うちな~んちゅになりたくて沖縄

沖縄好きが高じて、とうとう沖縄の住人に。「うちな~んちゅ」に憧れる千葉県生まれAYAKOの体当たりな日々、堂々、公開!

雨続き、そして晴れ間に思うこと

2007-09-14 11:00:00 | Weblog


 このごろ「○○らしい」という気候が感じられなくなったように思う。南国である沖縄のほうが、気温のうえでは九州や関西や関東よりも涼しかったり、沖縄では常夏のはずの9月に長雨が降ったり。夏らしい、沖縄らしい天気はどこへ?!

 しばらく降り続いた雨が止み、ようやく沖縄らしい天気に戻ったのは9月11日だ。わたしはアメリカに対する特別な思いというのはないけれど、初めて沖縄の地に足を踏み入れたのは、あの事件の1週間後だった。基地のゲートで厳戒態勢が敷かれているという事実を、やたらと渋滞している国道58号線を通過しながら直接感じたのである。

 あれから6年。あの時は、まさか自分が沖縄で生活することになるとは思っていなかった。ただただ、初めて見る青い海や異国情緒漂う街の様子が新鮮で、こんなところに住めたら楽しそうだな~なんてのん気なことを考えていたっけ。

 9月11日、アメリカはテロの脅威をまともに受けたが、沖縄は基地と隣り合わせという脅威にさらされ続けている。米軍基地の移設をめぐる問題に加え、第二次世界大戦中の沖縄戦において、日本軍の集団自決に対する関与がなかったことにされてしまう教科書問題。ここに住んでいなければ、全く自分とは関係のない別の県の問題であって、直接的に考えさせられることはなかったかもしれない。調子のいい話だけれど、こうした問題が地元紙で毎日取り上げられているのを見ていると、何とか県外の人にも関心を持ってほしい、同じ立場で考えてほしいという気持ちが強くなる。

 久しぶりの晴れ間が嬉しくて、昼休みの屋上でひなたぼっこ。空が近く、白い雲が青空に映える。これからまた厳しい残暑がやってくるんだろうなと感じさせられるような強烈な日差し。すぐ近くをモノレールが走り、見下ろすと、せわしなく車が往来している…「平和」を疑わせない景色を前に、本当の意味での平和、心の平和が沖縄に、沖縄の人にやってきてほしいと願う。(続く)