長与町議 堤さとしのウェブログ

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長与町議会の委員会研修で、岐阜・滋賀・大阪へ

2012年10月22日 | 長与町議会

所属する文教厚生常任委員会の議会出張(行政調査)が、明日23日から25日までの日程で予定されています。

調査地と調査項目は以下のとおりです。

1.岐阜県加茂郡白川町 タブレット端末を利用した独居世帯の見守りサービスについて(導入の経緯~利用状況全般)(※白川町は世界遺産の「白川村」とは別の自治体です)

2.滋賀県東近江市 八日市図書館・能登川図書館(図書館建設・コンセプト・運営状況)

3.大阪府寝屋川町 介護支援ボランティアポイント制度(実施状況・効果・メリット・デメリット等)

議会改革特別委員会報告

2012年10月19日 | 長与町議会


長与町議会の議会改革等調査特別委員会(議会改革特別委)は、議員定数問題が一応の決着がつき、本来の議会改革へと動き出しました。

議会基本条例・議員倫理条例の策定の是非を各議員が意見表明を行いました。
議会基本条例を作るかどうかについて、議長を除く18名のうち、16名が賛成、1名が反対、もう1名が「内容が問題であり賛成でも反対でもない」との主張。賛成多数で基本条例を作る方向で動き出しました。

議員倫理条例については、議長を除く18名のうち、17名が賛成、1名が反対。こちらも賛成多数で条例案の策定にむけすすめていく事になりました。

議会基本条例、倫理条例とも、起草小委員会を作り、いわゆる「たたき台」を作る事務作業を行います。1月半ばを目標に原案を作る事になりました。
私は基本条例の起草小委員会に加わる事になりました。

議会基本条例の起草小委員会(喜々津(委員長)、河野(副)、饗庭、金子、堤)【敬称略】
議員倫理条例の起草小委員会(西田(委員長)、安藤、佐藤、西岡、分部)【敬称略】

長与町議の定数削減議案(条例改正)に対する討論

2012年10月17日 | 長与町議会
昨日の長与町議会臨時議会(議員定数削減議案)での、私の反対討論を掲載いたします。


私は、議案議案第52号 長与町議会議員定数条例の改正について、反対の立場から討論を行います。

定数削減の条例改正を直接請求なされた団体の「請求の要旨」を拝読いたしました。平成23年4月の長与町議選が無投票に終わり、本来、候補者の公約や理念で判断すべき選挙権が行使できなかった事。また、新聞報道によると、立候補の締めきり時間直前に、社会勉強の一貫として息子を立候補させる動きがあった事などが報じられましたが、こうした由々しき事態を憂慮しての定数削減の要請だと推察いたします。

私は、インターネット上にホームページやブログを開設して、議会の様子や町の情報を発信してきました。無投票が決まった直後の4月20日に、「釈然とない無投票」と題して立候補締めきり間際の駆け込み、その後の立候補辞退の動きを紹介した上で、以下のように記載しました。

各候補者は町づくりの意欲を示し、有権者から選挙の洗礼を受けるために立候補を準備し、全力で選挙を戦うものなのに、「選挙になるなら立候補を取りやめる」という考えは "本末転倒" で、議会制民主主義や、議会の尊厳をあやうくする行為です。なんとも釈然としない空気・感覚で後味の悪い選挙であった


・・・と結びました。

そういう点では、今回の定数削減の請求団体の思いとなんら変わらない共通の意識が根底にあります。

しかし、請求団体の請求要旨では、少数精鋭の観点に立ち、町民の気持ちを率直に汲み取った議員で、議会運営の効率化と経費節減を図る必要がある・・・との理由で定数削減を行うべきという点においては、私は慎重に検討すべき問題をはらんでいると思います。

たしかに、議員が少なくなると、一般質問に登壇する議員も減ります。少ない日数で終わり、住民の暮らしや健康、町の活性化を議論する委員会での発言者も少なくなり、会期も短い日数で済みます。こうした効率化ができるかもしれません。経費を節減できるかもしれません。

