まい・だいありー・ばい・えむ ~都わすれ~

振り返れば、まんざらでもない日々をめざす雑記帳。

犬のなまえ

2022-01-30 20:43:17 |  animal
小さなころから犬を飼っていた。
昭和40年代は、ちょくちょく子犬が捨てられていた。
これは、犬を放し飼いにする家庭が多かったのと
野良犬が多かったせいだろう。
私は犬が大好きな子供だったので、年小さんの頃から
子犬を拾っては連れて帰っていた。
連れて帰るのだが、いつも朝にはいない。
母は、「お母さん犬が子犬を連れて帰った」などと言っていたと思う。
私も小さいので「そうなんだ・・・」と思う。
そんなことを繰り返していた。

家にはすでに犬がいた。
茶色いので「チロ」
しばらくしてチロは死んでしまった。
昔の犬は寿命が短かった。
それから数年して母の里に遊びに行ったときに神社で
兄と私が仲良く遊んでいた野良犬を飼うことになった。
黒いので「クロ」
クロは父の車を追いかけていって行方不明になった。
ほどなく我が家に来たのがシェルティーの女の子
コロコロと丸かったので「コロ」
コロは父が何故か虐めるので仕方なく二週間ほどで
私のピアノの先生のところにあげることになった。
そして、数年後兄に友達ができないので可哀そうに思った母が
貰ってきたのが紀州犬だった。
白いので「シロ」
とまぁ、
「チロ」「クロ」「コロ」「シロ」と
なーんにも考えずに、見ためのニュアンスで名前を付けていた。


私はクロが特に好きで
小さな庭に大きな犬小屋を大工さんに作ってもらった。
その犬小屋で私は何度もクロと一緒に寝た。
クロはくさかったけど温かかった。

久しぶりに犬を飼うことになった。
母が更年期で体調が悪くふさぎ込むのでトイプードルをプレゼントをした。
知り合いのトリミング屋さんから紹介されて一般家庭で
生まれた子犬。血統書がついていても確か3万程度だったと思う。
名前を付けるときに母が「あいちゃん」というので
私が英語で「ラブ」にしてくれと言って名前が決まった。

私は家を出た。犬を飼うことになった。ロングコートチワワ。
夫が名前を決めろというので、ゴルフにちなんで
「バーディ」とつけた。
母に見せるために実家に連れて言ったら
母が、「呼びにくい。トムとジェリーのトム。トムがいい」と言って
1日で名前が変わってしまい「トム」になった。
自分が飼う犬なのに、どうして素直に変えたのか
今でもよくわからない・・・

ラブが高齢のため死んでしまった。
2年しても母がペットロスから立ち直れないので犬を飼うことにした。
マルチーズの女の子、マルチーズのブリダーを私が見つけてきた。
果物の名前を付けると長生きをする。とどこかから聞いてきた
ココナッツから「ココ」と名付けた。
ココは17歳まで生きた。
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2022-01-28 20:45:10 | 母のこと
母の夢を見た。

よく行ったデパートでバスタオルやフェイスタオルを一緒に買っていた。
キビキビと歩いていたので60代かな。
呼びかけたときの「ん?」と笑顔で振り向く顔。
そうそう、その顔。

話ができて嬉しかった。。。
声が聞けて嬉しかった。。。

目が覚めて暫しぼーっとした。
今になって涙が出る。

母が亡くなって、ここまではっきりとした夢を見たのは初めて。

こうして書いておくと忘れずに又思い出せるかもと書いてみた。
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母の手

2022-01-25 20:50:49 | 母のこと
数日前に右の手の甲をぶつけて内出血のあざができた。
私は、脳の血管の病気があって抗血小板薬を飲んでいるので
それでなくても内出血ができやすい。

母の手は内出血だらけだった。手の甲も腕も脚も。
高齢者になると皮膚が薄く血管ももろくなるので、
「腕を軽く掴んだ」ことだけで内出血する。

ここ数日、右手の甲をみるたび母を思い出していた。

それから、可哀そうだったのが皮膚裂傷。
少しぶつけただけで皮膚がめくれる、
これは、痛いので辛かっただろうと思う。
予防でスキンケアしたり包帯で防いでも次から次へと傷ができた。


でも…
もう一つ思い出すのは白くて柔らかい暖かった母の手。
だけど指先はいつも傷だらけ、働き者の手だった。

「お母ちゃんの手は柔らかくて気持ちがええねー」
というと嬉しそうに笑っていたな。
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