長与町議 堤さとしのウェブログ

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長与小学校区に学童保育新設 過密化を改善

2014年12月23日 | 長与町議会

(学童保育が設置される琴の尾市場と百貨店のギフトサロンの間の空き店舗)

長与小学校区は、団地の造成などで児童数が増え、これに伴い放課後児童クラブ(学童保育)も「すし詰め状態」が続いていました。
 
一般質問でも複数の議員が長与小学校区の放課後児童クラブ、学童保育の現場と解決策などについて質問がだされ、2014年4月10日、初めての試みである議会と住民との懇談会では、長与町学童保育連絡協議会から 、学童保育の現状についての説明と課題解消の要請がなされていました。
 
2014年12月議会の一般会計補正予算に、児童クラブの整備に関する予算が計上されました。長与小学校区にあたる町中心商店街付近に、児童クラブをあらたに設置する事が明らかになりました。
 
場所は琴の尾市場と百貨店のギフトサロンの間の空き店舗を利用します。
 

議会広報記事作成のあり方メモ

2014年12月21日 | 長与町議会

議会広報委員会で日々編集作業をしていますが、現在の編集委員は次号の編集で最後となります。今後の引き継ぎで活かしてほしい点や、気づきを忘備録かわりにメモしておきたいと思います。

  • タイトル・リード・本文・写真(含キャプション)のそれぞれの意味、役割を委員全員が共有すること。
  • 議案や一般質問に使用する写真は、「何を伝えたいか」「伝えるべきこと」を視覚的に表現することが目的。原則に捕らわれすぎて本来の目的が果たせないと、本末転倒になる。
  • 県外視察で研修した「読者参加型の企画」を、今後具体的に検討する。
  • 請願・意見書の紙面は、請願数や討論の多少に関わらず、1ページ内に収めることが前提となっている。結果的に請願の要旨と採択の可否だけの報告になる。請願について、どのような議論や討論がなされたのかを読者に伝える事ができない。ページ数の拡充が必要ではないか。
  • 議案の結果だけでなく、議会でどのような議論がなされたのかを知らせるため、質疑を中心とした記事を心がける。

長与町新図書館の建設場所は、住民と話し合いせよ

2014年12月15日 | 長与町議会
今年の3月議会、町長は施政方針で、榎の鼻団地内に新図書館を建設したい意向を表明しました。
一方、議会主催の議会報告会で住民からは、「榎の鼻は高台であり公共施設に適さない」「行き難い」などの意見が出されていました。

長与町議会12月定例会に住民団体から、新図書館を現在地で再検討してほしいとの趣旨の請願が出されました。
今日15日の本会議で採決がとられ、請願は賛成少数で不採択となりました。
しかし、賛成議員、反対議員双方の討論で「町長は住民に対し説明不足。説明会を開くべき」との意見が出されました。
町長は閉会にあたる挨拶の中で、「説明不足の面があった、真摯に対応したい」と述べ、事実上説明会を開く意向を表明しました。
(年明けにも議会に説明し、その後住民へ説明する機会を設ける流れになりそうです)

私は今回の請願に賛成し、以下の討論を行いましたのでご報告します。(動画と本分を掲載します)

新図書館請願討論2014年12月15日


本町の図書館は老朽化がはげしく、元々役場であった建物を利用しているため、蔵書数が限定されるなど、様々な問題を抱えたまま存在しています。さらに昨今、公共施設の耐震性の問題も課題となっています。図書館のあり方についての認識も日々進化発展しています。

こうした現状の中、既存の図書館を、このまま使用し続ける事は、問題が多いと考えます。この間、行政当局も、議会も、図書館のあり方について議論をしている最中です。
町長は3月、コンパクトシティ構想推進委員会が絞った二箇所の候補地のうち、榎の鼻公益用地に建設したいとの意向を示しました。

一方、議会が開催した議会報告会では、図書館を榎の鼻に建設する事に疑問を呈する意見が相次ぎ出されています。

こうした事もあり、 党の議員団で数年ごとに実施している町民アンケートでも、図書館建設について設問を設けました。それへの回答でも、やはり意見は賛否が分かれています。

町議会の一般質問でも、榎の鼻への建設に反対の議員も、賛成の議員も、住民に対する丁寧な説明が必要であると発言しています。また、少なくない議員が、行政が今何を議論し、どのように進捗しているかの情報がすくないと発言しています。議員への情報提供でさえそのような現状ですから、住民への情報提供はなおさらです。

町長就任前の公開討論会の際、町長が示した重点施策では「町行政の情報を公開し、町民の話を聞きガラス張りの町政を行います」としています。
今回の請願は、「現在位置での新図書館を再検討すること」を町長に求める内容となっています。

住民の中でも、議会でも意見が分かれているのであれば、まずは住民説明会をひらき、場所ごとのメリットとデメリット、長与町にふさわしい図書館のあり方など、もっと丁寧に説明し意見交換をする必要があるのではないでしょうか。

図書館を高台に建設した場合、車椅子を利用している町民が公平に利用できるのか、知る権利をどのように保障するのかなど、平地と高台とでの比較検討など、利用する住民の立場からの大事な問題が積み残しのままなのではないでしょうか。以上の理由から、本請願に賛成いたします。

