旅の窓

平凡ながら列車の旅が好きで、その様子を紹介しています。
『閑雲野鶴日記』は日々の自由気ままな生活の記録。

駅弁コレクション337 「ふわふわ二色の穴子わっぱめし」(八戸駅)

2024-02-12 10:15:37 | 駅弁コレクション
【ふわふわ二食の穴子わっぱめし】(八戸駅)
                            2024.2.12投稿

2023年(令和5年)6月18日
 スーパーマエダ「全国有名駅弁大会」で購入 価格1,401円
                        [製造元](株)吉田屋

 商品のイメージ写真をレイアウトした掛紙(スリーブ)です。


 発泡材の中にプラスチック製の内箱が入った円形の容器の上に割り箸が載っています。蓋の中には袋入りのわさびが添付されています。


 御飯はごまをまぶした醤油味の茶飯です。その上に白焼の穴子とタレ焼の穴子が載っています。
 その穴子を境に片側には、ブドウ豆煮・筍煮・いくら醤油漬けが載っています。片方には厚焼き卵・人参漬け・がりが載っています。




 青森県でどのくらい穴子が獲れているのかはわかりませんが、穴子が好きなので購入しました。
 製造元の吉田屋は今まで100種類近い駅弁を販売してきましたから、この駅弁が駅での販売実績があったのかどうかは確認できていませんが、スーパーでの駅弁大会での販売実績は複数確認されています。
 現在は販売されていないようです。

 製造・販売の吉田屋と言えば、1961年(昭和36年)の販売開始以来のロングセラー駅弁『八戸小唄寿司』が有名です。
 創業は、東北本線戦線開通の翌年1892年(明治25年)。駅弁販売は東北本線では宇都宮駅・一ノ関駅に次いで3番目で、全国でも8番目と言われています。
 板前を志す函館の若者が包丁一本を携えて上京の途中、開業したばかりの尻内駅(現 八戸駅)で下車したところ。偶然、駅長の目に留まり、駅員のまかないの仕事を任されることになり、翌年にはおにぎりと漬物だけの弁当をホームで売り始めたのが「吉田屋」の始まりだそうです。
 2013年(平成25年)4月には、東京工場操業を開始しています。(現在、工場の存在や稼働については確認できません。)
また、2016年(平成28年)3月19日、新函館北斗駅併設の「北斗市観光交流センター」で、「BENTO CAFE 41°GARDEN」(弁当カフェ よんいち ガーデン)を開業し、駅弁を販売しています。
 なお、「よんいちガーデン」は、北斗市が北緯41度にあることにちなんでいるそうです。
 そして、尻内駅(現 八戸駅)で下車した吉田屋初代は、北海道北斗市(旧・大野町)出身だそうです。
 2023年(令和5年)9月15日と16日に製造した弁当を食べた消費者より商品の異常や食中毒を訴える声が日本各地から相次いだことから、吉田屋の全面的な営業禁止処分命令がだされました。
 営業禁止処分が11月4日付で解除されたことから、1日あたりの製造数の上限を設けるなどの対策を取ったうえで、6日から八戸・新青森・盛岡の3駅で駅弁販売を再開しています。
 現在、公式ホームページでの商品紹介は削除され、食中毒に関するお詫びとその後の報告がメインになっています。
 そのため、現在販売されている駅弁に関する情報は入手できません。


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