まい・だいありー・ばい・えむ ~都わすれ~

振り返れば、まんざらでもない日々をめざす雑記帳。

兄の会社へ

2024-02-08 14:32:05 | family
昨日は兄の会社に行ってきました。
出勤や退社時間の都合で事務員さんたちに会えない
兄の代わりに内祝いの品をお渡しする為です。

従業員12人、家族で営む小さな電気工事会社。
兄は勤続44年になります。
12年前に一度訪問したことがあって
その時は、母が退院をして自宅での介護が始まった。
兄にも協力してもらいたいので、
少しだけ会社にも協力をしていただけないかという
お願いをしに行きました。
当時から、夜遅くまで働いていたので
私が帰ったのち、母を一人にさせる時間を短くしたかった。

その時には応接室で短時間、社長の奥さんと
社長のお母さん(会長)と話をしただけだった。
今回は、事務所にお邪魔した。
社長の奥さん、長男ご夫婦、事務員さんがいらした。

社長の奥さんは、私よりひとつ上の61歳。
何歳でお嫁に来たのかは知らないけれど
お嫁に来たときから既に兄は会社にいたわけで、
その頃から事務を手伝っていたと思われる。
だから、長男も次男も三男も生まれたときから知っている。
兄からしてみれば、我が子のような感じ?

長男さんから
「仕事のことは勿論、車のことをすごく良く知っていて
何時も教えてもらっている。自分の父親(社長)よりも
尊敬をしている。」と、とても嬉しい言葉。
聞いたとたん涙がでた・・・
私からみると、本当に頼りない人見知りの兄が
慕ってもらい、頼りにされていることは
奇跡のようなことで。
母が聞いたらどんなに喜んだだろう。

兄のデスクを
「お兄さんの机が一番きれいに整理整頓されている」
と見せてもらった。確かに兄らしく美しい(笑)

長男さん(いずれ社長)が今の勤務体制も仕事の取り方も
無理がある、改善していかなければならないことは
重々承知していて一気には無理でも変えていきます。と。
公共工事を請け負うことが殆どで、受けて実績を残さなければ
次回の入札にも影響が出ること。これを兄も知っているから
黙々と無理をして仕事をこなすわけで。
兄が早く帰れないのは、勿論、莫大な仕事量があるけれど
兄自身、翌日の仕事の段取り準備に余念がなく、
時間がどんどん過ぎるということもあるわけで。
会社だけを責めることはできない。

いずれにせよ、今回兄が入院したことによって
激震が走ったようで、見直しは進んでいくと思う。

社長の奥さんが
「お兄さんは、妹さんが頼りだと思います。妹さん、
どうかご自身も体に気を付けてください。
お兄さんのこと本当によろしくお願いします。」
と何度も何度も・・・

きっと、兄を何十年も見てきて性格や特性に気付いている
のだろうなと思った。

会社に行ってみて良かった。
会社での兄の様子を知ることができた。
ある意味、兄の居場所なんだと思った。





我が家にあるたくさんの沈丁花、もうすぐ。







コメント (6)
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