長与町議会12月議会一般質問でのやりとりの概要を報告します

2014年12月07日 | 長与町議会


(2014年12月7日23時25分 若干詳細に改定)
堤 長与小学校のグランドが整備されると、児童が校舎とグランド間の車道を往来する度に安全確認が必要だ。「子どもの安全」の観点から考えると極めて不正常。安全はすべてに優先する。車道の一部を閉鎖し安全に往来できる環境を作るべきではないか。

教育長 この道路をなんとかできないか検討してきたが、生活道路であり難しい。

堤 閉鎖し迂回することになっても1~2分程度である。政治決断できないか。

町長 安全第一だが、閉鎖は困ると言う住民もいる。

堤 長与ニュータウンなどでは高齢化が進み、街路樹の落ち葉処理に頭を痛めている。シルバー人材センターに清掃の一部を委託し高齢者雇用と住民負担の軽減を提案する。

町長 地域住民の協力に感謝している。提案も参考にしながら検討したい。

堤  イチョウの枝を切りすぎ電柱のようになっていると批判が出ている。改善が必要ではないか。

管理課長 毛虫が多いということが原因である。今後は枝の形を整える考えである。

堤 イチョウにつく毛虫は毒のない種類である。今後は樹形を守ると理解してよいか。

課長 イチョウ並木が綺麗になるような剪定をする。

堤 樹形を保ちながら葉を少なくする剪定法があるが検討できないか。

課長 そのような対応をしていく。

堤 ニュータウン東区自治会で落ち葉対策のアンケートをとったが、3件に1件が「なんとかしてほしい」と回答、町に清掃を頼んでほしいとの回答も一番多かった。活動の場を増やしてほしいとシルバー人材センターから要請があっているのではないか。

町長 要請はきている。

堤 樹木を守り、黄葉を楽しみ、清掃は住民と行政が協力する。これが幸福度を高める町づくりではないか。

建設部長 清掃の回数や方法を工夫する。

堤 今後町も複式簿記に基づく財務書類を作成する。企業との活動目的の違い、数字の活用方法など、町としての基本的な考え方を持つ必要があるのではないか。

町長 コスト、資産、債務を把握しやすくなるので活用していきたい。

堤 民間は利潤追求。官は福祉や教育、安全であり目的が違う。以前、埼玉県ふじみ野市の市営プールで小学生女児が死亡した背景に、コスト削減のための安易な民間委託があった。安易なコスト削減は、安全や福祉の増進に悪影響が出ると心配するがどうか。

総務部理事 費用対効果が悪いから即廃止にはならない。

平成26年第4回定例会(H26.12.5)堤理志議員一般質問

2014年12月05日 | 写真
平成26年第4回定例会(H26.12.5)堤理志議員一般質問


1. 長与小学校児童の安全について
 長与小学校校舎が建てかわり、以前の老朽校舎と比較して、授業環境は大きく改善しています。しかし新校舎前のグランドは狭隘で、休み時間の児童が遊ぶ様子をみると、ひしめき合っている状況にあります。今後、旧校舎跡地にグランドが整備されると、この状況も改善されることと思います。
 以前から長与小学校は、校舎とグランドの間を町道が通り、児童がそこを往来する都度、自動車との接触事故を避けるための安全確認が必要でした。今後、グランドが整備されると、また以前と同じように、児童の安全上の心配が出てきます。
 私たち大人は、この光景を見慣れてしまっていますが、「教育環境」「子どもたちの安全」という観点から考えると、極めて不正常ではないでしょうか。
 「安全はすべてに優先する」という言葉があります。町の宝である子どもたちの安全は、何よりも優先されなければなりません。そこで、グランドが新しく整備される今回を契機とし、図書館と旧校舎跡地の境界地点から、役場庁舎までの間の車道を閉鎖(町道路線の廃止)し、児童が校舎とグランドを普通に行き来できる、当たり前の安全環境を作る政治決断を提案します。町長の見解をうかがいます。

2. 住宅団地の落葉樹対策について
 住宅団地内の道路にある街路樹は、視覚的に車道を認識する役割や、美しい住宅環境、景観を形成するなどの役割があります。街路樹の中にはイチョウなどの落葉樹があり、美しく黄葉したのちに、歩道を黄色く染め、季節の移ろいを感じる風情となります。
 しかし、長与ニュータウンなどでは、高齢化が進み、住民は落ち葉の処理に頭を痛めています。その大きな要因は、住民の高齢化による自助努力の限界に加え、イチョウの落葉が非常に長期にわたることにあると考えます。
 そこで、受注の拡大と高齢者の生きがいづくりを推進しているシルバー人材センターに対し、落ち葉の清掃活動の一部を委託し、同センターの就労支援と、住民負担の軽減をはかる事を提案します。町長の見解をうかがいます。

3. 地方公会計の取り組みについて
 今後、地方自治体は公会計について、複式簿記に基づく財務書類を作成、公表する事となります。複式簿記は元来、利潤を追求する団体が、発生主義により経営状況を数値化し把握するものです。これを地方公共団体に取り入れる際には、活動目的の違い、数字をどのように活用するのか、公表のあり方など、長与町としての基本的な考え方を持ち、それに基づいて職員が対応する必要があると考えます。
町として、公会計に取り組む際の考え方、留意点など基本的な考え方を伺います。