猫ライフ167日目。
鳴き猫モンスターと化した、と、あちこちに泣きついたため、いろんな方に御心配いただきましたこの1週間でしたが、徐々に落ち着き、時々にゃお～にゃお～と何か要求するものの、ほとんど普通のらぶりーたみぃｖに戻ってくれました。
遠吠えを始めた理由について、「満月のせい？」と言ってくれた方があり、一理あるような気がしました。
天候や気温に影響されて落ち着かなくなってるの？と思った夜が、これまでにも時々あったので。
しかしとにかく尋常でないオーラを発していたので、それだけではないはず……と思っていたら、専門家は、やはり二泊三日の留守番により退屈しておったのであろう、とコメントしてくれました。
それも充分納得できます。
6月後半から、下僕は在宅仕事がメインになり、日長いちにちたみぃ姫の側にはべっておりました。
居ても、別に姫の憂さ晴らしになるようなことはなく、ただ自分の仕事をしていただけなんですが、たみぃとしては、朝、私が起きたらごはん、夕方、私がパソコン前から立ち上がったらごはん、夜、私が横たわったらトイレして寝る、と自分の生活リズムを決めていた節があります。ごはんの後にはブラッシングタイムやプレイタイムがあり、正午にはちょこっとドアの外へ出て炎天を味わってみる、などというのも、たみぃなりにスケジュール化されていたと思われます。
その生活リズムを刻む者が不在であったので、調子が狂ったというのもあるのでは、と推測してみました。
それから、うちは玄関開けるとすぐ台所があり、その奥に小さい部屋が続きます。奥の部屋と台所の間には引き戸があるので、出掛ける時はこの引き戸を閉めて行くようにしていました。
帰って来た私がもたもた玄関扉を開けている間に、脚の間から脱走するたみぃ、というのを想定しての策でしたが、これはどうも閉塞感を高めてしまうのでは？と識者の感想をいただいておりました。
暑くなってから、たみぃは特に台所のガス台上がお気に入りで、そこから時折アパートの廊下を眺め、大半は暑さにふぃ～となりながら、午前中や夕方を過ごしています。奥に閉じ込められると、それもできないし。
ガス台上にて。
アルミ板に映る自分をちぇっく。
と思ったら、背後に不審な影が。
外気に触れたいという欲求を満たすため、脱走防止策を万全にしてベランダに出せば？というご意見もいただき、具体的にどうすればいいかも教えてもらいました。
うちのベランダは、地続きで両隣りに抜けられるような隙間はないので、柵の手すりに飛び上がったり、柵の間を抜けて下に飛び降りたりしないようにすればいいのです。
引っ越してきた当初、柵にネットを張ろうとか、いろいろ考えていたのですが、どうも洗濯物や布団を干すのに邪魔になりそうで実行しませんでした。でも、こうなったらベランダをたみぃの憩いの場にすべくがんばろう、と思った矢先、アパートの外装改修とかで、今後ひと月、ベランダには物を置かないように等々の告知が来たのでした。
でも、最初はベランダに出るにもハーネスリード着けないと、などと思っていたのですが、それは私もたみぃも面倒極まりないので、さりげなく廃止しました。
ベランダぐらい、生まれたままの姿でよくってよ、という事にしたら、前よりベランダに関心を持ったみたいですが、しかしどういうわけか、玄関扉の外のきちゃないアパートの廊下に出る方が、ずっと好きみたい。
とにかく外へ出たい、というのは、猫語が分からなくても伝わってくるような訴えぶりなので、最近は夜間にちょっとだけ出るようにしています。陽が落ちて、人どおりがなくなった時間を狙う、という微妙なことをしつつ、10分ぐらい、ハーネスリードを着けたたみぃとアパート前廊下へ出ます。ここは山奥なので、なんだかんだ言っても都会の熱帯夜のようなことはなく、夜間は気温が下がり、けっこう気持ちがよいです。今夜も夜風に吹かれてきました。
退屈を紛らすために遊んであげなくていはいけないのは子猫（１歳以下）、と思い込んでおり、推定２才も過ぎたたみぃは大人にゃんだから、とりあえず落ち着いていてくれるはず……というのは、考え違いだったようです。経験者にも、2才なんてまだまだと鼻で笑われました。
もっと遊んであげなくては、との思いが募り、今日は、巷でよく言われている「奇声をあげながら追いかけっこ」というのを試してみたんですが、たみぃ、そんなところは大人で、ケモノのふりをする下僕を「おかしなヒトね」という余裕の眼付であしらい続けたのでした。
ベランダにて。
これでは柵をすり抜けられまい……とは思うのですが、猫って頭が入ればいけちゃうんでしたっけ？
じゃあ、あんたはすり抜けられるって言うの？
……すいません、言いません……。
