旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション171 「啄木弁当」(盛岡駅)

2022-05-20 10:11:03 | 駅弁コレクション
【啄木弁当】(盛岡駅)
                            2022.5.20投稿

2013年(平成25年)7月23日 盛岡駅で購入 価格1,000円
           [製造元](株)日本レストランエンタープライズ

 岩手山の写真を背景に、中身の写真と石川啄木の代表作の短歌が一首載っている掛紙(スリーブ)です。


 二段重ねの一つには、岩手県産十二穀炊き込み御飯に鶏の照り焼き、姫竹、茗荷の甘酢漬けが載っています。
 おかずは、岩手県産牛煮のしめじ添え、盛岡冷麺カクテキ添え、煮物(岩手県産凍み大根・一口鰊・ぜんまい)、岩手県産いわいどりのつくね、、三陸産鮭の西京焼き、牛蒡漬で、蟹型人参が添えられています。








 石川啄木の歌集「一握の砂」の発刊100周年を記念し、2010年(平成22年)年8月から盛岡・一ノ関・青森・八戸の各駅で発売された駅弁です。
掛紙に記される「ふるさとの山に向ひて 言ふことなし ふるさとの山はありがたきかな」は「一握の砂」に収録されています。
 同じく収録されている「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」を連想する蟹型人参も添えられています。
一口分だけとは言え、盛岡名物の冷麺を盛り込んだ、岩手県産にこだわった駅弁です。
 『旅の小窓~三陸2013 鉄道の旅』最終日の夕食用として盛岡駅で購入しました。
 すでに終売のようです。

 製造元の「日本レストランエンタプライズ(NRE)」は、かつての日本食堂を前身とし、現在はJR東日本クロスステーションとなっていますが、駅弁事業は「(株)日本ばし大増」が製造・販売を行っています。


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