5月中旬から始まった「武庫之荘美術の会展」、その「ギャラリーR」のオーナーから金繕いを依頼されていました。
会展が始まるまででいいので、急がずに作業を進めました。
こんな風に欠けていました。
磁器ですので、アラルダイトと小麦粉を使ってベースの修復です。

ベースができた後は黒艶漆を塗って。

そして、丸粉の金粉(3号)をしっかりと蒔いて。

ムロの中で漆を乾燥させた後、生漆とテレピンを使っての粉固めの工程です。

粉固めの漆も乾燥して、鯛の牙で磨いて終了です。
繕った箇所をベース作りの時などに水ペーパーでも磨いたので、周りの上絵が少し消えてしまいましたね。
難しいところですね。

それで、繕い箇所の面が大きいので単純になってしまいますので、もう一工程チャレンジしてみました。
今度は「新うるし」の本透明漆を使って、消えた上絵の部分にも面相筆で漆を入れて。

そして、消粉の金粉を蒔いて。

繕いの箇所の周りにも金の模様が入りました。
さあ、どうでしょうか。
初めての試みですが、いいですね。

アップで。
会展が始まるまででいいので、急がずに作業を進めました。
こんな風に欠けていました。
磁器ですので、アラルダイトと小麦粉を使ってベースの修復です。

ベースができた後は黒艶漆を塗って。

そして、丸粉の金粉(3号)をしっかりと蒔いて。

ムロの中で漆を乾燥させた後、生漆とテレピンを使っての粉固めの工程です。

粉固めの漆も乾燥して、鯛の牙で磨いて終了です。
繕った箇所をベース作りの時などに水ペーパーでも磨いたので、周りの上絵が少し消えてしまいましたね。
難しいところですね。

それで、繕い箇所の面が大きいので単純になってしまいますので、もう一工程チャレンジしてみました。
今度は「新うるし」の本透明漆を使って、消えた上絵の部分にも面相筆で漆を入れて。

そして、消粉の金粉を蒔いて。

繕いの箇所の周りにも金の模様が入りました。
さあ、どうでしょうか。
初めての試みですが、いいですね。

アップで。

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