生かされて活かされて 痛さん&さなさんのブログ

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箱根へ 仙石原「長安寺」、十割そばの「座りや」、大涌谷

2018年11月27日 | ドライヴ
2018年11月22日(木)久々に箱根を訪れた。
東名高速の御殿場ICを降りて乙女峠の暗いトンネルを抜け、目指したのは箱根の仙石原交差点。
晩秋というより初冬の箱根路は、温泉が湧いているせいか、まだ紅葉が残っている。

横浜から箱根は近いのだが、いや、近いせいで逆に行くことが少ない。
一泊するとなるともう少し離れた場所へと思うので、今日も日帰りだ。

仙石原の交差点に着いた。
いつもだとこの交差点は、直進して強羅・宮ノ下方面に行くか、右折して芦ノ湖方面に行くのだが、今日は交差点を左折した。
左折と言っても曲がった先はすれ違いがやっとの路地で、少し先から石畳になり長安寺の境内につながっている。
石畳をそのまま進んで参道右側の参詣者用の駐車場に乗り入れた。
駐車場はほぼ満車状態であったが、かろうじて数台分のスペースが空いていた。



ここ長安寺は箱根でも珍しい、お寺の紅葉の名所なのだそうだ。
箱根には何度も来ているがここは知らなかった。ネットで引っかからなかったら一生知らぬままであったと思う。

あいにく朝からの雨模様で、少し強めに降ってきたので雨宿りを兼ねて先に昼食を摂ることにする。
昼食は長安寺の駐車場の手前にある「座りや」さんと決めてきている。
この店は十割そばを出してくれるといい、店主こだわりの新潟産の野菜を出すのだという。
「野菜なら地産地消が美味しそうなのにね」と、ワイフ。
「店主が新潟の出のようなので、地元愛が強いんじゃないの」と、私。

ワイフは店お勧めのAセット。蕎麦の種類が選べて、それに地元野菜をメインとした小料理と野菜の天ぷらがついてくる。
こちらはBセット。Bセットも蕎麦の種類が選べ、小盛の季節ごはんと小鉢、お漬物がついてくる。
蕎麦はワイフが「とろろせいろ」、こちらは「ざる」を注文した。どちらの蕎麦も「十割そば」とメニューに載っている。



待つことしばし。

蕎麦より先に天ぷら、小鉢などが出された。
そして少し遅れて蕎麦がやってきた。



さっそく蕎麦を頂く。
「うまい」
「美味しい」
コシがあり、のど越しも実に良い。
一般的な蕎麦屋に比べて一枚の蕎麦の量が多めでコスパも良い。
「今度友達と来たら知ったかしちゃお」
「天ぷらもサクサクでおいしかったよ」
ワイフも大満足だ。

店の外へ出たらまだ雨は傘が欲しいくらいの降りだった。

時々パラパラと降る雨の中、長安寺の境内へ。
この長安寺の創建は1356年。姥子から万治元年(1658)に仙石原へ移されたようである。
新緑、紅葉がきれいで「東国花の百ヶ寺」としても知られているとのことだが、知らなかったぁ。

 

さすがに盛りを過ぎてはいたが、まだ紅葉を楽しめる。

    

もう一つの見どころが五百羅漢。
境内、境内左手の斜面の林の中に五百羅漢が点在し、そぞろ歩きが楽しい。
静寂に包まれ観光地とは思えない別世界だ。

 
 


長安寺を後にして次の目的地、大涌谷へ向かう。

最後に大涌谷へ来たのは何年前だろう…。
記憶をたどっても20年は来ていないように思う。
当時は硫黄が噴出している傍(かたわ)らを上へと歩いて行けたのだが、今回来てみて変容に驚いた。
2015年に、大涌谷が暴れだし一帯が立ち入り禁止になったことはニュースで知っていた。
それが2016年7月から全面的ではないが解除されたこともニュースで見ていた。

ロープウェイの駅とレストラン、それと隣接された展示館。
温泉やガスが噴出している間を縫って遊歩道を上ると小さな小屋があり、温泉で作った黒たまごを売っていた。

これが記憶に残る大涌谷の景色。

諸行無常、この世の中には変化しないものは一つもない。全てが変化する、だから変化するものに執着してはいけない。
今は頑丈そうな建物がいくつか立ち、中では多くの土産物が売られている。
昔あった遊歩道は現在整備中(立ち入り禁止)で上へ行くことはできない。

大勢の観光客の間では数か国語が飛び交い、以前の姿とは違う大涌谷に出会ってきた。

  


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