ツルノリヒロの生活と推理

アーティスト、ツルノリヒロの気ままな発信基地。

「話の話」

2011-12-04 23:15:05 | 映画

「話の話」を初めて見たのは、吉祥寺のバウスシアターだった。

今もある西友の前に、元々は「ムサシノ映画劇場」(小さな頃、親に連れられて何度か行った覚えがある)

としてあった映画館が改装されて、今のミニシアターの走りとして出来た映画館。

バウスシアターとジャヴ50と言う、2つのスクリーンがあった。

(今は3館に増え、バウスシアターの1.2.3と言う呼び名になっていて、ジャヴ50は今のバウスシアター2となっているらしい)


バウスシアターもジャヴ50も、こだわった作品を上映していて、ずいぶんと通った。

「話の話」はバウスシアターの方で上映され、あまりの衝撃で、そんなに長くない上映期間中、3度も見に行った。

二十代の中頃のことだ。


僕にとって、アートアニメーションの洗礼は、この作品と言って良いだろう、

それ以来、数多くのアートアニメーションを見、自分の感性に、とてもたくさんの影響を受けている。


もともと映像から受けるものが多く、それは一度行った場所は忘れない、とか、

行った場所の周りの風景も、見たことがなくても、その一環として認識できる、というような事に繋がっているようだ。

(初めて行った場所で、この道を行くと、どこどこに出るのでは、という、土地勘のような感覚、鳥の帰巣本能に近いか・・)


昔、カウアイ島をバスで廻った時に、ある海岸で、突然ミュージカル映画の「南太平洋」のシーンをを思い出し、

帰ってから調べたら、まさにその海岸で「南太平洋」のロケを行っていたことがわかったこともある。


この一種特技は、「ふきのとう」のサポートをしていた時代、

ある日の夜、「ふきのとう」のリーダー山木さんから電話があり、

今、「ふきのとう」の二人で松本に来ているのだけれど、

一年前のコンサートの時に行ったお店に行きたいのだが、分からないか? と問われ、

電話で、一度行っただけの店を、その時二人がいると言う駅前から、説明をして無事ナビゲートしたことで、

当時コンサートのMCネタに使われ、知られるようになった。

その時は、なんと記憶力の良い! と言う風に言われたのだが、記憶力と言うか・・、その場所の風景を

映像として、それも細かい所ではなく、全体を漠然と覚えていると言うことで、

間違っても頭が良いと言う方向には行かないなあ・・


写真は太平洋を横断し、たどり着いたカウアイ島。



まさに南太平洋!





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2 コメント

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初めまして。 (すっぴん)
2011-12-06 23:06:33
初めてコメントします。
ツルさんブログ、いつも楽しく拝見しています。

今回、吉祥寺バウスシアターの事を書かれているのを見て、とても懐かしく、私も遠い昔の記憶を辿ってみました…。(笑)
私が見たのは、ジャニス・ジョプリンのドキュメント映画で、凄く衝撃を受けた事を記憶しています。
後に、ベット・ミドラー主演で「ローズ」という映画にもなりました。

初コメなのに、こんな事をお尋ねしていいのかどうか迷ったんですが…。
ツルさんのアルバム
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CDショップに問合せても、なかなか回答が来なくて、待っていたらもぅ師走…。

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返信する
出来るです! (ツル)
2011-12-07 02:16:01
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