江利チエミファンのひとりごと

江利チエミという素晴らしい歌手がいた...ということ。
ただただそれを伝えたい...という趣旨のページです。

54) ラジオの時間 唄う三人娘

2005年06月25日 | 江利チエミ(初期記事・本編)
美空ひばり・江利チエミ・雪村いづみ「世紀の競演」は、雑誌「平凡」、映画だけではありませんでした。
3人が「思いっきり歌いまくる」...そんなラジオ番組が企画されます。

唄う三人娘...提供は森永製菓でそのラジオ番組は3人の殺人的なスケジュールをぬって昭和30年に放送されました。
最初の1ケ月はスタジオワーク。2ケ月目からは、東京・大阪・北海道の3地区での公開録音。
歌謡曲のひばり・ジャズのチエミ・ポップスのいづみ...伴奏は原信夫とシャープス&フラッツ、小野満とフォー・ブラザースの2バンド。
この番組で、ひばりvsチエミ...二人の芸への執念と切磋琢磨と友情を感じる出来事が起こります。
ひばりが、「チーちゃんはジャズ専門だけど、私も歌っていいかしら?」とデレクターに要請します。
デレクターはチエミにそのことを伝えると「歌えるなら歌ってみたら?」という答えが返ってきた。
一応のチエミOK!...を受け、ひばりは「A列車で行こう」を小野満の伴奏でスキャットを交えて歌います。(もっともこの年の4月、ひばりはこの曲をレコーディングして発売します。練習は充分でその宣伝もかねて...また後輩チエミへの芸での勝負「ジャズでも負けない!」という気持ちがあってのことだと思います。)スタッフ一同あっけに取られている中、ひばりに賞賛の声をかけたのは江利チエミであった...と

当時のひばりvsチエミの「いい意味での闘い」を象徴するエピソードと思います。
このひばりvsチエミの闘いに雪村いづみさんが緩衝材としてその場の雰囲気を丸く治めていたのだろう...ということもなんとなく想像ができます。
美空ひばりvs江利チエミ 最大のライバルであった昭和30年のお話です。


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