10/29
サザエさんの結婚
東宝/1958年/カラー/シネマスコープ・サイズ/35mm/90分
製作:杉原貞雄●原作:長谷川町子●脚本:笠原良三●監督:青柳信雄●撮影:鈴木斌●照明:西川鶴三●音楽:神津善行●美術:北猛夫●録音:三上長七郎●出演:江利チエミ、小泉博、白川由美、藤原釜足、安西郷子、藤木悠、清川虹子、雪村いづみ
◆あらすじ
サザエさんはやっと結婚できると思ったら、フグ田君の大阪転勤でおあずけを食ったのである。イソノ一家で、結婚についての緊急家族会議が開かれた。てっきり自分のこととサザエさんはテレたのだが、お父さんが提案したのは彼ら夫婦の銀婚旅行のことだった。が、むろん、満場一致である。サザエさんが両親を送りだしたあと、大阪の叔父夫婦・万造とちえが息子のノリオ君の勉学ぶりを視察に来た。が、息子は酒とパチンコに熱中していることを発見し、あげく、彼の本から女性の写真がでてきた。ノリオ君はそのはま子さんとの婚約を宣言するのだ。頭にきた万造夫婦は大反対だ。サザエさんが調停役を買って出てうまくいった。叔父夫婦は若い二人にアテられ、自分たちも新婚気分になろうと、イソノ家の留守番を引きうけた。サザエさんは父母の旅先・日光へ向う。彼女はそこで賑わう新婚夫婦たちにすっかりアテられつぶやいた。“フグ田さん、早く東京へ帰ってきて"。フグ田君が東京へやってきた。転勤か?友人の悦子さんと社長の令息・富岡君の結婚式に出席するためである。この際、二人は結婚式に何度も出席し、自分たちの式の参考にすることにした。最初は、ノリオ君とはま子さんの会費千円のチャッカリ結婚式だ。二人は会費徴収係に廻された。次は悦子さんの式へ。サザエさんは思わず祝辞の代りに社長へフグ田君と自分のことを話し、東京転勤を頼んでしまう。まずかったかしら。あとでサザエさん、すっかりしょげた。ノリオ君のあと二階へ来た、映画のニューフェース・平目スケ子さんが、社長の入った人間ドックへ看護婦に化けて入りこみ、フグ田君の東京転勤の確定を直接聞いてきてくれた。フグ田君が美しい女性と買物をしていた。サザエさんはふくれたが、それは彼の妹のたい子さんだった。“式はぜひ北海道へ"という母親の伝言を持って来たのだ。--サザエさんとフグ田君の永すぎた春もやっと終り、二人は羽田から北海道へ向けて飛びたったのである。
※フナーレ...ダーク扮する御用聞き4人組と雪村いづみによる「サザエさん結婚おめでとうソング」でエンディング...
そのちょっと前のシーンでは両親に「長い間お世話に...」の挨拶の場面。
清川さんチエミさんは実生活がダブッてしまったのかもしれません。
ホントの涙...に見えました。
サザエさんの新婚家庭(スイートホーム)
東宝/1959年/カラー/シネマスコープ・サイズ/35mm/86分
製作:杉原貞雄●原作:長谷川町子●脚本:笠原良三+蓮池義雄●監督:青柳信雄●撮影:完倉泰一●照明:森弘充●音楽:神津善行●美術:北猛夫●録音:三上長七郎+下永尚●出演:江利チエミ、白川由美、小泉博、雪村いづみ、清川虹子、藤原釜足
◆あらすじ
サザエさんは念願かなってフグ田くんと結婚した。二人は磯野家、即ちサザエさんの実家に同居することになったが、おかげで二人の新婚生活はさんざんなものになってしまった。二人で楽しむべく小遣いを減らしてようやく買ったテレビは、カツオやワカメを始め近所の人が押しかけて来て、二人は見る場所もないという有様だった。マスオくんのお母さんが送ってくれたお菓子もカツオやワカメに攻撃されてしまうし、二人で映画を見ようと抜け出せば、必ずカツオとワカメに見つけられた。マスオくんの妹タイ子さんがカツオやワカメの面倒は見るからとキャンプに誘いに来た。大喜びで出かけたものの、キャンプ場では隣のテントの学生に缶話やお金をたかられて大損害だった。川辺でやっとマスオ君と二人きりになれたと思うや、カツオに食用蛙でいたずらされ、あわてたサザエさんはマスオ君を川の中へ突き落してしまった。家へ帰るとお母さんが入院して大騒ぎだった。家事一切を任されてサザエさんの毎日はがぜん忙しくなった。社宅の世話を頼みに行った蛭田課長の家では課長をマスラオ派出夫と間違えるという大失敗をした。その頃、マスオくんは会社の同僚から未亡人鮎子さんの就職の世話をたのまれた。夜が遅くなったりバーのマッチを持って帰るマスオくんをサザエさんは怪しく思った。若い女性と肩を並べて歩いているマスオくんを見るにおよんで、サザエさんは離婚を決意した。仲人の山中老人を訪れると、山中家も喧嘩の真最中、仲裁に入ったサザエさんは喧嘩のつまらなさを悟った。間もなくマスオくんは秘書課長に出世、おまけに社宅まで当ってしまった。今度こそ二人だけの新婚家庭を設計すべく、サザエさんはマスオくんと仲良くトラックで引越して行tった...
