旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

世界ジオパーク&シルバーウィーク 洞爺湖の旅6~その1「三松正夫記念館」

2014-12-30 05:55:16 | 世界ジオパーク&シルバーウィーク 洞爺湖
 洞爺湖の旅でまず最初に訪ねたのは、昭和新山。
 修学旅行でも行く昭和新山。晴れの日が続いたため、水蒸気はあまり出ていませんでしたが、「火山」のイメージをもつには十分かなとも思いました。


 修学旅行では、「昭和新山」に行ってアイヌの衣装をつけ、記念写真まで撮るのですが、昭和新山についての学習はガイドさんの話で済ませるのがこの頃の傾向?。
 昭和新山とは、「熊牧場があって、アイヌの人がいて、お土産を買ったところ」。子どもたちの頭の中にも、昭和新山は何も残っていないのが現実かな。
 私が中学生の時には、国語の教科書にも載っていた三松正夫の記念館が、昭和新山をバックに写真を撮るときに目に入るのですが、おそらく多くの人は気にもとめないと思います。


 「三松正夫」とは言うまでもなく、昭和新山を観察記録し、最後には保護のため私財をなげうって昭和新山を購入したことで知られる人。
 さて外観からも想像できると思いますが、建物自体はそんなに大きくはありません。
 入ってすぐ、昭和新山の麓にもある三松正夫が昭和新山を観察している像が出迎えます。


 展示されているものは、昭和新山に関するものが中心ですが、昭和新山の親は有珠山ですから、有珠山に関するするものも少し展示されています。
 また、有珠山や昭和新山に関係する書籍やパンフレット、子ども向けの資料も販売されているので、興味のある者にとって初めて行くと1時間は時間をかけてみたくなります。





 ここを最初に訪ねたのは、今回の目的が「洞爺湖有珠山」が「ジオパーク」に登録されたことで、それに関するところを回るため、ここでまず予備知識を得ようとやった来ました。
 ここの館長さんの名前は、「三松三朗」。三松正夫の孫娘と結婚し、三松家を継いでいる方です。
 新田次郎の小説「昭和新山」には、「紫郎」の名で登場しています。

 つづく


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