うちな~んちゅになりたくて沖縄

沖縄好きが高じて、とうとう沖縄の住人に。「うちな~んちゅ」に憧れる千葉県生まれAYAKOの体当たりな日々、堂々、公開!

千葉でのロハスなひととき

2007-03-29 14:00:00 | Weblog


 久しぶりの長めの帰省。数日間、なつかしい友人たちと昼夜をともに過ごしていたけれど、お彼岸の時期に重なっていたから、祖母のお墓参りをすべく母の実家へも行ってきた。千葉県南部の南房総市。

 高速の終点を下りてから、小一時間ほど走る。ところどころにかたまって咲いている菜の花畑の黄色がまぶしい。いつもならば、すぐに母の実家へ向かうのだけれど、遅い昼食を摂ろうと町外れのレストランへ向かった。ここは手作りソーセージが有名で、素朴でしっかりした味のソーセージも、そのソーセージをのせてカリっと焼かれたピザも、相変わらずおいしかった。ログハウス風の建物の前には田畑が広がって、パノラマ風景を見るよう。

 母の実家は、かつては8人の大家族。そこに親戚一同が集まればそれはもう賑やかだった。従兄弟がそれぞれ家を出たり、近頃は親戚が同時に集まることが少なくなったりして、寂しく感じる。

 とはいっても、現役農家の一家。翌日も朝から農作業だ。珍しく、わたしもお手伝いを頼まれる。稲を育てるためのビニルハウスにビニルをかける作業。こんなお手伝いをするのは初めて!おじさんから作業服を借りて、日よけの帽子をかぶり、軍手をして準備完了。ハウスに、大きなビニルをみんなでタイミングをそろえてエイヤッとかぶせたら、今度は長い紐でビニルを抑えていく。おじいちゃんが紐をほぐし、わたしが高い脚立の上からそれを受け取って、ハウスの両サイドにいるおじさん夫婦へ手渡す。連携プレーなしにはできない作業だ。



 それが済んだら、今度は母がキンカンを採ってきてと言う。庭にある木から、コロンとして橙色に熟れたキンカンを枝から枝へパチリ、パチリと剪定バサミで切りとって、手に持ったカゴに落としていく。夢中になって、最後はまたしても脚立に上って、高い枝先の実も採りまくり。

 時間にしたら、ほんの2時間足らずのことなのに、達成感と清々しさに満たされた。そういえばいつかの春に、たけのこ掘りをしたり、おばあちゃんに付き合ってフキ採りをしたりしたなぁ。たまに遊びにきては、当たり前のように過ごしていたこの環境が、いかに恵まれているかということに改めて気付かされる。千葉に帰るたび、ここを訪れたいという気持ちが一層強くなった。(続く)