長与町議 堤さとしのウェブログ

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補正予算、紆余曲折の理由は…

2012年09月13日 | 長与町議会

初日に上程した補正予算を撤回し、再提出された補正予算は、情報インフラ整備に関する部分の一部を削除したものになります。

削除したのは、情報インフラ整備二本柱(地デジ利用・無線LAN利用)のうち、地デジの部分。地デジの空白電波帯域(ホワイトスペース)を利用するための免許取得・実証実験を行うための予算の部分です。電波帯域の獲得は「早い者勝ち(先願主義)」だそうです。

本会議での提案理由説明の後、複数の議員から出された質問では、「全体的な予算がどれくらいになるのか」「住民のニーズはあるのか、ニーズ調査は行わないのか」など、必要性と全体予算額の不透明さを指摘する意見が出されました。さらに質疑を通して、実証実験が成功しない場合もありうる事や、既存のケーブルテレビ利用者へ同一の情報提供が可能かについて未確定であることなどが明らかになりました。

不透明な点が多く、もっと時間をかけて十分な研究を行ってから予算化すべきではないかという思いが強まってきました。

こうした事から、委員会では一部委員が修正動議を準備する動きがおきるなど、委員会や本会議で可決されるかは不透明な状態になったことから、緊急に補正予算撤回となったようです。(有志議員か委員会で修正し可決したほうが良かったのですが)
なお、行政当局は削除した部分については、今後も調査・研究を続けるといいます。

私個人は、情報化社会が進展する時代にあって、町の情報提供を地デジを利用して行うという新しい手段は、注目に値すると思います。パソコンや情報端末の利用は苦手という高齢者でも、テレビなら利用できるという人もいます。テレビで地元商店街のお買い得情報、今月の町のイベント情報など・・・。

一方、どれだけの全体予算がかかり、その税金を投入する事に、住民の合意と理解が得られるのかという疑問や、住民ニーズを掴む事も必要だと思います。

再提出の補正予算は開会中の総務委員会で審査・採決され、24日の本会議で採決されます。

補正予算撤回、再提出

2012年09月13日 | 長与町議会


今朝の議会運営委員会。上程されていた補正予算を町長から撤回のしたいとの申し出がありました。
議員各位から異議が出ていたエリア放送・免許取得・実証試験の部分の予算を削除して、補正予算を出し直す事になりした。
該当部分は今後さらに調査研究していきたいとの事でした。