つわわわわ

上半身が球体に近づきつつある男の、特になんともないブログ

六本目「窓」

2014年05月12日 00時31分01秒 | 怪談
ある男性の話。

出張先のホテルで就寝の支度をしていたところ、
突然部屋の窓からバンと大きな音がした。
驚きつつも、鳥でもぶつかったのかとカーテンを開けると、
窓の中心に、はっきり人間の手形がついていた。

この部屋はホテルの五階である。

信じられずふいに指でなぞると、手形はなぞった軌跡に沿うようにその形を歪めた。

慌ててフロントに電話し、部屋を替えてくれと伝えると、二つ返事で承諾されたという。

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