まい・だいありー・ばい・えむ ~都わすれ~

振り返れば、まんざらでもない日々をめざす雑記帳。

報われた瞬間

2021-04-28 02:43:30 | family
以前にも書いたけど、
毎日、兄に仕事帰りにうちに寄ってもらい晩御飯のおかずを渡す。
今のところへ越してからだから5・6年になるだろうか?
早い日で7時半頃。大体は8時半頃。だけど9時過ぎることもある。
そして、年度末は11時過ぎることもある。時間が読めない。
とにかくまちまちなので、私の晩御飯ものんびり食べることはできない。
困ったことに、にーちゃんが大体の時間をあらかじめ言わない。
現場から帰って、色々とやることがあるんだろうけど・・・
だから、おなかの空いていない7時半までに食べるか、
それを逃すと9時過ぎになる。
会社から出る前に「今から帰ります」コールがあってそれから15分後に着く。
着いたら「着きました」コールがある。
ダッシュで3階から降りる。本日のメニューを口頭で伝え
「何か問題は起きていないか?」と聞き、
「お疲れさん、はよ帰って、はよご飯食べて、はよ寝んさい。
台所の椅子で寝んのよ。はよお風呂にはいりんさい。」
毎日同じことを言っている。笑
そして、兄の車が左に曲がり見えなくなるまで見送る。
ボーボーいわせて車が消えてゆく。

認知症になる前の元気な頃に母が言った。
「私が死んだら、あんた離婚して帰ってきてお兄ちゃんの面倒を見てよ。頼むよ。」
普通に考えて、そんなことを言う母親がどこにいるんだ。と思うが
それほど、母は兄を心配していた。
心配せんでいいよ。それなりに面倒みとるけん。
洗濯は自分でしてる。シーツ類だけ私が持って帰ってするくらい。

兄妹だし、「有難う」なんて言わなくて普通だし
私も無理をしているわけじゃないし。したくてしてる。

昨年、兄をメンタルクリニックに連れていったときに
先生から「一人暮らしは大変でしょう?」と問われたときに
「妹が助けてくれています」と言った。
へー、そう思ってくれているのね。と嬉しくなった。
ちゃんと報われているのねー。と思った瞬間だった。
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兄の礼服

2021-04-27 12:45:37 | family
兄の礼服は数年前に購入した。
これに関して不思議なことが発覚。
私は兄の礼服を兄と二人で買いに行った。と思っていた。
が、どうも違うらしい。

兄の礼服は冬物だった。その冬物というのも驚きだった。
オールシーズンの礼服を購入したと思っていた。
夫はサラリーマンだったので付き合いの幅も広く、夏冬を持っているが
兄は人づきあいがほぼ無いので分ける必要もない。なので1着でよいと。

母が亡くなったのが8月の半ば。
葬儀が終わってしばらくしたころ、「喪服が暑い、生地がごつい」という
何を言っているのかと思ったら、冬服だった。という・・・
「一緒に買いに行ったのに、なんで冬服・・・?」
「行ってないで~」
「なにゆーとん?」
「でも、行ってない」
「??」

多分、
何故なのかわからないが、私は夫と兄の礼服を買いに行った。
夫は177cm兄は173cmでウエストはだいたい同じサイズ。
兄が知り合いの葬儀に参列した時には夫の礼服を借りた。合う。
なので、夫にマネキンになってもらい、裾を少し多く上げてもらったのだろう。
冬服の謎は、たぶん夫がそうしろと言ったのだろう。
そして季節は冬だったのだろう。

なので、夏用の礼服が必要になった。
兄と買いに行かなければならないと思っていたが、
とりあえず夫と下見に行き、自分の礼服を買った。笑
私の礼服は母方の祖父が亡くなったときに購入。24歳だった。
それは若かったのでスリムなサイズ
30歳半ばまではこれで頑張れたが、父が亡くなったときにはどう考えても無理。
自分人生最大の体重だった。サイズアップで購入。
母が亡くなった。その大きな礼服を着た。
体に合ったサイズのものが欲しかった。
ネットでみると、オンラインで買えばweb割引で半額になると言う。
だけど、試着なしというわけにいかない。
ダメもとで、実店舗でも半額にならないかと聞くと「良いですよ」と
ならば。と出かけた。
夫にも見てもらい、自分の礼服を購入。 
しかし、体重の大幅な増減は、不経済だ。

さて、兄のものを下見しようとすると
夫が、「俺、礼服買う」という。
シングルのが欲しいらしい。
もうオールシーズンのもの1着で良いという。
なんでも古い礼服を1着下取りで2万引きという。
で、結果、夫の冬用を下取りに出して、夏用を兄にもらい。となった。
兄もそれで良いとなったので一件落着。

やっぱり、はっきりとは思い出せないが、
当時の心境を思うと…
母の介護が始まりそう遠くない将来にその時が来る。
兄と兄の礼服を買いに行くという行為が私にはきっと嫌なことで
母が亡くなる事は考えたくもなかったのだろう。
それでも必要なもので・・・
だから、夫に頼んだのだろうと思った。
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サクラを見ると夫を思い出す。

2021-04-07 16:16:07 | family
いや・・・・
生きていますよ・・・(笑)

実は、夫と出会ったとき夫には奥さんがいました。
といっても略奪とかじゃないですよ。
私と出会う前から別居して、全くの無関係です。

でも、どうのこうの言っても不倫ですよね。
誤解されて揉めるのもよくないので、
なかなか普通に付き合えなくて・・・

一度だけ満開の桜を見に行ったんです。
とても嬉しくて仕方なかったんです。

30年前の話です。

だから、夫と暮らすようになってからもサクラを見ると、

会いたいな。

と思っていました。

変でしょう(笑)



コメント (2)
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