給食米納入をめぐり議員の働きかけがあった疑惑を調査する特別委員会は、議員の多数が政治倫理条例に抵触すると判断しました。(長与町議会議員政治倫理条例に係る調査特別委員会報告)
しかし、当該議員は「議員としてではなく個人としての行動なので倫理条例に抵触しない」と繰り返し弁明し。反省の態度を示すことはありませんでした。
これを受け、本人の反省と町政の公正性を高めるため、議員有志が当該議員の辞職勧告決議を提出しました。
辞職勧告決議は文字どおり辞職を強制するものではありません。この決議を通し、議員としての責任を省りみ、事の重大さを認識してもらいたいとの思いからの行動でした。
採決の結果、決議に賛成は6人、反対は8人となり否決されました。
賛成した議員の多くも態度表明にかなり悩んだそうです。小中学生の保護者が負担する給食材料費、これが政治家の利権に利用されていたとすれば議会が傍観しているわけにいきません。今後の公正な町づくりのため、勇気をふり絞って賛成した議員各位に敬意を表します。
決議に賛成した議員(議席番号順 敬称略)
安部都、金子恵、喜々津英世、山口憲一郎、堤理志、河野龍二
決議に反対した議員(議席番号順 敬称略)
浦川圭一、中村美穂、饗庭敦子、安藤克彦、分部和弘、岩永政則、吉岡清彦、竹中悟