5月からは現/テレ朝でドラマ「黄色いトマト」木曜日21:00~21:55
TBS「みんなで歌おう’73」司会を務めます。毎週水曜日にチエミさんの歌が聴けるのは嬉しかった!
日テレ「スターアクション」紅組キャプテンのレギュラーも... ジェスチャーの現代民放版のこの番組ではチエミさんの喜劇人としての魅力もいかんなく発揮されていました。
そして、昭和49年... 「酒場にて」のリリースとなるのです。そしてこの曲が久々のヒットとなりました。


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