※キャンプファイアーのシーン
江利チエミ/雪村いづみによる「チエミの木曾節」は圧巻でありました!
10/30
サザエさんの脱線奥様
宝塚映画/1959年/カラー/シネマスコープ・サイズ/35mm/79分
製作:杉原貞雄●原作:長谷川町子●脚本:笠原良三●監督:青柳信雄●撮影:西垣六郎●照明:下村一夫●音楽:神津善行●美術:北猛夫+鳥居塚誠一●録音:中川浩一●出演:江利チエミ、雪村いづみ、柳家金語楼、小泉博、宝田明、浪花千栄子
◆あらすじ
サザエさんとフグ田君は社宅ながら新居ができ、新婚生活を楽しんでいた。二人は新婚祝いのお礼に、会社の人たちを招待した。ところが、フグ田君は花村専務に呼ばれ、関西へ出張を言い渡された。その上、関西商事から専務が来ているので夕飯の招待をしなければならない。フグ田家では社の同僚たちが酔って蛮声をはり上げているのに、フグ田君はなかなか帰宅しない。サザエさんはフグ田君の代りにと酒を飲みだし、とうとう酔いつぶれてしまった。--フグ田君からハガキが来た。出張が長びきそうだから、大阪へ来いとあった。サザエさんは早速大阪へ向った。特急こだまの食堂車の中で、花村専務の娘のむつみに出会った。見合すべく大阪へ連れられて行くのだという。相手は久地良太という薬種問屋のボンボンである。大阪の叔父さんの家では大歓迎してくれた。が、フグ田君はすでに九州へ出張していた。応接間には良太が来ていて、見合を断ってくれと叔父さんに頼んでいた。なんと仲人は叔父さん夫婦だったのだ。サザエさんはともかく二人を会わせることにした。見合当日、むつみと良太は途中で姿を消してしまった。仲人の叔父さん夫妻は不機嫌きわまりない。やがて、二人がやって来た。意見が合致し、結婚するという。見合が嫌いというだけのことだった。フグ田君からあした帰るの電報が来た。--奈良の若草山公園、サザエさんとフグ田君は幸福そうに寄り添っている。そこへ、修学旅行で来ていたカツオ君が友達と現われた。折角二人で楽しんでいるのに……サザエさんはやにわにフグ田君の手を引張って逃げ出した。
サザエさんの赤ちゃん誕生
宝塚映画/1960年/カラー/シネマスコープ・サイズ/35mm/86分
製作:杉原貞雄●原作:長谷川町子●脚本:笠原良三+蓮池義雄●監督:青柳信雄●撮影:西垣六郎●照明:下村一夫●音楽:神津善行●美術:北猛夫+鳥居塚誠一●録音:中川浩一●出演:江利チエミ、小泉博、白川由美、藤原釜足、清川虹子、江原達怡
◆あらすじ
サザエさんに男の子が生れた。病室にタイ子が見舞いに来た。彼女はフグ田君の妹で、辰野という恋人がいる。そこへ、フグ田君をはじめ、イソ野家の連中がやって来た。赤ちゃんの名は結局タラオと決まった。--ある日、辰野が訪れて来た。目下インターン中で、専門は小児科に決めたという。タイ子のことでサザエさんに応援を頼みに来たのだ。辰野はタラオを健康診断し、「日本脳炎かもしれない。それに小児マヒの恐れもある」と言い出した。それを聞いたお母さんはショックで倒れてしまった。これはサザエさんと辰野のお芝居だったが、ともかく辰野はタイ子と婚約することができた。フグ田君は、サザエさんがタラオのことにかかりきりなので不満だった。ある時爆発したので、お母さんはサザエさんに二人で温泉に行くことを勧めた。タラオはあずかるからと。二人は出かけたのだが、やはりタラオのことが心配だった。電話をかけると、ワカメがタラオを抱いたままいなくなっちゃったという。さあ大変、二人は急いで帰った。ところが、家では皆のんびりしている。カツオが「ワカメの奴がタラオを抱いたまま押入れの中で寝てたんだ」と言った。--乳母車を押すサザエさんとフグ田君は幸福だった。
サザエさんの結婚
東宝/1958年/カラー/シネマスコープ・サイズ/35mm/90分
製作:杉原貞雄●原作:長谷川町子●脚本:笠原良三●監督:青柳信雄●撮影:鈴木斌●照明:西川鶴三●音楽:神津善行●美術:北猛夫●録音:三上長七郎●出演:江利チエミ、小泉博、白川由美、藤原釜足、安西郷子、藤木悠、清川虹子、雪村いづみ
◆あらすじ
