阪急武庫之荘駅の北側にあるギャラリーのオーナーから、繕いの依頼がありました。
受け渡しが面倒なので、複数作品でとお願いしていたので、久しぶりの依頼でなんと5点も。
しかも、いつもそうですが、金の丸粉を使ってとの依頼です。
手間と金額、相当なものになりそうですね。


簡単なものからスタートです。




生漆を使う本格的な繕いは、とても大変なので、ベースの修復は2液混合のエポキシの接着剤です。




2点目はこんな皿ですが、表側には亀裂が見えません。
裏側を熱して、接着剤を浸透させます。


そして、次は1か所欠けた部分のあるカップの修復です。


だんだん厄介な品物に。
取っ手がたくさんに壊れていますが、幸い部品は揃っています。


テープで固定しながら作業を進めます。


こんな形で。ずれが生じないように気を付けて。


そして、一番厄介な品物です。
いいお皿ですね。


接着を終えて、こんな形で固定です。


5点の手入れを終えて、接着剤が固まるまで1日置きます。


続きます。
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