うちな~んちゅになりたくて沖縄

沖縄好きが高じて、とうとう沖縄の住人に。「うちな~んちゅ」に憧れる千葉県生まれAYAKOの体当たりな日々、堂々、公開!

喰い倒れ3日間

2007-01-25 10:00:00 | Weblog


 栃木から、友人と友人のお母さんがやってきた。わたしより6コ年下の彼女とは、千葉でお互い一人暮らしをしている時に知り合って、約2年ぶりの再会だ。千葉にいた頃、わたしが沖縄に行って帰ってくる度にお土産話を楽しそうに聞いてくれて、いつか一緒に沖縄に行こうね、と話していた彼女が、とうとう来てくれたの!

 “とにかく沖縄を満喫して帰りたい!”というリクエストに応えるべく、初日は3人で居酒屋に行き、まずはオリオンビールで乾杯。海ぶどう、じーまみ(ピーナツ)豆腐、島らっきょう、てびち(豚足)など、オキナワンメニューを注文し、美味しい美味しいとたくさん食べた。

 食が進めば、お酒もススム。ビールの次は泡盛。沖縄の人は泡盛と言わず「シマー」という。島酒ってことね。もともと飲み仲間のわたしと友人は、泡盛の古酒(クースー)をクイクイ、クイクイ。久しぶりに会っているのに久しぶりじゃないような、そんな雰囲気だった。かしこまることなく、やたらと質問し合うのでもなく、昨日も会って今日も会っているというぐらいの感覚。お酒はさらにすすみ、2軒をはしごしてその日は解散した。



 2日目の夜は、ステーキやシーフードの鉄板焼が食べられるハワイアン雰囲気のレストランへ。前菜、スープ、サラダ、ステーキをガツンと食べた。ふぅ、お腹いっぱい。空港近くだったので、食後、飛行機が降りてくるのを正面から見られる絶好のポイントへ案内した。夜の闇にエンジン音をとどろかせながら近づいてくる、映画さながらの着陸シーンは大迫力!


 興奮冷めやらぬまま、翌日も飛行機見学から始まった。美(ちゅ)ら海水族館を目指して北上しながら、お昼にまたガッツリ。「タコライス食べたい!」の一声で、タコライス発祥の店・金武(きん)町の「キングターコース」へ。3人でタコライス1コとチーズハンバーグライス1コを頼む。ここは1コの量がハンパない!! レタス、チーズ、ひき肉、米を食べ尽くし、苦しいお腹をひきずってドライブは続く。


 ようやく那覇に戻った夜、最後の沖縄を名残惜しむように、手近な居酒屋へ行き、2日前と同じようにオリオンビールで乾杯した。一度食べて美味しいと思ったものや、まだ食べたことのないもの、気になるオキナワンフードを注文し、心残りなく食す。あんなにお昼にお腹がパンパンだったのに、お酒と食事が心地よく胃に入っていくことに我ながらびっくり。“味くーたー(濃い味)”だとは言っていたものの、友人もお母さんも、沖縄のお酒と食べ物がすっかり気に入ったみたいで嬉しいな。しかし、当分は体重計に乗るのがコワイよ~。(続く)


オキナワの初詣

2007-01-15 16:00:00 | Weblog


 千葉に実家があるわたしは、初詣といえば毎年参拝者ベスト3に入っている「成田山新勝寺」が恒例。でも今年は実家に帰っていないしどうしよう、と考えていたところに沖縄の友人から「護国神社へ行こう」とのお誘いがあった。

 沖縄の初詣は、ほかに「普天間宮(ふてんまぐう)」「波上宮(なみのうえぐう)」などが有名らしい。「護国神社」は、那覇市内の大きな運動公園の敷地内にある。片側3斜線の大きな道路沿いだ。車で通るたびに見ていた、通り沿いに建てられたコンクリートの大きな鳥居はこの神社を示していたのね。

 待ち合わせしていた友人と合流してすぐに、「沖縄でも、31日の夜の12時に合わせて初詣に行くの?」って聞いてみたら、そんなことはないと言う。初詣は昼間に行くのが普通らしい。なるほど、元日の0時を気にしないというのは、なんとなく沖縄らしいな、なんて思う。