サザエさんはやっと結婚できると思ったら、フグ田君の大阪転勤でおあずけを食ったのである。イソノ一家で、結婚についての緊急家族会議が開かれた。てっきり自分のこととサザエさんはテレたのだが、お父さんが提案したのは彼ら夫婦の銀婚旅行のことだった。が、むろん、満場一致である。サザエさんが両親を送りだしたあと、大阪の叔父夫婦・万造とちえが息子のノリオ君の勉学ぶりを視察に来た。が、息子は酒とパチンコに熱中していることを発見し、あげく、彼の本から女性の写真がでてきた。ノリオ君はそのはま子さんとの婚約を宣言するのだ。頭にきた万造夫婦は大反対だ。サザエさんが調停役を買って出てうまくいった。叔父夫婦は若い二人にアテられ、自分たちも新婚気分になろうと、イソノ家の留守番を引きうけた。サザエさんは父母の旅先・日光へ向う。彼女はそこで賑わう新婚夫婦たちにすっかりアテられつぶやいた。“フグ田さん、早く東京へ帰ってきて"。フグ田君が東京へやってきた。転勤か?友人の悦子さんと社長の令息・富岡君の結婚式に出席するためである。この際、二人は結婚式に何度も出席し、自分たちの式の参考にすることにした。最初は、ノリオ君とはま子さんの会費千円のチャッカリ結婚式だ。二人は会費徴収係に廻された。次は悦子さんの式へ。サザエさんは思わず祝辞の代りに社長へフグ田君と自分のことを話し、東京転勤を頼んでしまう。まずかったかしら。あとでサザエさん、すっかりしょげた。ノリオ君のあと二階へ来た、映画のニューフェース・平目スケ子さんが、社長の入った人間ドックへ看護婦に化けて入りこみ、フグ田君の東京転勤の確定を直接聞いてきてくれた。フグ田君が美しい女性と買物をしていた。サザエさんはふくれたが、それは彼の妹のたい子さんだった。“式はぜひ北海道へ"という母親の伝言を持って来たのだ。--サザエさんとフグ田君の永すぎた春もやっと終り、二人は羽田から北海道へ向けて飛びたったのである。
※フナーレ...ダーク扮する御用聞き4人組と雪村いづみによる「サザエさん結婚おめでとうソング」でエンディング...
そのちょっと前のシーンでは両親に「長い間お世話に...」の挨拶の場面。
清川さんチエミさんは実生活がダブッてしまったのかもしれません。
ホントの涙...に見えました。
サザエさんの新婚家庭(スイートホーム)
東宝/1959年/カラー/シネマスコープ・サイズ/35mm/86分
製作:杉原貞雄●原作:長谷川町子●脚本:笠原良三+蓮池義雄●監督:青柳信雄●撮影:完倉泰一●照明:森弘充●音楽:神津善行●美術:北猛夫●録音:三上長七郎+下永尚●出演:江利チエミ、白川由美、小泉博、雪村いづみ、清川虹子、藤原釜足
◆あらすじ
サザエさんは念願かなってフグ田くんと結婚した。二人は磯野家、即ちサザエさんの実家に同居することになったが、おかげで二人の新婚生活はさんざんなものになってしまった。二人で楽しむべく小遣いを減らしてようやく買ったテレビは、カツオやワカメを始め近所の人が押しかけて来て、二人は見る場所もないという有様だった。マスオくんのお母さんが送ってくれたお菓子もカツオやワカメに攻撃されてしまうし、二人で映画を見ようと抜け出せば、必ずカツオとワカメに見つけられた。マスオくんの妹タイ子さんがカツオやワカメの面倒は見るからとキャンプに誘いに来た。大喜びで出かけたものの、キャンプ場では隣のテントの学生に缶話やお金をたかられて大損害だった。川辺でやっとマスオ君と二人きりになれたと思うや、カツオに食用蛙でいたずらされ、あわてたサザエさんはマスオ君を川の中へ突き落してしまった。家へ帰るとお母さんが入院して大騒ぎだった。家事一切を任されてサザエさんの毎日はがぜん忙しくなった。社宅の世話を頼みに行った蛭田課長の家では課長をマスラオ派出夫と間違えるという大失敗をした。その頃、マスオくんは会社の同僚から未亡人鮎子さんの就職の世話をたのまれた。夜が遅くなったりバーのマッチを持って帰るマスオくんをサザエさんは怪しく思った。若い女性と肩を並べて歩いているマスオくんを見るにおよんで、サザエさんは離婚を決意した。仲人の山中老人を訪れると、山中家も喧嘩の真最中、仲裁に入ったサザエさんは喧嘩のつまらなさを悟った。間もなくマスオくんは秘書課長に出世、おまけに社宅まで当ってしまった。今度こそ二人だけの新婚家庭を設計すべく、サザエさんはマスオくんと仲良くトラックで引越して行tった...