そのような効率化や経費節減は、本当に議会のあるべき姿なのでしょうか。

議会は行政運営が住民の立場に立って行われているのか、無駄や違法性はないかを複数の目線、様々な理念や立場からチェックするために一定の議員数による議会が設置されています。

この議案が上程される直前、議案の文言上の不備が見つかり、急きょ対処しましたが、この不備に気づき、行政による早急な対処を要求したのは、議長や議会運営委員会の一致した意見でした。つまりチェック機能を行使したのは行政側ではなく議会側でした。

議案の実質的な審査をおこなっている各常任委員会は、議案や資料の文言だけでなく、行政運営のあり方についても、このようなチェックを数多く行ってきましたが、こうしたチェックする力が弱まる事。大きな声だけでなく、少数意見や小さい声を拾い上げ行政に訴える力がどうなるのかという疑問があったからこそ、特別委員会で定数について簡単に結論が出せなかったのが事実だと思います。

私は、特別委員会の中で態度表明の文書にも記載しましたが、定数削減が、無投票を阻止する特効薬になりえないのではないかという疑念を最後まで払拭できません。
定数削減によって、当選に必要な得票のハードルを高くすることで、新しく立候補にチェレンジしたい方が増えるのか減ってしまうのか。あるいは、地縁・血縁が強い方や、組織票を持つ方が相対的に多く当選する事になり、それが長与町民の民意を反映する議会の姿としてどうなのかという疑問を持ちます。

議会にたいする批判が強まる中で、全国の議会が動きだしています。地方議会の議会改革です。議会改革は議員の定数削減という方向ではなく、住民からの批判を真摯に受けとめ、議会の古い慣習や惰性を改革する事と、住民との信頼関係を築くための様々な改革です。

議会改革の結果を町民に見ていただけるような情報公開をしながら、議会や町づくりに対する住民の信頼を得て、一人でも多くの町民に関心を持ってもらい、自分も立候補して町づくりに参加したいと思えるような議会改革によって、議会と議員のモラルや資質の向上につながり、本質的な問題解決の方法であると思いますし、これから議会がめざすべき方向だと確信しています。

以上、私の立場を表明する討論といたします。

ぎふ清流大会を視察

2012年10月15日 | 長与町議会

岐阜県で行われた清流国体に続いて行われた障がい者の大会「ぎふ清流大会」の視察に参加してきました。(10月12~14日)

これは2014年に行われる「長崎がんばらんば国体・がんばらんば大会」の長与町実行委員会のメンバー(参事・議運委員長)として参加したものです。

視察先は、本巣市(フットベースボール)と揖斐川〈いびがわ〉町(グランドソフトボール)

「現地の議会関係の取り組みを現地で聞きたい」と町の国体事務局長へお願いしていたところ、大会の成功にご尽力された本巣市の議員さんと会談することができました。とても有意義な話を聞けたので、視察報告の中にも記載したいと思います。

今後、視察報告書を作成しますが、要請されている報告事項は・・・

1,会場地市町の歓迎状況・競技会場内外でのおもてなし状況

2,大会(競技)役員・補助員・ボランティアの状況等

3,競技場の施設・運営状況等

4,会場関係施設運営状況(売店・駐車場・休憩所・ゴミ集積所他)

5,その他

となっています。

長与町議会臨時議会にむけた議運開会

2012年10月09日 | 長与町議会
(長崎の一コマスナップ)

長与町議会議員の定数削減をもとめる住民グループから、定数削減の直接請求が町長へ提出・受理された事を受け、今日、長与町議会議会は運営委員会を開き、定数削減の議案を審議するための臨時議会を、今月の15日、16日の二日間開く会期計画案を決定しました。

また、議長から議会運営委員会に諮問されていた項目のうち、開かれた議会に関する事(議会放映・住民懇談会等)についても議論がなされ、議会としてfacebookを開設するかどうかも併せて議論を深めて行く事になりました。

議会放映・住民懇談会・facebookいずれも、次回議論を深めていき、11月末までには、議運としての一定の結論、方向性を導きだし、議長に答申するようになる予定です。