うちな~んちゅになりたくて沖縄

沖縄好きが高じて、とうとう沖縄の住人に。「うちな~んちゅ」に憧れる千葉県生まれAYAKOの体当たりな日々、堂々、公開!

関東で見つけた春

2008-03-26 12:00:00 | Weblog


 昨年に続き、今年も彼岸の墓参りを兼ね、少し長めにお休みを取って千葉の実家へ帰省した。電車を降り立ったとき、空気のシンとした冷たさが心地よかった去年だが、今回は沖縄とさほど変わらない暖かさにびっくりした。前日は大雨、荒れ模様の天気だったらしいのだけれど。千葉の空が帰省を歓迎してくれているのかな、なんて一人ほくそ笑んだりして。

 今回は、沖縄を離れてから全然会っていなかった友人との再会が実現した。羽田空港近くに住んでいて、沖縄で仕事探しや家探しをする行き帰りに泊まらせてもらった大学の友人、私の沖縄好きを共に楽しんでくれて、遊びに行くと「ごーやちゃんぷるー」などを作ってふるまってくれた友人夫妻、お互いに独身なので年越しには必ずお酒を酌み交わしていた高校の友人。

 3年間もブランクがあるのに、会った瞬間その空白の時間はすぐに埋まってしまうから不思議だ。沖縄に渡る前に会ったときは0歳だった友人の子どもは3歳になり、独身だった友人たちは奥様になり・・・と、最後に会った時と環境や状況は全く違うのだけれど、そこに漂う空気は当時のまんま。人と人が築いた関係というのは、なかなか変わらないものなのだな、ということを実感する。

 祖父に会いに、母と姉と共に訪れた祖父の家周辺では、菜の花が見頃を迎えてのどかな田舎風景に黄色い彩りを添えていた。車を運転しながら、その鮮やかな色についつい見とれてしまう。目にも楽しく、食べてもおいしい菜の花。春だなぁと感じる。たまたま車を停めた土手には、つくしが顔を出していた。何年ぶりに見るだろう。一番寒い1月から2月に桜が咲き、その後の体感温度のみで春がやってきたなぁと感じる沖縄に比べて、植物の変化によって春の到来が目に見えて分かるのが楽しい。



 祖父を伴って泊まりがけで訪れた宿は、海岸近くのアットホームな民宿。徒歩で海岸に行けると案内があったので、散歩がてらブラブラしてみる。海岸の砂は灰色をしていて、沈みかけた夕日に輝く海面はなんとなく沈んだ色をしているのだけれど、それはそれで趣があっていい。犬を連れて散歩している人とすれ違う。地元の人かしら?「コンニチハ」と挨拶をかわす。夜ご飯は、千葉の海の幸に舌鼓。親戚の叔父や叔母も一緒だったので、お酒がすすみ、にぎやかな食事となった。

 今回は初めて猫も一緒に帰省をしたので、寒さに耐えられるか心配だったけれど、滞在中は暖かな日が続いていたので、猫の体調に影響はないようだった。それどころか、いつもは狭いアパートに閉じ込められている猫が、実家にもともと住んでいる2匹の猫に警戒されたり、逆に威嚇したりして、階段を上って降りての運動が多かったせいか、少しだけスリムになった。約1週間の滞在で、千葉のおいしいものを食べつくし、友だちとお酒を飲みまくり、ボリュームアップしたわたしの体をなんとかしないといけないな。(続く)