※キャンプファイアーのシーン
江利チエミ/雪村いづみによる「チエミの木曾節」は圧巻でありました!
10/30
サザエさんの脱線奥様
宝塚映画/1959年/カラー/シネマスコープ・サイズ/35mm/79分
製作:杉原貞雄●原作:長谷川町子●脚本:笠原良三●監督:青柳信雄●撮影:西垣六郎●照明:下村一夫●音楽:神津善行●美術:北猛夫+鳥居塚誠一●録音:中川浩一●出演:江利チエミ、雪村いづみ、柳家金語楼、小泉博、宝田明、浪花千栄子
◆あらすじ
サザエさんとフグ田君は社宅ながら新居ができ、新婚生活を楽しんでいた。二人は新婚祝いのお礼に、会社の人たちを招待した。ところが、フグ田君は花村専務に呼ばれ、関西へ出張を言い渡された。その上、関西商事から専務が来ているので夕飯の招待をしなければならない。フグ田家では社の同僚たちが酔って蛮声をはり上げているのに、フグ田君はなかなか帰宅しない。サザエさんはフグ田君の代りにと酒を飲みだし、とうとう酔いつぶれてしまった。--フグ田君からハガキが来た。出張が長びきそうだから、大阪へ来いとあった。サザエさんは早速大阪へ向った。特急こだまの食堂車の中で、花村専務の娘のむつみに出会った。見合すべく大阪へ連れられて行くのだという。相手は久地良太という薬種問屋のボンボンである。大阪の叔父さんの家では大歓迎してくれた。が、フグ田君はすでに九州へ出張していた。応接間には良太が来ていて、見合を断ってくれと叔父さんに頼んでいた。なんと仲人は叔父さん夫婦だったのだ。サザエさんはともかく二人を会わせることにした。見合当日、むつみと良太は途中で姿を消してしまった。仲人の叔父さん夫妻は不機嫌きわまりない。やがて、二人がやって来た。意見が合致し、結婚するという。見合が嫌いというだけのことだった。フグ田君からあした帰るの電報が来た。--奈良の若草山公園、サザエさんとフグ田君は幸福そうに寄り添っている。そこへ、修学旅行で来ていたカツオ君が友達と現われた。折角二人で楽しんでいるのに……サザエさんはやにわにフグ田君の手を引張って逃げ出した。
サザエさんの赤ちゃん誕生
宝塚映画/1960年/カラー/シネマスコープ・サイズ/35mm/86分
製作:杉原貞雄●原作:長谷川町子●脚本:笠原良三+蓮池義雄●監督:青柳信雄●撮影:西垣六郎●照明:下村一夫●音楽:神津善行●美術:北猛夫+鳥居塚誠一●録音:中川浩一●出演:江利チエミ、小泉博、白川由美、藤原釜足、清川虹子、江原達怡
◆あらすじ
サザエさんに男の子が生れた。病室にタイ子が見舞いに来た。彼女はフグ田君の妹で、辰野という恋人がいる。そこへ、フグ田君をはじめ、イソ野家の連中がやって来た。赤ちゃんの名は結局タラオと決まった。--ある日、辰野が訪れて来た。目下インターン中で、専門は小児科に決めたという。タイ子のことでサザエさんに応援を頼みに来たのだ。辰野はタラオを健康診断し、「日本脳炎かもしれない。それに小児マヒの恐れもある」と言い出した。それを聞いたお母さんはショックで倒れてしまった。これはサザエさんと辰野のお芝居だったが、ともかく辰野はタイ子と婚約することができた。フグ田君は、サザエさんがタラオのことにかかりきりなので不満だった。ある時爆発したので、お母さんはサザエさんに二人で温泉に行くことを勧めた。タラオはあずかるからと。二人は出かけたのだが、やはりタラオのことが心配だった。電話をかけると、ワカメがタラオを抱いたままいなくなっちゃったという。さあ大変、二人は急いで帰った。ところが、家では皆のんびりしている。カツオが「ワカメの奴がタラオを抱いたまま押入れの中で寝てたんだ」と言った。--乳母車を押すサザエさんとフグ田君は幸福だった。