生かされて活かされて 痛さん&さなさんのブログ

おのれを忘れて他を利する。
穏かで慈悲のこころに満ちた生活を送りたいものですね。
日々のできごとをお伝えします。

晩秋の三浦半島へ

2015年03月20日 | ドライヴ
1997.11.03
 11月3日・文化の日、ワイフとワイフの母を連れて晩秋の三浦半島へドライブに出かけた。午前10時15分、横浜は東神奈川の自宅を出発。連休の最終日だがどこかへ遊びに出かけた車がすべて出払ってしまったのか、市内はかなり空いている。いつもだと東神奈川から首都高速に入って首都高狩場線経由で横々(横浜横須賀道路)へ入るのだが、首都高速代の500円をケチッて裏道を通って狩場から横々へ乗り入れた。

 夏場の横々狩場料金所あたりは大渋滞するのだが、さすが11月ともなるとガラガラに近い。制限速度を少しオーバーしながら快調に走って衣笠ICで降りた。まだ家を出てから1時間とたっていない。

「さて、どこへ行こう」と私。
「三浦海岸の先の朝市やるトコの2階がおいしかったじゃない?」とワイフ。
「うん、そこ行くか」

 実は、家を出る時に目的地をハッキリとは決めていなかったのだ。ただ漠然と「三浦半島へ行こう」で出てきてしまったので、取りあえず昼ご飯を食べる場所へ行くことにした。今向かっている場所は三浦海岸を少し城ヶ島方面へ走った「金田」という所にある漁港である。

 横々の衣笠ICで降り、林の交差点方面へ曲がり、林の交差点の手前シェル石油のガソリンスタンドの信号を左折して道なりに一直線。一山越えて海まで出るとそこは三浦海岸である。三浦海岸にぶつかった変形4差路を右折、海岸沿に走ること約5分で左に金田漁港が見えてくる。ここらあたりでは昔、観光地引き網をやっていたけど今はどうだろう…。

 ゆるく左にカーブするあたりの信号を左に海の方へ入ると、このところ朝市で名高い金田漁港に到着だ。ここでは毎週日曜日の朝、6時だか7時だかから地元の海で獲れた魚を売ってくれる「朝市」をやっている。去年だかにNHKでも放送してた。その日の夜明け前に船を出して、「朝市」のための漁をしてくるのだそうだ。

 そしてお勧めなのが、この漁港に建っている2階建ての建物の2階。ここにレストランというより食堂があって、ここで食事ができるようになっている。これがまた安くって魚が美味しくって、超穴場なのである。もちろん平日もやってるので、三浦海岸で昼時になってしまったら、ちょっと車を走らせてここへ来るのが正解です。

 我々の方は?というと、時計を見るとまだ11時半。今朝は朝ご飯が少し遅かったんで、まだ昼飯にはチョト早い。そこで三崎の漁港まで足を伸ばしてしまうことにした。金田漁港を後にして坂道を登り、剣崎入口を左に見てそのまま道なりに三崎港まで。このあたりは痛さんの庭みたいなもんだから地図なんか必要ない。

 そして三崎の漁港に着いてみたら、これが車の大洪水。いつも車を置く商店街の駐車場は満杯だし、港の周囲の岸壁も一杯だし…。みんなマグロを食べに来ているのかなァ。
 駐車スペースを探して湾を左に見ながらグルリと回り、ようやく「駐車禁止だけど大目に見てる」ような場所を見つけてサッと止めてしまう。ワイフの母は少し足が悪いのであまり遠い所へは停めたくなかったのだが仕方が無い。

 昼ご飯は「天咲」さんというマグロ料理屋さんへ行くつもりだったけど、店の場所が変わったらしいことと、車を止めた場所から離れていることもあって、手近な店に入ることにした。

 ちょうどマグロのセリをやる市場の前に駐車したので、道路の反対側にズラリと並んだ店の中から一軒選んで階段を上ったら、その店は雑誌か何かで紹介されている店なのか、すでに数人の行列ができていた。

 で、そこはやめにして、隣の「三崎屋別館」へ飛び込んだ。入口のお品書きを見た限りでは料理の値段はそれほど高くない。2階の座敷へ通されてメニューの中から、ワイフ達は「定食」を、痛さんは「マグロづくし定食」を注文した。それから待つことしばし。

 やはり、今日はお客さんが多いのか結構な時間待たされて登場した料理に、これが大満足の大満腹。 この店で食事をするなら「マグロづくし定食」3,000円がゼッタイおすすめ。料理の品数も多いし、マグロを本当に色々な調理法で出してくれるし、「お得」な感じすること間違いなし!

 1時間以上掛けてゆっくりと食事をして、ここまで来たんだからと城ヶ島へ渡る。今日は風も穏やかで天気は快晴。前にここで潜った時にボート(漁船)が出た岸壁に車を止めて、しばらく海の香りを体中で吸い込んだ。

 そして「帰りは相模湾沿いを通って帰ろう」ということにして、城ヶ島大橋を逆に渡り直して先ずは林の交差点を目指した。そして林の交差点を鎌倉方面に直進してさらに秋石海岸・立石の県営駐車場へ。

 ここらあたりの海岸沿いは紅葉する木が少ないのか、暖かいのでまだ紅葉には早いのか、山の木々はあまり色づいていない。まだ2時前だが、低い太陽に輝く海が黄金色に光ってる。これから海岸でバーベキューをやろうという若者数人が道具を運んでいる。これで、もう少し駐車スペースが広くってトイレがキレイだったら文句無しなんだけど…。

 立石の駐車場を出ると既に渋滞が始まっていた。
 予定では森戸神社に立ち寄り、逗葉新道を通って横々の逗子ICへ入ることにしていたのだが、これじゃ時間がかかりそうなので、長者ヶ崎の手前から湘南国際村へ右折した。右折してトンネルを2つ3つくぐると右側に湘南国際村の広大な敷地が広がっている。この中には国際会議場や研修施設、それにレストランなどがあるので今日のような休日には結構人出が多い所だ。

 時間も早いし、チョット寄り道しようかナ?とも思ったが足の悪い母を歩かせるハメになりそうなのでヤメにした。そしてそのまま横々の横須賀ICへ入った。

 帰りの横々も空いていて、予定よりずいぶん早く横浜まで帰ってきた。