2015年7月のある日のこと、グラフィック社『デザインのひきだし』の企画で「もじ部15 typeKIDS編」の取材がありました。そのときの募集に応じて「もじ部員」として参加した一人が、当時武蔵野美術大学2年生だった吉田大成くんでした。
この記事は2015年10月25日発売の『デザインのひきだし26』に掲載されました。さらに、『もじ部 書体デザイナーに聞く デザインの背景・フォント選びと使い方のコツ』(雪朱里+グラフィック社編集部、グラフィック社、2015年12月7日)として発売されています。
吉田大成くんは、このときから「将来は和文の本文書体設計をしたい」と言っていました。そして、この取材の場でtypeKIDSのメンバーに加わることになったのです。
typeKIDSでは「白澤太ゴシック体」の原字制作に取り組みました。このときは手書きでの原字制作の経験はあまりなかったそうです。烏口や溝引きの練習から始め、1年半後には「白澤太ゴシック体」の12文字を貼り込んだ簡易文字盤(四葉)ができました。
2016年3月、多摩美術大学4年生だった吉田千恵さんの卒業制作、本文用日本語書体「くきのめ」に驚かされたことを思い出します。吉田千恵さんは「もじ部15 typeKIDS編」では副部長として参加していました。ちなみにtypeKIDSでは「白澤中明朝体」の原字制作を担当しました。
吉田大成くんの卒業制作は、本文用日本語書体「はくれい」です。2年前の多摩美術大学卒業制作展をtypeKIDSのメンバーで見に行ったときに、「2年後を楽しみにしている」と言ったのですが、「はくれい」はその期待をはるかに上回ったものでした。
「はくれい」は、和字書体だけでなく漢字書体も制作され、5ウエイトをもつファミリー展開が実現されているようです。全部合わせると5,500字ほど制作したとのこと! これは凄いことです。
typeKIDSはなんの役にも立っていませんが、このような力作を制作されたことに感動しています。
残念ながら、卒業制作展には行くことができませんでしたので、行った人にお願いして写真を提供していただきました(ありがとうございます)。
[展示会場]
[プレゼン会場]
この記事は2015年10月25日発売の『デザインのひきだし26』に掲載されました。さらに、『もじ部 書体デザイナーに聞く デザインの背景・フォント選びと使い方のコツ』(雪朱里+グラフィック社編集部、グラフィック社、2015年12月7日)として発売されています。
吉田大成くんは、このときから「将来は和文の本文書体設計をしたい」と言っていました。そして、この取材の場でtypeKIDSのメンバーに加わることになったのです。
typeKIDSでは「白澤太ゴシック体」の原字制作に取り組みました。このときは手書きでの原字制作の経験はあまりなかったそうです。烏口や溝引きの練習から始め、1年半後には「白澤太ゴシック体」の12文字を貼り込んだ簡易文字盤(四葉)ができました。
2016年3月、多摩美術大学4年生だった吉田千恵さんの卒業制作、本文用日本語書体「くきのめ」に驚かされたことを思い出します。吉田千恵さんは「もじ部15 typeKIDS編」では副部長として参加していました。ちなみにtypeKIDSでは「白澤中明朝体」の原字制作を担当しました。
吉田大成くんの卒業制作は、本文用日本語書体「はくれい」です。2年前の多摩美術大学卒業制作展をtypeKIDSのメンバーで見に行ったときに、「2年後を楽しみにしている」と言ったのですが、「はくれい」はその期待をはるかに上回ったものでした。
「はくれい」は、和字書体だけでなく漢字書体も制作され、5ウエイトをもつファミリー展開が実現されているようです。全部合わせると5,500字ほど制作したとのこと! これは凄いことです。
typeKIDSはなんの役にも立っていませんが、このような力作を制作されたことに感動しています。
残念ながら、卒業制作展には行くことができませんでしたので、行った人にお願いして写真を提供していただきました(ありがとうございます)。
[展示会場]
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