うちな~んちゅになりたくて沖縄

沖縄好きが高じて、とうとう沖縄の住人に。「うちな~んちゅ」に憧れる千葉県生まれAYAKOの体当たりな日々、堂々、公開!

念願のカフェへ

2006-11-29 12:00:00 | Weblog
久しぶりに会った友人と、これまた久しぶりに那覇よりもさらに南部へドライブがてら、ご飯を食べに行った。午前11時半、車の窓を全開にして走る。風は心地よいものの、真夏と見紛うほどギラギラと照りつける陽射しは暑~い!!


やってきたのは、友人が絶賛していた和食の店。といってもランチは松花堂弁当1種類のみ。着物に身を包んだ、上品な奥さんが運んできてくれたその弁当は、見た目からして体に優しそう。沖縄独特の黒紫米(こくしまい)を混ぜて炊いた赤く色のついたご飯、煮物、刺身、焼き魚、サラダ、酢の物などがバランスよく詰められている。

沖縄の人って“味くーたー(味が濃厚、どちらかというと「コクがある」っていう意味の方が強いらしい)”好みが多いから、必然的に味くーたーな食べものが多いけれど、ここのお料理はどれもこれも優しい味つけ。お椀には「ゆしどうふ」が入っていて、こちらもイイお味だった。普段、2、3品くらいのおかずしか摂らないものだから、品数の多い1食に大満足。窓に目をやり、庭に咲く色とりどりのブーゲンビリアを眺めていたら、食後のコーヒーにデザートまで出てきて、ますます長居……。

ようやく腰をあげて、お店を出ると陽射しはさらに強力に! ブーツを脱ぎ捨てて、裸足で歩きたい気分だ。コーヒーもデザートも頂いたのに、またお茶をしにカフェへ向かう。南部ではとても有名なカフェ。わたしはまだ一度も行ったことがなかったから、友人にお願いして連れて行ってもらったの。

眼下に海を望むカフェは数多くあれど、ここは違う! 砂浜に店が建っている。だから眼下ではなく目の前が海! 同じ目線に海が見えるのだ。外のガーデンチェアで、または中のカウンター席で、潮の香りに包まれて1日中のーんびりと本でも読んで過ごしてみたい。豪華なスパやエステなんていらない。この海が、景色が、潮風が、ささやかで最高のリゾート気分を味わわせてくれるから。(続く)


冬を思わせるイルミネーション

2006-11-24 12:00:00 | Weblog

最近、家と会社と学校の移動だけで、それも学校から家路につく頃はヘトヘト。周りの景色に気を配る余裕もなかったんだけれど、わたしの通勤路の途中にあるホテルでは、いつの間にかクリスマスを意識したイルミネーションが施されていた。もうそんな時期になったのか、早いなぁ。ちょっとした幻想的な空間に、しばらく足を止めてみた。

そういえば、テレビコマーシャルでも、北部にあるホテルの有名なイルミネーションが大々的に宣伝されていたっけ。これがなんと有料なんだよね。ただでさえ、“ナンギ”(面倒くさい)が口ぐせの沖縄人。「遠い(那覇から行く場合ね)+有料のイルミネーション」をわざわざ見に行く人がいるのかしら??と、会社の男の子に「○○ホテルのイルミネーション、見に行ったことある?」って聞いてみたら、「ありますよ!」の即答。へぇぇ、イベント性が“ナンギ”に勝ってるってことか。けれど、よくよく聞いてみると数年前までは有料ではなかったらしい。せちがらい世の中に少し落胆……。

イルミネーション=寒い季節っていうイメージは一般的かな。クリスマス商戦の影響かもしれないけれど、少なくともわたしはそう。とはいっても、会社ではいまだに日中は暑くてクーラーを入れたりしているぐらいだから、冬なんてまだまだ先って感じ。でもね、夜の闇にキラキラ光を放つイルミネーションを見ていると、冬を味わっているような感覚になるから不思議。心なしか、そのときだけは空気もピシッと張りつめているような、それゆえ光が綺麗に輝いているような……。疲れがスーッと引いて、心が和む。

世間はもうすぐ師走。慌しく過ぎていくのは目に見えているけれど、気候の暖かさと、モノや風景から感じる季節感を楽しみながら、いいペースで過ごしていけるといいな。(続く)

修学旅行に合流!?

2006-11-10 12:00:00 | Weblog

10月の終わりの週末、わたしは1人で北谷(ちゃたん)へ向かった。高校時代の担任の先生が、修学旅行の引率で沖縄に来ているとのことで、宿泊先のホテルに面会に。大学入試や教育実習の際にとてもお世話になった先生で、年賀状のやりとりがずっと続いているんだよね。沖縄に移住したという報告をしてからは、沖縄への修学旅行の企画を担当されるっていうことで、何かとやりとりをしていたというわけ。

道は少し混んでいたけれど、車を1時間ほど走らせると目的のホテルに到着した。北谷は若者が集う街で、週末の夜ともなると人がいっぱい。ライトアップされた観覧車や賑やかなお店の立ち並ぶ風景を見ながら、修学旅行中の高校生にとっては、誘惑だらけの場所だよなーなんて思いながらホテルに入り、南国風のエントランスを抜けて、ロビーへと進む。とても綺麗なホテルだ。

先生とは去年、千葉で一度会っているのだけれど、1年経っても、いや卒業後10年以上経っても全然変わっていないことに改めてびっくり。わたしが高校生のときからとにかく熱いヒトで、会ったときにも今回の修学旅行のプランを楽しそうに話してくれた。翌日は、離島にて生徒たちを少人数ずつホームステイさせる予定だとかで、生徒以上に先生がワクワクしている様子。中学、高校と連続で修学旅行が寺社巡りだったわたしには、羨ましくて仕方ない。あと10歳若かったら、離島で農業や酪農を手伝いながらの生活もアリだったなーなんて思ったりして。

先生自身、沖縄が大好きで、プライベートで何度か訪れているそう。話は、沖縄の自然や文化や街並みや人について、お互いの思うところや発見したことで盛り上がった。沖縄に興味や思い入れがあればこその共通の話題にネタは尽きず、時間はあっという間に過ぎた。

そろそろお別れの時間。生徒のビデオ撮影やら、翌日の打ち合わせやらで忙しいなか、わざわざわたしに会う時間を作ってくれた先生に心から感謝。後日、生徒が離島でのホームステイ体験を終えたあと、涙、涙で島の人たちとお別れしたと聞いて、こちらまで胸が熱くなる思いがした。わたしが沖縄に惹かれた理由はそういう人と人とのつながりだったなぁと思い出しながら……。(続く)