雨は雪へと姿を変えていた。
シンシンと降っている。
朝食時、間違って牛乳がでる。
献立表の紙に「私、牛乳不可です。今日退院だから
もう大丈夫です。」とメモ書きした。
多分、読まずに捨てられると思うけど(笑)
この病院では朝8時30分に“カノン”が流れる。
朝日が差し込む明るい部屋で聴くカノンに癒された。
これは、多分看護師さんの申し送りの合図だと思われる。
久々のジーンズ。
柔らかい素材のジーンズで痩せたためウエストブカブカで問題はないが
ベルトを外し、お臍に当たらないようにした。
お腹の手術だ。普通は、ワンピースにするものだろう。
この辺も考えていなかった。
9時頃、看護師さんが今後の生活の注意書きと
次回診察の予約票や請求書類をくれる。
えー、次の診察って1か月後~!
2週間後とかじゃないの?大丈夫~?
と不安な気持ちになる。
「ひどい出血やひどい痛み、発熱したら連絡下さいね」とだけ。
10時前に病棟を出る。
ナースステーションの前で
「お世話になりました、有難うございました」と
声を掛けるが、みなさん忙しそうで
軽く「お大事に~」と言われたようなそうでないような?
規模の大きな病院で長期の入院ではない私。
私程度の手術はそれこそ手にできたイボを取る。くらいの感じなんだと思う。
卵巣嚢腫で手術した他の方のブログを読むと
摘出したものを画像で見せてくれながら医師から説明があったり
予後についての説明も医師からあったりと
丁寧さを感じられたけど、私の場合は、
医師がというより病院のシステム的にあっさり?なのかなと感じた。
看護師さんの対応も淡々したと感じで、人見知りのしない
すれ違っただけで誰とでも友達になれるくらいの勢いのある
私の性格でも、看護師さんとも親しくならなかったし
婦人科で、深刻な病状の方も多かったようで、
とてもそんな雰囲気ではなかったが、
掃除に来てくれていた女性の方とはよく話したな
「あなたが退院すると淋しくなるわ」と言ってくれた。
1階は、いつものように多くの患者さんで溢れていた。
今日も、私と同じように不安な気持ちを抱え
ここに患者さんが来るんだな・・・と思った。
クレジットカードで精算し、診察券を返してもらった。
正面玄関をでる。
「久しぶりのお外~」みたいな感覚もなく、
本当に一泊二日のような・・・
タクシーに乗る。
お腹を少し屈めながら。
雪が降る中、タクシーはわずか5分で自宅に着く。
ドアを開けると、すぐに私の大きなキャリーケースが、ドンと・・・
懐かしい我が家の匂いにホッとした。
トムくんの写真に
「ただいま~^^無事帰って来れました。
守ってくれて、ありがとうね」と報告した。
1月16日
歯科プロフェッショナルケア¥3450-
平成30年1月16日~1月22日(六泊七日)
入院手術代¥57600 ※限度額認定証利用
食事代 ¥5400
特別室使用料¥36400
合計¥99400
1か月後、再診。
「お久しぶりです」
「あー、^^どう?お臍。」
あれだけ患者さんがいるのに憶えているのか・・・
「えぇ・・・まぁ・・・・」
苦笑いである。
「順調、順調。全くもって心配ないよ。
嚢腫もポリープも良性だったよ~。
もう、ここには来なくても大丈夫だからね~^^」
おしまい。
長い連載となってしまいました。
読んでいただいた方、有り難うございました。
お腹の傷はすっかりと消えて体重もすっかり元に戻りました(笑)
医学は日々進んでいますね。
案ずるより産むが易し&まな板の上の鯉を身を持って経験した私でした。
シンシンと降っている。
朝食時、間違って牛乳がでる。
献立表の紙に「私、牛乳不可です。今日退院だから
もう大丈夫です。」とメモ書きした。
多分、読まずに捨てられると思うけど(笑)
この病院では朝8時30分に“カノン”が流れる。
朝日が差し込む明るい部屋で聴くカノンに癒された。
これは、多分看護師さんの申し送りの合図だと思われる。
久々のジーンズ。
柔らかい素材のジーンズで痩せたためウエストブカブカで問題はないが
ベルトを外し、お臍に当たらないようにした。
お腹の手術だ。普通は、ワンピースにするものだろう。
この辺も考えていなかった。
9時頃、看護師さんが今後の生活の注意書きと
次回診察の予約票や請求書類をくれる。
えー、次の診察って1か月後~!
2週間後とかじゃないの?大丈夫~?
と不安な気持ちになる。
「ひどい出血やひどい痛み、発熱したら連絡下さいね」とだけ。
10時前に病棟を出る。
ナースステーションの前で
「お世話になりました、有難うございました」と
声を掛けるが、みなさん忙しそうで
軽く「お大事に~」と言われたようなそうでないような?
規模の大きな病院で長期の入院ではない私。
私程度の手術はそれこそ手にできたイボを取る。くらいの感じなんだと思う。
卵巣嚢腫で手術した他の方のブログを読むと
摘出したものを画像で見せてくれながら医師から説明があったり
予後についての説明も医師からあったりと
丁寧さを感じられたけど、私の場合は、
医師がというより病院のシステム的にあっさり?なのかなと感じた。
看護師さんの対応も淡々したと感じで、人見知りのしない
すれ違っただけで誰とでも友達になれるくらいの勢いのある
私の性格でも、看護師さんとも親しくならなかったし
婦人科で、深刻な病状の方も多かったようで、
とてもそんな雰囲気ではなかったが、
掃除に来てくれていた女性の方とはよく話したな
「あなたが退院すると淋しくなるわ」と言ってくれた。
1階は、いつものように多くの患者さんで溢れていた。
今日も、私と同じように不安な気持ちを抱え
ここに患者さんが来るんだな・・・と思った。
クレジットカードで精算し、診察券を返してもらった。
正面玄関をでる。
「久しぶりのお外~」みたいな感覚もなく、
本当に一泊二日のような・・・
タクシーに乗る。
お腹を少し屈めながら。
雪が降る中、タクシーはわずか5分で自宅に着く。
ドアを開けると、すぐに私の大きなキャリーケースが、ドンと・・・
懐かしい我が家の匂いにホッとした。
トムくんの写真に
「ただいま~^^無事帰って来れました。
守ってくれて、ありがとうね」と報告した。
1月16日
歯科プロフェッショナルケア¥3450-
平成30年1月16日~1月22日(六泊七日)
入院手術代¥57600 ※限度額認定証利用
食事代 ¥5400
特別室使用料¥36400
合計¥99400
1か月後、再診。
「お久しぶりです」
「あー、^^どう?お臍。」
あれだけ患者さんがいるのに憶えているのか・・・
「えぇ・・・まぁ・・・・」
苦笑いである。
「順調、順調。全くもって心配ないよ。
嚢腫もポリープも良性だったよ~。
もう、ここには来なくても大丈夫だからね~^^」
おしまい。
長い連載となってしまいました。
読んでいただいた方、有り難うございました。
お腹の傷はすっかりと消えて体重もすっかり元に戻りました(笑)
医学は日々進んでいますね。
案ずるより産むが易し&まな板の上の鯉を身を持って経験した私でした。