ツルノリヒロの生活と推理

アーティスト、ツルノリヒロの気ままな発信基地。

ドイツへ の3

2013-05-18 20:34:59 | 今日一日

バクダードを過ぎると、山岳地帯に入ってくる。

巨大な生物の背骨の、化石のような山並みが続く。

地球の荒々しい素顔を見るような気がして、目が離せなかったのだが、

 残念ながら、この後シリアからトルコにかけて、雲に覆われ、地上が見えなくなってしまった・・

成田を出て既に18時間。

 

睡魔に襲われる・・

 

次に視界が開けたのは既にトルコの西、イスタンブルを過ぎたあたり。

北側に黒海が広がる。

そしてブルガリアへ。

レオン・スピリアールトの絵のような海岸線が美しい・・

 

中東からヨーロッパへの変化は劇的だった。

美しい田園地帯が眼下に広がる。

しかし、ここからまた雲に覆われて、地上が見えなくなる・・・

 

次に地上が見えたのは、既にドイツに入ってからだった。

 

そして、フランクフルトが見えて来た。

ここまでで、22時間の旅である。

 

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ドイツへ の2

2013-05-18 17:36:32 | 今日一日

 

 

ドバイを飛び立ちペルシャ湾を抜けクウェート上空へ。

手前がクウェート領、フビヤン島。川の向こう側はイラク!

イラク側に、かすかに、細くくねって見える川が、チグリス・ユーフラテス川!

以前、地図を見るのが好きだと書いたことがある。

未知なる場所の、見たことの無い風景への畏怖や不思議感や、あこがれを、地図の上から感じることができるからだ。

今でも時々旅をして、空から眺める地上が、地図とシンクロし、とっても不思議な風景に見える、と言う夢を見る。

地球上にあり得ない風景がそこには広がっているのだが、夢でなくとも、こうして世界を上から眺めると、

まさにそんなとても不思議な風景を、目の当たりにすることができる場所がたくさんある。

このクウェートからイラク上空も、そんな場所だった。

地面の色や川の色、自然が描いた不思議な模様・・

目が離せなかった・・

血管のように地をはう水脈。

チグリス・ユーフラテス川流域。

チグリス川をたどってゆくと

やがて、バクダードが見えてくる!

楽しい。

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ドイツへ

2013-05-18 16:08:38 | 今日一日

 

現在朝6時半、日本時間では朝11時半。

トランジットでドバイに居る。

ドイツはフランクフルト近くのマンハイムと言う場所で、ドイツ体操祭があり、

そこでゲストとして演奏できる事となり、向かっているのだ。

直行便ではなく、ドバイでのトランジット便だったから、時間がかかるのは覚悟していたが、

まず成田からドバイまで11時間、ドバイで4時間のトランジット、再び飛行機でフランクフルトまで7時間、

計22時間の行程…フランクフルトからバスでマンハイムまでの時間を足すと24時間だ。

ドバイの空港は巨大だ。

このターミナルはレミネーツ航空の専用ターミナル。

しかもAからDまで別れていて、各ターミナル間は電車やバスで移動しなければならないほど離れている。

 

エレベーターもでかい・・・しかも二台横に連結されている。

電車の中。

近未来都市のSF映画のよう。

到着口からは20分近くかかり次の出発ロビーへ。

屋内に池があり、鳥が飛んでいた。

UAEは、それほど厳しくはないらしいが、お酒はタブーだ。

このターミナル内でも、唯一このお店にしかアルコールは置いていなかった。

「4時間もあるしねえ」などと自分に言い訳をしながらビールを飲もうとしたが、値段を見てビックリ。

360ml一缶10USドル・・つまり千円以上する・・

「どうする」「どうしよう・・」さんざん悩んだあげく、

「まだ3時間以上あるしねえ」と今度はみんなで言い訳をしながら結局飲むことに。

ドルは持っていなかったから、ユーロで払おうとして換算してみたら7.6ユーロ。

店員のおばちゃんにユーロで払うと言ったら、一缶9ユーロと言われる・・

ぼったくりだ! 1200円以上・・

でも、一人2杯も飲んでしまった・・

 

これが一杯1200円のビール・・・ 缶をグラスに移しただけ・・

 

そんなこんな時間を経て、再び機上の人となる。

ここから7時間・・

コメント (10)
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