つわわわわ

上半身が球体に近づきつつある男の、特になんともないブログ

アイドルになりたい

2014年06月25日 03時22分18秒 | 戯言
最近の僕はといえば、なんとかしてアイドルになれないかということを考えている。

アイドルというからにはもちろんかわいい女の子だ。
歌って踊れるかわいい女の子を目指している。

しかしこれがなかなか難しいのだ。

歌って踊れないのはもちろんのこと、猫背がひどいし骨ばっている。
これではかわいい女の子になるどころか、四十過ぎてからガタがくるに違いない。

そこで僕はアイドルになるため、体質改善を図ることにした。

ものの本によれば、アイドルは排泄を行わないのだという。

これはどういうことだろうか。

食事を摂る以上、何かしらの方法で食べたものを外に出さなければ、
やがては体がパンパンになり、最悪の場合死に至ると考えられる。

まさかアイドルは死んでいるのだろうか?

いや、それはない。
彼女たちは偶像とはいえ、かなり生き生きとしているし、
あんなかわいい女の子たちから(詩集や刺繍ならともかくとして)
死臭など出てくるはずがない。

つまり、アイドルも食事を何かに変換して体外にアウトプットしているはずなのだ。

かわいい女の子の趣味といえばやはりお菓子作りである。
そう、彼女たちは食事から得たエネルギーをアイドル体質によってお菓子に変えているのだ。

僕はまずそこから始めることにした。

いつもどおり食事を摂りつつ、肛門からお菓子が出るよう強く意識してみる。

しかし、彼女たちから提供されるようなマシュマロやゼリービーンズ、
マカロンといったようなハッピーでファンシーなお菓子は出てこない。

一度かりんとうのようなものを確認したが、
弟に食べさせてみたところ、うんこだった。

これではだめだ。
お菓子を出そうと意識するだけでは到底無理なのだ。

そう悟った僕は、身も心も清める修行を行うため、単身インドに飛んだ。
断食やヨガといった過酷な修行を三日間行い、僕は再び日本の地を踏んだ。

なんだかお菓子が出てきそうな気がする。
精神を集中させ、下半身に力を込めた。

出てきたのはスープカレーだった。

インドに行ったのがいけなかった、
フランスとかにしておけばよかったのだと思いつつ、
弟に食べさせてみたところ、うんこだった。

インドの水道は日本のものとは違い、
衛生的な整備がされているとは言いがたい現状なのだ。


おわり

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