久しぶりに会った友人と、これまた久しぶりに那覇よりもさらに南部へドライブがてら、ご飯を食べに行った。午前11時半、車の窓を全開にして走る。風は心地よいものの、真夏と見紛うほどギラギラと照りつける陽射しは暑~い!!

やってきたのは、友人が絶賛していた和食の店。といってもランチは松花堂弁当1種類のみ。着物に身を包んだ、上品な奥さんが運んできてくれたその弁当は、見た目からして体に優しそう。沖縄独特の黒紫米(こくしまい)を混ぜて炊いた赤く色のついたご飯、煮物、刺身、焼き魚、サラダ、酢の物などがバランスよく詰められている。
沖縄の人って“味くーたー(味が濃厚、どちらかというと「コクがある」っていう意味の方が強いらしい)”好みが多いから、必然的に味くーたーな食べものが多いけれど、ここのお料理はどれもこれも優しい味つけ。お椀には「ゆしどうふ」が入っていて、こちらもイイお味だった。普段、2、3品くらいのおかずしか摂らないものだから、品数の多い1食に大満足。窓に目をやり、庭に咲く色とりどりのブーゲンビリアを眺めていたら、食後のコーヒーにデザートまで出てきて、ますます長居……。
ようやく腰をあげて、お店を出ると陽射しはさらに強力に! ブーツを脱ぎ捨てて、裸足で歩きたい気分だ。コーヒーもデザートも頂いたのに、またお茶をしにカフェへ向かう。南部ではとても有名なカフェ。わたしはまだ一度も行ったことがなかったから、友人にお願いして連れて行ってもらったの。
眼下に海を望むカフェは数多くあれど、ここは違う! 砂浜に店が建っている。だから眼下ではなく目の前が海! 同じ目線に海が見えるのだ。外のガーデンチェアで、または中のカウンター席で、潮の香りに包まれて1日中のーんびりと本でも読んで過ごしてみたい。豪華なスパやエステなんていらない。この海が、景色が、潮風が、ささやかで最高のリゾート気分を味わわせてくれるから。(続く)


やってきたのは、友人が絶賛していた和食の店。といってもランチは松花堂弁当1種類のみ。着物に身を包んだ、上品な奥さんが運んできてくれたその弁当は、見た目からして体に優しそう。沖縄独特の黒紫米(こくしまい)を混ぜて炊いた赤く色のついたご飯、煮物、刺身、焼き魚、サラダ、酢の物などがバランスよく詰められている。
沖縄の人って“味くーたー(味が濃厚、どちらかというと「コクがある」っていう意味の方が強いらしい)”好みが多いから、必然的に味くーたーな食べものが多いけれど、ここのお料理はどれもこれも優しい味つけ。お椀には「ゆしどうふ」が入っていて、こちらもイイお味だった。普段、2、3品くらいのおかずしか摂らないものだから、品数の多い1食に大満足。窓に目をやり、庭に咲く色とりどりのブーゲンビリアを眺めていたら、食後のコーヒーにデザートまで出てきて、ますます長居……。
ようやく腰をあげて、お店を出ると陽射しはさらに強力に! ブーツを脱ぎ捨てて、裸足で歩きたい気分だ。コーヒーもデザートも頂いたのに、またお茶をしにカフェへ向かう。南部ではとても有名なカフェ。わたしはまだ一度も行ったことがなかったから、友人にお願いして連れて行ってもらったの。
眼下に海を望むカフェは数多くあれど、ここは違う! 砂浜に店が建っている。だから眼下ではなく目の前が海! 同じ目線に海が見えるのだ。外のガーデンチェアで、または中のカウンター席で、潮の香りに包まれて1日中のーんびりと本でも読んで過ごしてみたい。豪華なスパやエステなんていらない。この海が、景色が、潮風が、ささやかで最高のリゾート気分を味わわせてくれるから。(続く)
