うちな~んちゅになりたくて沖縄

沖縄好きが高じて、とうとう沖縄の住人に。「うちな~んちゅ」に憧れる千葉県生まれAYAKOの体当たりな日々、堂々、公開!

ウチナー結婚式

2006-08-25 12:00:00 | Weblog

ついにこの日がやってきた! 友人が“にーびち”(結婚)したので、沖縄の結婚披露宴に初めてお呼ばれしましたぁ。

「人数がハンパじゃない!」「余興にものすごく力を入れる」「乾杯の前から客は自由にお酒を飲んでいる」「遅刻して新郎新婦の入場と同時に入ってくる人が必ずいる」などなど、いろんな前ウワサを聞いていたものだから、どんな披露宴が催されるのかと、招待を受けたときから楽しみでしかたなかった。

ご祝儀の相場はいくら?とか、服装は普通でいいの?とか、まわりの友人にあれこれと聞いて準備をして、待ちに待った披露宴当日。会場に到着して周りを見回してみたが、一緒に招待されている友人たちの姿が見えない。「今、どこ?」と、あわてて電話をかける。「ごめーん、私たち3人遅刻決定だからぁ」、あっけらかんとした友人の声が返ってきた。えぇぇぇ~!!  新婦の友人として招待された5人のうち、3人が遅刻とは……。おそるべし、“うちなータイム”。

もうすぐ披露宴の開始時間。円卓について周りを見回すと、たくさんの人、人、人。列席者は200人を超えているという。学生のとき、披露宴サービスのアルバイトをしていたけれど、こんなに大勢の人が集っている披露宴は見たことがない。沖縄では200人~300人の招待客数はフツウらしい。

艶やかな色づかいの着物に身を包んだ友人と旦那サマが登場し、披露宴スタート。数人の祝辞が終わり、「カンパーイッ」って、一斉にシャンパングラスを掲げるお決まりの場面。私と友人、もちろん他の方々も新郎新婦が登場するたいぶ前から、そう席についたときからビールをしこたま飲んでいるんだよね。これ、沖縄流。


披露宴の最中は、会場の一番後ろに備えられた大きなステージでの余興合戦だった。親戚、新郎友人、新婦友人、新郎同僚、新婦同僚……次々と、趣向を凝らした出し物が繰り広げられる。余興用のステージがあるだけでも驚きなのに、その気合の入った演出振りは圧巻。お色直しの後、新郎新婦がステージからドライアイスに包まれて登場するといった演出もあった。会場の扉から登場すると思ってカメラを構えていたわたしは拍子抜け。もはや披露宴というよりも“ショー”といったほうがふさわしい感じだった。

余興合戦に大笑いしたり、激励をおくったり、友人の晴れ姿に感動したり、目まぐるしく過ごした初の沖縄流披露宴。最後にコーヒーとケーキを胃に押し込み、料理よりもビールでお腹がいっぱいになった感のあるわたしたちのグループは、イイ気分になりながら2次会の会場へ向かった。この時点で夜の10時過ぎ。いったい2次会は何時に終わるんだろうか。これも沖縄流、かな?!(続く)

海を目指して、またまた北上!

2006-08-18 12:00:00 | Weblog

去年の春ぐらいに知り合って、仲良くしている沖縄の女の子2人とドライブの約束をしていた日。気持ちよく寝ていたわたしの体に、容赦なく降り注いでくる日差しが暑くて目が覚めた。「お~、なんてイイ天気!」。海に行こうと決めていたから、大きなカゴに2種類のフリスビー、レジャーシート、タオル、水筒などをつめこんで、準備OK!

2人と合流して、「北と南、どっちに行く??」。 細長~い、沖縄本島、北に行くか、南に行くかで、まったく違った雰囲気を体験することになるんだよね。この日は北の海を目指すことに。いざ出発、とその前に朝ごはんを食べていなかったわたしたちは、「コバラ減ったぁ」ということで、なぜかアイスクリーム屋さんへ立ち寄ることにした。


地元沖縄で知らない人はいない有名なアイスクリーム屋さん。サトウキビ、マンゴー、パイナップル、紅イモ……などなど、沖縄ならではの食材を使ったラインナップ! 今まで、まったく知らなかったんだけど、アイスクリームだけじゃなくて、ソフトクリームまであるって聞いて、そのお店のソフトクリームを初体験。バナナ味とマンゴー味のミックスという、いかにもトロピカルな組み合わせの味を堪能した。ん、んまいっ!

