うちな~んちゅになりたくて沖縄

沖縄好きが高じて、とうとう沖縄の住人に。「うちな~んちゅ」に憧れる千葉県生まれAYAKOの体当たりな日々、堂々、公開!

東北土産で暑さ緩和!?

2007-08-22 12:00:00 | Weblog


 最近の天気予報には、本当に驚かされる。日本各地の気温表示、最低気温はともかく最高気温に関しては、ほとんどの地域が30度をはるかに越え、30台後半の数値だから。逆に沖縄が涼しいくらい!7月に台風が去った後の沖縄は、湿気も暑さも最高潮に達したかと思うほどだったけれど、8月に入ってからは雨が降ることが多くて、7月に比べれば涼しさを感じている。

 そうは言っても、やっぱり夏。暑いときは暑い!それで、ついつい面倒くさくて食事を簡単に済ませがちになっていた。そんなときに、内地の親友が東北旅行に行ったとかで、盛岡名物の冷麺を送ってきてくれた。届いたその日はちょうどムシムシする陽気だったので、送られてきた荷物が冷麺と分かると、早速スーパーにトッピングする具材を買いに。友だちが進めてくれたように、焼き豚、キュウリ、ネギ、キムチ、ゆで卵を準備して、あとは麺を茹でるだけ。あっという間にゆであがった麺をよく冷やしてスープを溶いた器に。トッピングの仕上げにゴマをふったら、見た目にも涼しげな冷麺の完成!!

 冷麺って、独特の麺の弾力が何とも言えない。キムチのたれがついていたから、結構辛いのかと思ったけれどそうでもない。どちらかというと甘辛な感じのスープで、具材との相性もばっちり。ビールを飲みながらツルツルとゆっくりいただいて、食べ終わる頃には暑さが和らいだ。

 そういえば、沖縄って地元ならではの冷たい麺類ってないね。沖縄そばの冷やしバージョンを出しているお店もあるみたいだけれど、沖縄そばは温かいほうがおいしいし、不思議と夏だからって食べる頻度が減るかっていうとそうでもない。そうめんだって、炒めて食べるのが沖縄流だものね。そうやって考えてみると、寒い地域だからとて、温かい食べ物が名物になるのではないし、暑い地域だからとて、冷たい食べ物が名物になるわけではないんだなぁ。冷麺も今や全国で人気だから、焼肉屋さんで食べられたりもするけれど、自宅で本場・盛岡の冷麺を食べられたのって、ちょっぴり贅沢な気がしている。親友の心遣いに感謝。(続く)

南北の浜辺でのーんびり

2007-08-13 20:00:00 | Weblog


 夏休みを利用して、学生時代からの友人が遊びに来た。こちらに来る前に「沖縄で、何がしたい?」と尋ねたら、「何にもせず、ゆったりしたい」との返答。「うん、そういうことだったら任せといて」と約束して、思えばもう10年来の友人の沖縄入りを楽しみに待っていた。

 到着のその日は、わたしの中で恒例の国際通り近くの居酒屋で歓迎の宴。まずはオリオンビールで乾杯して、ごーやーちゃんぷる、じーまみ豆腐(ピーナッツの豆腐)、島ラッキョウなどを肴に積もる話をたっぷりと。ビールが終わったら泡盛を少々。あまりお酒の強くない人だから、二人で1合を飲み干した頃には、ほどよい酔い加減。

 翌日は、北部へ行こうとだけ決めておいた。“ゆったり”を大切に、お昼過ぎから行動開始。友人のリクエストであり、わたしのオススメでもある「古宇利島」を目指して。島へ架かる橋の下に広がる海の色に魅了されてから、もう何度も行っているおなじみの場所。けれど、その日の天気や時間帯によって、まったく違った顔を見せてくれるから、何度行っても飽きないんだよね。実は橋を通る時の自分の気持ちが海の色に映し出される・・・なーんて勝手なことを想像してみたりして。

 夕方だったせいか、海の表面はメタリックな青色に見えた。昼間、射すように強烈だった陽射しは幾分和らいで、心地よい風とともに体を包み込んでくれる。思わず、岩場に寝ころがってウトウト。18時を過ぎていたのに、ビーチでは夏休み中のチビッコたちが元気に泳いでいる。たまらずわたしも足を水に入れた。ひゃあ、気持ちいい水の感触。




 北の水辺でのんびりした翌日は、南の水辺。前にも紹介したことがある、浜辺に建つ茶屋『浜辺の茶屋』にて夕方の珈琲タイム。少し曇っていたけれど、暮れていく空の様子を眺めながら時の移り変わりを感じることができた。珈琲を飲み終えて浜辺に下りると、砂浜でやどかりがゴソゴソと動いている。どこを目指しているのかな。振り返ると、暗闇の中で茶屋が幻想的に映し出されていた。

 住んでしまえば観光のように毎日がのーんびり・・・という訳には決していかない。けれど、友人の“ゆったり”観光に便乗したおかげで、日々の生活のストレスやトゲトゲしたものが、少しずつ削ぎ落とされたような気がする。ありがとう。 (続く)