 本殿までは、屋台のひしめき合う通りを抜けてあっという間。想像していたよりもこぢんまりとした本殿だった。白い布で覆われた大きなお賽銭箱に向かって、10円玉をちゃり~んと一つ。パンパンと手を叩き、お願い事をした後に、お賽銭箱を覗いてみると、まばらに散った小銭と数枚の千円札。今日はまだ、それほど人が来ていないのかな。



 くるりと向きを変え、本殿に背を向けて歩き出したら、「沖縄そば」の屋台が目に入った。那覇マラソンの差し入れ、年越し、お正月・・・どこにでも登場する沖縄そばって、やっぱり沖縄を代表するポピュラーフードなんだと改めて実感。

 さぁ、初詣といえばおみくじ。木箱の上部に丸く開けられた穴に手をつっこんでくじ引きの要領で引く。2人とも結果が早く知りたくて、焦りながらガサゴソとおみくじを開いた。わたし-吉、友人-末吉。お正月って大吉が多いはずなのに、と微妙な結果に苦笑しながらも、恋愛運が良さそうだったので、ご機嫌になった。単純。

 そういえば、沖縄に来てすぐの頃、「成田山」と書かれたシールを貼った車をよく見かけていたので、「さすが交通安全の神様・成田山、沖縄の人でもわざわざ行くものなんだな」なんて感心していたら、先輩に、「沖縄に成田山があるんだよ」と聞いてビックリしたっけ。こちらも交通安全専門だそう。わたしはやっぱり、千葉の成田山がいいなぁ。(続く)

2007年、明けましておめでとうございます

2007-01-04 23:00:00 | Weblog
 

 ついに新年の幕開け。今年は帰省せずに沖縄で年越しした。5日間の冬休み、何をしようとあれこれ思いを巡らせていて、前回も登場した本部(もとぶ)の知人から、「一緒に年越ししましょう」と誘っていただいたので、ふたつ返事で31日、いそいそと本部へ向かった。

 ご主人、奥さん、ご主人のお兄さん、弟さんの中に混ぜていただき、奥さんの作る美味しいお料理を食べながら、2006年最後の夜に乾杯した。最後に出てきたのは、沖縄そば。これが沖縄定番の「年越そば」だ。地元TVのニュースによると、年末の内地に向けての沖縄そばの出荷量が増加しているらしい。沖縄そばも徐々に全国的に広がりつつあるのかな。

 さぁ、日付が変わるっていうときに、電気を消して60度の泡盛を器に注いで点火。キレイな青い炎が立ち上る。三線名手のご主人が「としのはじめの・・・(一月一日)」を演奏し、皆で合唱。そして「明けましておめでとう」の挨拶を交わした。素敵な演出で迎えた年明け。

 翌日、日の出を見ようと早起きして、わたしたちは車に乗り込んだ。目指すは八重岳山頂。夏の晴れた日には空一面がプラネタリウムとなる素敵な場所だ。山頂付近で車を停めて、歩いて上ること15分くらい。

 わたしたち以外にも数人の家族連れが、薄暗い中、太陽が昇ってくる方向をジッと眺めている。7時前くらいが日の出時刻だったのだけれど、あいにく空は雲に覆われていて小雨もちらついている。その瞬間をとらえることなく、あっという間に辺りが明るくなってしまった。あ~、残念。ご来光に向かって今年の意気込みを唱えたかったなぁ。

 お家に戻ってしばらくすると、空の雲が流れ始めて朝の曇りが嘘だったみたいに晴れ間が広がってきた。う~、悔しい。さっきもこのくらい晴れていたらハッキリと日の出を拝むことができたはずなのに・・・。




 でも、午後からドライブに行った先で見た海で、傾きかけた陽がキラキラと水平線から岸までを輝かせているのを目の当たりにした。ご来光は見られなかったけれど、年の始めにふさわしい素晴らしい風景を目に焼き付けることができて幸せだった。(続く)