アイスでコバラを満たした(?)あとは、ひたすら本島東側のメインストリート・329号線を北上。北と南が雰囲気違うって前述したけれど、東と西では海の感じが違う。東の海は人の手が加えられていない、ありのままの野性味を感じるんだなぁ。

群青色や鮮やかなスカイブルーなど、何層にも色づいた海を右手に見ながら、名護市を越えて東村(ひがしそん)に入る。ちっちゃなビーチが見えてきたので車を停めてみた。何組かの家族連れが水とたわむれている。空の青が映りこんだような海面は、きらきらと太陽の光を反射させていた。


砂浜へ足を踏み入れると、やわらかい砂の感触がサンダルを脱いだ素足に心地よく伝わってくる。たまらず波打ち際にかけだして、足をちゃぷちゃぷ、ちゃぷちゃぷ。このときばかりは陽射しもおかまいなく、持っていったフリスビーを思う存分飛ばして遊んだ。こうして砂浜で遊ぶのは、去年のビーチパーティー以来だ。8月も半分を過ぎたとはいえ、沖縄の夏はまだまだこれから! 今年も“ビーチパーリー”やりたいなぁ。(続く)

真夏の夜はビールまつりで乾杯!

2006-08-08 12:00:00 | Weblog

沖縄の夏は、どこもかしこもビールまつり! 石垣島や宮古島では、ここ地元のビール会社・オリオンビールが主催する「ビアフェスト」なんかも開催されたりして。前回も登場した、お世話になっている名護のファミリーに誘われて、名護の漁港で毎年行われているビールまつりへ出かけてきた。ここのところ、週末のたびに名護に行っているかもね。

名護に到着してファミリーの車に一緒に乗り込み、いざ、ビールまつりの会場へ。まだ明るい空の下、シートを敷いてくつろぐ人、友達同士で浴衣姿でつるんで歩いている女の子たち……。 地元の人たちが本当に楽しみにしているイベントなんだなぁっていうのが伝わってくる賑わいぶり。一緒に歩いていたファミリーの中学生の女の子も、友人と遭遇しては手を振ったりしていた。

夜のメインイベント、花火がよく見えるようにと、海に近い場所にブルーシートを敷いて場所取りをしたあと、さっそくビールを買いに。なんと生ビール1杯200円、発泡酒150円という酒屋やコンビニで買う缶ビール並みの安さ! ゴキゲンな気分でビール片手に、催し物のステージへ行く。もう一人の高校生の娘さんが太鼓の発表に出演するというのだ。

このあたりは太鼓がさかんで、いくつものグループが存在する。ビールケースを逆さにして並べた即席の観客席は、ほぼ満席になっていた。大半は我が子の晴れ姿を見守る保護者かもしれないけれど、どのグループも凛々しい姿で登場し、迫力のあるステージを見せてくれた。

ブルーシートに戻ると、いつかのバーベキューのように、おじちゃんたちは輪になって楽しそうに歓談している。クーラーボックスからは三枚肉の煮つけや、ミミガー(ブタの耳)のサラダや、マンゴー、パインなどなど、いろんな食べ物が次々と出てくる。さすがだ! わたしもお腹が空いてきていたので、食べ物に手を伸ばしてパクつく。と、そのうちに花火があがり始めた。

時間にしたら15分くらいだったかもしれないけれど、港の海上に打ち上がった花火に、近くに座っていたファミリーの親戚の小さい男の子も興奮ぎみだ。ビールを飲んで、おいしい食べ物を食べて、花火を観賞。このうえない贅沢だなぁって思う。

花火が終わって、さぁ退散とはいかず、それから1時間近くもブルーシートで宴会が続いていたなぁ。これも“ウチナー流”のまつりの醍醐味かもしれないね。(続く)